GLAYが好きならMaydayだけではなく麋先生もぜひ聴いてください!

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こんにちはータピレコです!

 

GLAYが好きだ。とくに高校生のころ、授業そっちのけで「SPECIAL THANKS」の歌詞をノートに書き写し、友達へプレゼントするくらい好きだった。写経かなにかだろうか。さすがの友達もとまどいを露わにしていた。

 

さて今回紹介するのはGLAYとも親交が深いMaydayのさらに関連レーベルのバンド麋先生 Mixer。とても良いバンドなので是非最後までお目通しいただきたい!

 

 

 

そもそもMaydayとは

 

近年台湾と日本の音楽交流が盛んなものとなってきた。とりわけメジャーシーンで代表的なアーティストといえば1997年結成の五月天 Maydayで満場一致するだろう。

 

MaydayとGLAYはかねてより親交が深く、コラボ楽曲を発表したり、またお互いのコンサートへゲスト出演するなどもしている。

 

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そしてMaydayと交流のある日本のアーティストはGLAYのみにとどまらない。たとえば2013年にはflumpoolとのコラボ楽曲「Belief~春を待つ君へ~」をリリースしているし、また2018年にはMayday主催の音楽フェス「超犀利趴9 SUPER SLIPPA」にPerfumeらが出演したりなども。

 

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この動画ずっと見ていられるわー。阿信Style…(筆者は重度のPerfumeオタクでもあります。)

 

もちろん国際交流という分野のみにとどまらず、バンド単体で見ても人気・動員力がずばぬけている。(私が説明するまでもないくらいだ)

 

公式発表によれば2017年のワールドツアー「LIFE」ではアジアだけで合計100万人を動員。そして2018年5月に行われた東京公演でも武道館2daysがsold outするなどのすばらしい人気ぶりだ。

 

日本人で「台湾のバンドが好き」な人に石をぶつけると、10回に9回はMaydayファンに当たるとも言われている(笑)

  

台湾メジャーシーン最強のMONSTERバンド(Maydayに限っては、この表現を使ってもいいと思う)それがMaydayである。

 

ぜひこれからもモンスターでいてほしい、しかしMaydayだけが超目立っている状況というのもいかがなのでしょう。ほかにも個性的なアーティストがたくさんいるのになぁとか思う次第。ダブルスタンダードで恐縮だけど、ほら、心はいつまでも乙女ですから。

 

とここまで700文字くらい使って前置きを語ったところで本題に入ろう。今回ご紹介するのは麋先生 Mixer。Maydayのレーベル「相信音楽」のさらに関連レーベル「相知国際 B'tween」への所属アーティストである。

 

台湾から生まれた邦×V系ロック寄りのサウンド、麋先生 Mixer

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Maydayを除いて台湾のチャート上位にランクインするアーティストといえば、やはり歌手系やアイドルグループなどが人気。2017年の台湾音楽のチャート統計を取って驚いた。チャートの上位メンバーがそろいもそろって失恋ソングや恋愛ソングを歌っているのだ。

  

その中でゴリゴリのバンドサウンド、まして邦楽に寄った音楽性や世界観のバンドなんてそう簡単に生まれるわけがないじゃぁないかっ!?

 

生まれるわけが……。

 

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(2015年発売のアルバム「沒名字的人類」よりM2,"上台")

 

わーーーーーーー!?全体から漂う邦ロック感、色気のある歌声、そして歌詞は中国語!とても、カッコイイ!(混乱)

 

さらには赤×黒を基調としたMVの配色や厚底靴、そしてピエロが出演したりなど、少し懐かしい世界観で楽しい。それゆえにロックバンド好きの血が騒ぐ。関連動画を漁る手が、と、止まらないっ……!

 

彼らの名は麋先生 Mixer。メンバーの平均年齢は約29才、2012年結成のバンドである。その音楽性は台湾国内でもかなり評価が高く、2014年には結成わずか2年ほどでGolden Melody Awardsの最優秀バンド賞を獲得した。

 

逆に日本の若い子たちにはどういう風に映るのかが気になる。ぜひ10代の感想も聞いてみたい。

 

麋先生 Mixerを日本の皆さんへおすすめする理由、それはとても聴きやすく、GLAYやラルクなどのメロディが良いロックをガッツリ通って、そして漁ってきた邦楽ロックへのリスナーさんにも親しみ深く、聴いていてかなりアガるからだ!

