タピオカこぼれ話 その6♪ あなたは、海外のインディーズバンドを追いかけたことがありますか?

こんにちは!Tapioca Milk Recordsです♪

 

三連休初日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

この記事をお読みいただいている方は、何かしら音楽が好きな方が

多いのではないかなぁ…と思います。

 

そして、これは音楽好きあるあるエピソードなのですが、

日本国内でも地方にお住まいの方は、

大好きな音楽アーティストがせっかくツアー公演をやることになっても

お住いの都道府県をスルーされてしまい、

悲しい思いをしたこともあるのではないでしょうか。

 

もし、これが国規模でスルーされたらいかがでしょうか。

 

諦めますか?

会いに行きますか?

 

私はたくさんのラッキーが重なって、

会いに行くことができました!

 

今日は、とある国のインディーズバンドが

ワールドツアーで、日本をスルーしていってしまったので

自分から国境を越えて行った体験談をシェアさせていただきます♪

 

ぜひ、最後までお目通し下さい♪

 

タピオカこぼれ話、前回までのあらすじ

www.tapiocamilkrecords.jp

 

バセドウ病に罹った私は、療養期間中に出会ったとある女医さんの一言をキッカケに、またブログを書き始めた。

バセドウ病シリーズ地元の大好きなお店のこと中国語ができなくて大泣きした話。また、noteというサービスを使って、血液癌時代のことも書いた。

それは今思えば自分との対話だったんだと思う。

 

ブログをたくさん書くことで、だんだんと自分の本当の姿や、素直な望みが分かっていった。

 

 約1年前、私が一番見たかったもの、それは、大好きなバンドのライブであった。

 

タピオカこぼれ話 その6♪あなたは、海外のインディーズバンドを追いかけたことがありますか? 

f:id:guguco:20180128083752j:plain

 

「11月はアメリカ、
 12月は台湾と中国。1月は…中国巡回。香港の近くまで行くんだなぁ」
 
・・・え、ツアーリストに日本が無い。なんで?
アメリカに行くのに、日本に来てくれないって。
旅費も日本の方が安いに決まっているのに、どうしてなんだろう。
 
私が大好きなインディーズバンドで、
台湾の草東沒有派對というバンドがある。
 
現地のインディーズ界で大人気であるだけでなく、
日本での知名度も徐々に上がってきている。
もちろん、歌詞は中国語なのだが、皆が口を揃えて言うのが
「歌詞がわからなくてもカッコイイ」ということだ。
 
彼らの人気曲「山海」はインディーズバンドながらYoutubeの再生数は460万回を超えている。
 
私自身、1stアルバム「醜奴兒」は何百回と聴いた。今でも聴いている。
 
それなのにどうして日本に来てくれないんだろう。
言葉の壁なのだろうか?
 
本当にガッカリした気持ちになった。
 
台湾は親日国だ。
それは、データでも、エピソードでも、個人的な体験でもいくらでも語れる一般論だ。
ただ、音楽ビジネスの話となるともっとシビアで、ましてやインディーズである以上、
実際に収益が見込めなければ、ツアー先に日本を組み込まないのも当たり前の話なのだろう。
 
「言葉の壁なんて、収益が見込めれば問題ではない。
 草東沒有派對が日本に来てくれないのは、収益を見込めないからだ。」
 
でも、私には今更どうすることも出来なかった。
日本に来ない以上こちらから出向くしかない。
 
そう思い始めたタイミングで、
ツアー最終日として台北での公演が追加されたことが発表された。
 
さらに、このツアー後は、男性メンバーの兵役のため
活動が一時休止になることが発表されていた。
この機会を逃したらおそらく最低1年はライブが見れない。
そんなのは嫌で、到底無理な話だ。
 
私は、とにかく行動に出た。
 
草東のワールドツアー、「滔滔」は本当に人気が高く、台湾国内でも入手が厳しいと話題になっていた。
バンド名をもじって「草東沒有門票(草東のチケットが買えない)」と言われていたくらいだ。
 
このように、ライブチケットが取れるかどうかもわからなかったが、まずは飛行機とホテルを取った。
今思えばチケットを確保する前に飛行機を確保するなんて本当に無謀だと思う。
一番安いシートを買ったので、もし行けなくなった場合、ほとんど飛行機代金は返ってこない。
ライブチケットが取れなかったら計画は台無しだ。
 
でも、その時、私の頭には何のリスクなかった。
絶対行く。絶対ライブを見る。という強い決意しかなかった。
 
次に台湾在住の友人にチケットの手配をお願いした。
インターネットで知り合ったミオちゃんという友人で、当時一度も会ったことも無かった。
ネットで知り合った怪しい日本人のお願いに対して、
ミオちゃんは二つ返事で「いいよ~」と引き受けてくれた。
 
そしてチケットの発売日、ドキドキしながら連絡を待っていると、LINEが震えた。
「チケット取れたよ」との一言だった。
今だから言えるけれど、会社のトイレでこっそりスマホを見て、小さく叫んでしまったのだった。
 
晴れて、1月20日の朝、私は台北の松山空港にいた。
 

f:id:guguco:20170120102552j:plain

  
空港に着くと、まずは友人の黃くんが出迎えてくれた。 
黃くんとの出会いは2回目に台湾に行ったとき、道端で迷っている私をCDショップまで連れて行ってくれたことをキッカケに知り合った。

 

黃くんは台北で会社を経営していて、平日ではあったが、

仕事の都合をつけてライブ前に案内をしてくれるという。ありがたさすぎる。

 

