台湾最大級のフリー音楽雑誌「MAX MUSIC極限音楽誌」をチェック!

MAX MUSICアイキャッチ

(Written by 中村 めぐみ)


みなさんこんにちは、タピレコです。今回はフリー音楽マガジンとして台湾最大級の発行部数を誇る「MAX MUSIC 極限音楽誌」を紹介します!

 

※この記事の情報は、2019年4月9日時点での最新情報となりますことをご了承くださいませ!

 

MAX Music極限音楽誌とは?

MAX Musicは、台湾の「六手文化事業有限公司」が発行する台湾国内・国外のバンド・フェス・機材情報など音楽関連情報を紹介するFREEの音楽マガジンです。発行ペースは3ヵ月に一回の季刊誌スタイルで、現在3月・6月・9月・12月の年4回発行されています。

 

六手文化事業有限公司は、2017年に台湾の新北市で設立された出版社です。資本金は800,000NTD(日本円で約290万円/※1NTD=3.625JPYとした場合)。

 

しっかりとした会社が発行している音楽マガジンなんですね

 

公式情報によれば、MAX MUSICの総発行部数は音楽フリーマガジンとして台湾最大級の1万部。台湾の主要都市(台北市、台南市、高雄市)はもちろんのこと、地方都市などほぼ全地域で流通しています。(くわしくは後半でご紹介します!)

 

少数精鋭の編集部にて、台湾の音楽フェスWake Up Festival関係者など、多くの音楽関係者の協力のもと製作されているとのこと。

 

また、紙面の展開のみにとどまらず、WebサイトFacebookインスタグラムなど各種Webプラットフォーム・SNSも展開中です!

 

今回タピレコでは3月15日に発行された最新号を入手(ご提供ありがとうございます!)中身を熟読したところ、大変充実しており、しかも国際展開にも積極的。(タイ・日本のバンドも掲載されています!)

 

さらに、コラボレートサービスを利用すれば、広告を出稿することで、日本のバンドの宣伝や、台湾で行うイベントのプロモーションの場としての活用も可能とのこと。

 

こんな素敵な情報を、独り占めしていては超もったいなーーーーい!というわけで、日本の方にも内容をシェアしていきます!

 

それではどうぞ!

 

 

 

 

MAX Music(極限音楽誌)春季号の表紙は?

 MAX MUSIC表紙

(MAX MUSIC春季号 表紙)

 

2019年3月15日発行のMAX Music 極限音楽誌 春季号は、全体で28ページの構成。表紙・裏表紙には特に良質な用紙が使われています。一瞬「これフリーでいいんですか…?これ受け取っちゃったら、あとでコワイお兄さんが出てきて追いかけられたりしない…?」と、とまどうほどリッチな作りです。

 

※追いかけられたりしません。完全フリーです※

 

今回の表紙は、台湾のインディーズバンド「美秀集團」のメインボーカル狗柏さんです。 (表紙のみならず、特集ページもありました!)

 

www.youtube.com

それでは、特に印象的なページをくわしく見ていきましょう!

 

目次・クレジット

MAX MUSIC 目次


目次のページです。上半分が目次/下半分はMAX MUSICについての簡単な紹介、また編集体制のクレジットが記されています。

 

「日本には、少なくとも15の消費者向け音楽雑誌があり、中国・タイ・フィリピンにも音楽マガジンがあります。紙の音楽雑誌の勢力は弱いかもしれないけど、言うても”台湾は音楽雑誌なしにはやっていけないぜ!”そ・こ・で私たちは、ここを出発点として、海外の音楽雑誌のノウハウを参考に2018年よりMAX MUSICを発行します!」的なことが書かれています。(超意訳です)

 

「活動速報」…各地イベントの紹介

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こちらは、各地のイベント紹介のページです。
ちょうど3月23日・24日開催の台湾最大級の音楽フェス大港開唱 MegaPortFestivalが大きく取り上げられているほか、台中など地方都市の情報も掲載されています。

 

このページを見れば、どこでどんなイベントが行われるのか一目瞭然ですね!

 

バンド紹介(台湾国内・国外)

バンド紹介ページ 左

バンド紹介ページ 右



こちらはバンド紹介のページの一例です。今回は、MAFANA(台湾)/SOUNDWITCH(日本)/CROSSFAITH(日本)が掲載されています。

 

日本のバンドのコメントが中国語で掲載されているって、なんか不思議な感じ!