 

他にも興味深いMVがあるのでご紹介する。

 

台湾音楽マニア必見のMV「麋途」

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こちらは同アルバムより「麋途」。

このMVには今台湾のシーンで良い音楽性を披露するアーティストたちがゲスト出演し次々と演奏を披露するのでぜひチェックしていただきたい。

 

それにしてもだ。このMVが公開されたのは結成からわずか3年の2015年のことだ。まだ新人と言って良いアーティストのためにこれだけの顔ぶれが集まるなんて、なんか、ぐっとくるものがある。

 

出演アーティストは以下の通りだ。

(アーティスト名をクリックするとオススメ曲に飛びます)

 

嘴哥樂團:ロックバンド。ボーカルの声質に大注目。
TRASH:演奏が安定していてカッコイイと評判のライブバンド。
閃靈樂團-小黑:台湾を代表するブラックメタルバンドのギタリスト。
謝震廷:才能豊かなギター少年。
強辯樂團:1998年結成のロックバンド。2017年1月より活動休止中?(公式Facebookより)
宇宙人:Maydayと同じく相信音楽所属のポップファンクバンド。日本でもデビューし、台湾女子ナイトではミニライブを披露した。
HUSH:WEAVERと対バンした実績もある憂いを帯びたメロディメーカー。「怎麼開始的」のMVはハルカトミユキ「世界」などのMVも手掛ける藤井道人氏が監督をつとめる。
滅火器ー大正:台湾のパンクバンド代表格のメインボーカル。日本のHUSKING BEE磯部氏、MONOEYES細見氏とも親交が深い。
血肉果汁機:デスコア・ハードコアバンド。
大象體操-凱婷:マスロックバンドの女性ベーシスト。テクニックがスゴイぞ。
MP魔幻力量-凱開:MP魔幻力量のリーダーでありベーシスト。(現在バンドは解散している)
Mary See the Future​:台湾のブリティッシュロックバンド。代表曲「Cheer」。おすすめ。

 

ポップス、マスロック、メタル、ブリティッシュロックなど、ジャンルの境界も無くマニア的には無限リピートで楽しく見ていられる豪華さである。

 

そういえばGLAYもジャンルを飛び越えてEXILEとコラボしたり、太鼓の達人とのコラボレーションをも展開するなど年々活躍の幅を広げていることを思い出した。

 

最新MV「某某某 Someone」

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こちらは8月23日に公開されたばかりのMV「某某某 Someone」。

上記に挙げたMVと比べればよりC-ROCKぽさが増しているというか、よりゴージャスな仕上がりになっている。私はどちらかというと上台の方がバンド感があって好きだけど、みなさんはいかがだろうか?ぜひ聴き比べて楽しんでいただきたいっ!

 

まとめ

誤解をもって欲しくないけれど、決してMaydayが嫌いじゃないし好きな曲がいくつもある。これからも台湾エンタメシーンのトップを走り続けて欲しい(もちろん、働きすぎには気を付けて!)

  

だからこそ、台湾にはMayday以外にもたくさん良いアーティストがいることをぜひ知って欲しい。まずは麋先生 Mixerおすすめです。いかがでしょうか?

 

それでは、再見!

 

麋先生 Mixer Profile

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Member: 

聖皓 - Vocal
喆安 - A.Guitar
小B - E.Guitar
以諾 - Bass
逸凡 - Drums

 

2012年結成。前身バンド(ユニット)の「子安聖皓」より名前を変え、麋先生 Mixerとなる。2013年に7曲入りEP「馬戲團運動」、2015年にフルアルバム「沒名字的人類」をリリース(ともに喜國娛樂)。2016年に「野生」をリリース(相知國際)。

 

2016年には台湾のニュースサイト「網路溫度計」 の「十大必聽台灣獨立樂團」(台湾の必聴インディーズバンド10選)に滅火器、草東沒有派對らとともに選出された。

 

公式Facebook:https://www.facebook.com/MixerMiSir/

  

馬戲團運動 - EP

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  • 麋先生
  • マンドポップ
  • ¥900

 

沒名字的人類

沒名字的人類

  • 麋先生
  • マンドポップ
  • ¥1500

 

 

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