【おすすめ台湾音楽新譜】Triple Deer -《夜空 Yozora》を徹底解説!

偶爾我還是會抬頭

 (時々頭上を見上げると)

看曾經映著我們笑容的夜空。

 (かつて私たちの笑顔を包んでいた夜空が目に映ります)
但就算重來一次,
 (でもまた夜が来ても)
我還是沒得選擇。

 (私にはもう、あの頃に戻るという選択はできないのです)

 

    -Triple Deer 《夜空 Yozora》の説明文より抜粋。(超意訳の翻訳、ぐーちゃん)-

 

おはようございます、ぐーちゃんです♪

今日は、先週に引き続き、おすすめ台湾音楽の新譜を紹介したいと思います!

インストバンド「Triple Deer」の楽曲より、別れをテーマにした楽曲、「夜空」を紹介します(*´▽`*)

 

本日のおすすめ曲:Triple Deer-夜空 Yozora

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Triple Deerはギターの冠宇’(Guān yǔ)、永純(Yǒng chún)、ベースのMoto、キーボードの邵軒(Shào xuān)、そしてドラムの凡凡(Fánfán)で構成される5人組のインストロックのバンドです。

凡凡は草東沒有派對でも活躍中ですね。

 

 曲のタイトル”Yozora”について、Triple Deerさんにインタビューしました!

曲のタイトルについて、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが

サブタイトルが「夜空」の日本語読み、「Yozora」となっています。

 

でも、MVを見ても特に日本は関係ないようですし、どうしてだろう?と興味を持ちました。

 

そこで、FacebookでTriple Deerさんに直接メッセージをお送りしたところ

早速お返事を頂けました!(Triple Deerさん、ありがとうございます!非常感謝!)

とても素敵な情報なので、翻訳してシェアさせていただきますと

 

《夜空 Yozora》の曲のテーマは”別れ”です。

サブタイトルをアルファベットにしたのは理由があって、

日本語のよみがなももちろんそうですが、

この音を中国語に読み替えると「又走啦」(Yòu zǒu la)あるいは「要走啦」(Yào zǒu la)と読み替えることもできます。

 

又走啦あるいは要走啦を直訳すると

「出ていく」あるいは「行かなくちゃ」という、別れの意思を表す意味になりますね。

 

中国語の「夜空」  「又走啦」あるいは「要走啦」

↓          ↑            ↓

日本語読みの「Yozora」          日本語の意味:離れていく(離別)=曲のテーマ

 

というわけです。

 

なんという言葉の魔法・・・! 

ここまでタイトルにこだわりぬいているとは、想像もできませんでした!

教えてもらえて本当に嬉しい!

ますますこの曲が大好きになりましたね(*´▽`*)

 

曲の聴きどころ。

さてさて、もう、曲についてはめっちゃいい!としか言えなくて、語彙力が不足していて申し訳ないのですが(汗)

冒頭のシンセサイザーの電子音がまさに「夜空」を思わせるような静けさ。

そこから静けさを破るギター、ドラムの音がどんどん重なっていき、激しさやドキドキ成分が大量に添加されていきます。

 

最終的にはいったんシンセサイザー以外の音が消えて、静かな「夜空」モードに戻るのですが、一旦激しくなったあとの静寂って本当に切なさが全開で、もうとにかく冬の朝に聴きたくなること間違いなしです。

 

Triple Deerのほかの楽曲はどちらかというと暖色で、心があったかくなる系のインスト曲が多めだと思っていたのですが、

歌詞がなくても伝わってくる切なさ、静けさ、悲しみに私は心をやられました。

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MVの見どころ。

MVを見るとまず伝わってくるのが、二人の女性が思いおもいの姿で過ごしている一場面です。

この二人は、お友達なのかな?と思いきや、MVが展開していくと、深い関係であったことがうかがえます。(一つのアイスを取り合ったり、じゃれたり、頭を寄せ合ったり、とても楽しそう。)

そして、それがもう過去のものであることも。

スーツケースをもって一人で出ていく女性の姿から伺うことができます。

 

この二人の女性の佇まいがとても魅力的なのですが、

一番の見どころは3:40から4:20まで。

別れよう、と思った片方の女性が、一度はスーツケースを置いて、葛藤しているものの、最後にたどり着いたのは結局スーツケースの前。

「別れ」という選択だった・・・ということがわかります。

その、激しい心の葛藤の動きがキレッキレのバレエの振付を取り入れたコンテンポラリーダンスに表れており、それは視聴する側が泣きそうになるくらいの切実さです。

 

二人の間に何があったのかはわかりません。そして、台湾は日本と比べて、同性婚が認められるなど、同性カップルに寛容な社会です。

それでも、多少の偏見を乗り越えて、お互いの幸せを守りながら一緒にいたんじゃないかな?と思います。

そこで別れを選択するのがどれだけつらかったことでしょう。

このPVからはただ、別れるという強さ、決意。意思の純度だけが伝わってくるのです。

 

そんなわけで、何度も見返してしまいたくなるMVと、心を打たれる切なさを添加したいあなたに本当におすすめです!

 

私はこれからもTriple Deerさんの活動を応援します!

ぜひともご視聴くださいませ♪

 

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Triple Deerのfacebookより画像をお借りしました。