 

 

 

【注目!】海外インディバンドのインタビューも(タイ Gym and Swim)

 

Gym and Swim 左

Gym and Swim 右

 

MAX MUSICのおもしろいところは、「国際協力」をひとつのテーマとしてかかげていて、海外の情報も積極的に発信するスタンスです。こちらのページでは、日本でも知名度が高まりつつあるタイのインディーズバンド「Gym and Swim」のインタビューを見開き2ページで紹介しています。

 

Gym and Swimは私も好きなバンドのひとつです。台湾でもこんな風に受け入れられているんですね。カッコイイ!

 

見やすいレイアウトで国外のバンド紹介&タイ語講座も

タイのページ 左

タイのページ 右

また、次のページには「編集者が選ぶおすすめタイのバンド」というコーナーとともに「タイ語講座」などもあり、やはり国際色が豊かです。

 

中国語で書かれたタイのバンドの紹介。日本人が見たら普通は混乱しそうなものだけれど、レイアウトが見やすく配慮されているので、バンド名、おすすめアルバム、推薦コメントが一目瞭然ですね!タイ語教室もおもしろいです!

 

機材(楽器屋)の最新情報

器材紹介 左

器材紹介 右

こちらは、ミュージシャン・バンドマン向けのページでしょうか。楽器ショップイチオシの機材情報を紹介するページです。「どんな最新機材が入荷したのか」が一目瞭然です!

 

どこで入手できる?

MAX MUSIC 入手可能な場所

 

台湾国内をはじめとし、海外情報も充実した内容のMAX MUSIC極限音楽誌。流通しているのは都市部のみにとどまりません。

 

こちらののページによれば、台湾全土の誠品書店、また台湾各都市の楽器店・音楽教室などの音楽・カルチャー関係スポットで手に取ることができます。

 

発行部数は台湾最大級の10,000部、配布地域もほぼ全域にわたり、影響力のあるフリーマガジンと言えますね!

 

流行発信地の大都市にとどまらず、各地方都市でも入手できるところがとても良いと思いました!(当方、田舎出身です。) 

さてここからは、ご自分でも音楽活動をしていて、台湾市場向けに宣伝したいミュージシャン/イベンターの方向けに、「日本のバンドや台湾で行うイベントをMAX MUSICへ掲載したいんだけどどうしたら…?」という疑問にお答えしていきます。

 

 

 

日本のバンド・台湾で行うイベントをMAX MUSICで宣伝したい場合は?広告出稿問合せ先

MAX MUSIC極限音楽誌は、費用を払い広告を出稿することで記事掲載・宣伝のできる「ペイドメディア」の枠を設けています。

 

このサービスを利用することで、あなたのバンドや、音楽関係のイベント・ブランドを宣伝することも可能です。

 

掲載できるのは、文章・写真だけではありません。活動に関係したQRコードを掲載し、自バンドのWEBサイトや各種ストリーミングサービスへ誘導することもできます。もちろん、国籍・インディーズ、メジャーを問わず利用が可能です。

  

【料金】

ページの面積により広告料金が定められています。詳しくは、MAX MUSIC極限音楽誌の編集部までお問合せ下さいませ!

 

編集部連絡先:maxmusictw@gmail.com

 

【原稿の締め切りについて】


冒頭で紹介したように、本誌は季節ごとの発行です。次号(6月号)の広告相談締め切りは5月22日(水)、入稿の締め切りは5月31日(金)とのこと。「すごい、ギリギリまで待ってくれるんだな…」という印象を受けました!

 

充実した内容のMAX MUSIC極限音楽誌で宣伝をすることで、これまでよりも多くの台湾の方の目に留まる可能性がありますし、他のバンドと差別化も図れる可能性もありますね。

 

「台湾で宣伝したいけど、どうすれば良いのかわからない。一度相談してみたい!」という方は、まずはコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか?

 

編集部連絡先はコチラ→→maxmusictw@gmail.com

 

それでは、再見!


Special Thanks

取材協力・画像提供:ShoLar Wangさん(MAX MUSIC 極限音楽誌)

当記事の作成にあたり、MAX MUSIC 極限音楽誌編集部のShoLar Wangさんのご協力をいただきました。謝謝您的合作,ご協力ありがとうございました!