まずは、有名店「杭州小籠湯包」でお昼ご飯を食べに行く。

平日のお昼にも関わらず観光客でいっぱいの店内、日本人観光客もとても多い。

f:id:guguco:20170120125255j:plain

 
できたてのアツアツで運ばれてくる小籠包を頂いた。

f:id:guguco:20170120122137j:plain

 

 他にも、茄子にピリ辛ソースのかかったおかずや、中華風のパンや蒸餃子など。

ランチだけで体重が2㎏増えたのかと思えるくらい満腹になった。

 

次に向かったのは東門にある「小虎咖啡」。

その名の通り、コーヒーショップである。

ご存知の方も多いと思うが、台湾では最近コーヒー人気も高く、

特に台北市内にはコーヒーショップがたくさんある。

 

その中でも小虎咖啡は笑顔の素敵な女性オーナーが経営していて、オーガニック豆を使用した優しい味のコーヒーが楽しめるのが特徴的だ。

店内にはちょっとしたベンチもあり、観光中の小休憩にもってこいである。

 f:id:guguco:20170120133751j:plain

 

オーナーとの会話の中で、草東沒有派對のライブを見に来たというと、

店員さんがYoutubeで店内BGMを草東沒有派對の曲に変えてくれる。

また、「コーヒー豆を買いたい」という無理なお願いも快く受け入れてくださったおかげで、実家へのお土産も確保できた。

 

まろやかな美味しさが日本人の口に合うコーヒーだと思う。また行きたいと思っている。

 

小虎 little tiger cafe - ホーム | Facebook

 

 

 

次に向かったのは、小虎咖啡付近のアイスクリーム屋さんだ。 

残念ながらお店の名前は失念してしまったのだけど、天井が高くてオシャレな雰囲気だったことを覚えている。

この日は 寒かったので、阿里山茶と一緒にアイスを頂く。

左がチョコ味、右側がはちみつとアールグレイ味。

日本人の私にとってみても甘さがちょうどよく、美味しい。

f:id:guguco:20170120142044j:plain

 

黃くんと東門の駅でお別れをすると、次の待ち合わせ場所に向かった。

 

チケットを取ってくれた友人、ミオちゃんと会うことになっているのだ。

この日ミオちゃんとは初対面。会ったこともない私のために草東のチケットを取るのを手伝ってくれた。

 

ミオちゃんの先輩がパティシェを務める「在欉紅」というカフェでお茶をする。

在欉紅はMRTの古亭駅から徒歩10分くらい、アクセスに便利だがちょっとした隠れ家的なカフェで、フランス式の繊細なスイーツを楽しめるカフェである。

また果物を使ったジャムも有名で、ローカルな雰囲気というよりは本物志向の方におすすめかもしれない。

f:id:guguco:20170120164038j:plain

f:id:guguco:20170120153530j:plain

 

 

 

素敵なお茶のひと時を楽しんだ後、セブンイレブンにてチケットを発券した。

f:id:guguco:20170120164457j:plain

 少々食べ過ぎた気がしないでもないが、いよいよ会場の時間となり、ライブ会場であるLegacy台北へ向かう。

このライブハウスは「華山1914文創園区」という総合芸術地区の一角にある有名なライブハウスである。

 

Legacyに到着すると、彼らのライブ定番の「草東街」の看板が迎えてくれた。

f:id:guguco:20170120171725j:plain

 開演30分前、ライブハウスに入場してぼんやりと時間を過ごす。

薄ぼんやりとした空間の中、当たり前だがローカルのファンで埋め尽くされている。

外国人はほとんどいないようだ。

私にとって人生でそういった状況はほとんど初めてで、すでに夢か現実かの区別がつかない。

 f:id:guguco:20170120211551j:plain

20:30開演。

自慢じゃないけど、2016年の夏から、私はずっと草東沒有排對を聴いていた。

まさかライブに来れるなんて思ってもいなかった。

 

ライブが始まった瞬間の高揚で頭がピリピリする感じと、

熱い空気と匂いを、一年以上経った今でも覚えている。

 

このライブでは、アルバム収録曲だけでなく、新曲もたくさん聴けた。

また幕間の映像もすごく凝っていて

音楽のすばらしさもさることながら、演出の良さも体験できた。

もちろん、演奏にも一切出し惜しみが無く、最初から最後まで全速力で駆け抜ける演奏を全力で受け止めてきた。

 

f:id:guguco:20170120203130j:plain

 

私はこのライブに行けたことが本当に嬉しかった。

一泊二日の旅行を通して、台湾のインディーズバンドは、日本に滅多に来てくれないことを肌で学んだ。

 

それは冷静に考えればわかる話だったかもしれない。

だけど、私は私だけの視点で、その事実を知った。

 

そしてもう一つ身に染みたのは、台湾の友人のあたたかさや過ごしやすさだった。

Legacyで出会った草東のファン友達は、1年以上経った今も連絡をくれて、音楽情報を交換している。

 

これからも草東を追いかけよう。その気持ちを胸に、私は帰国した。

f:id:guguco:20170121114405j:plain

(台北市内で、iPhoneに入れたアルバムを聴きながら歩いた貴重な思い出の一枚。)

 

次回、「タピオカこぼれ話 その7♪ やりたいことがあるのに、一歩も踏み出せなかった私へ。」へ続きます。

 

www.tapiocamilkrecords.jp

 

www.tapiocamilkrecords.jp