記事&Podcast配信中!:台湾三十ヵ所を巡ったトンコリ奏者Bie Suoさんに話を聞きました。

こんにちはー!中村です。

 

台湾三十ヵ所を巡って演奏活動を行い、ローカルのシーンにめちゃくちゃ入り込んで演奏活動を展開するトンコリ奏者Bie Suoさんにお話を聞きました!

 

 

その取材の様子を、Qeticさん向けの寄稿では長めの記事にPodcastではよりポップな切り口でコンテンツにしました~

ぜひお楽しみください!

 

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qetic.jp

 

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見どころエピソード

 

とにかくトピックが豊富な今回の取材、記事の文字数を数えたら7500文字くらいありました。なので見どころを私の目線で紹介しますね!

 

Point1.Bie Suoさんはバンドで豊富なキャリアを築いた後、トンコリ奏者に転向した。

 

まず、私がすごいと思ったのはここね!

 

ベーシストとして音楽活動をはじめたBie Suoは、1986年に結成したエスノポップバンド・ナムチェバザールがアコースティック編成となったことを機にタブラ奏者となり、多くのバンドを輩出した伝説的なテレビ番組『三宅裕司のいかすバンド天国』にも出演。1994年からは岡野弘幹が率いる「天空オーケストラ」のパーカッショニスト、タブラ、ディジュリドゥ奏者として、<フジロックフェスティバル>や<グラストンベリー・フェスティバル>に出演する等、国内外で活躍した。

 

なんかこれでもかという輝かしい音楽キャリアパンチですよね。で、もうちょっと知りたいと思って「ナムチェバザール」のWikipedia見たらコレ。

 

アコースティックを基本としてシタールやタブラなどのインド楽器と、リフを主体としたアコースティックギター、ブルース・フィーリングのボーカルという珍しい取り合わせに電飾などをつけたガスマスクを被り、その様相はさながらスター・ウォーズのクリーチャーたちの酒場でのライブであった。バンド・ブームの真っ最中、ビジュアル系やヘヴィメタル、パンクバンドなどとも数多く対バンで演奏し、負けず劣らずの過激なパーフォーマンスはジャンルを超えて一目置かれた。

出典:Wikipedia「ナムチェバザール(バンド)」

 

破天荒な情報の洪水ですよね。実は取材後にこのWikipediaを読んで、なんかすごいヤバイご経験をお持ちの方に普通に取材してしまった…ヤバ…と思いながら編集していました。当時のライブ見てみたかったよね…(当時私は2歳ぐらいなのだが)

 

Point2.初見でトンコリを弾いてと言われ、しかも弾いてしまう。

 

そんなBie Suoさんがなぜトンコリ奏者になったのか、記事の方では詳しく書いてるんですけど、ざっくり言うと「トンコリ弾いてって言われてって弾いてみたらしっくりきたから」。

 

「チューニングはどうすればいいですか?」と聞いたら、「そんなの適当でいいんですよ」と。なので、収録する歌を聞かせてもらいながら、自分で色々考えてチューニングして録音したのがきっかけでしたね。その後、調べると、トンコリは地域や弾く人によってチューニングがあるという説もあり、当時言われた「適当で良い」は、あながち間違いではないことがわかりました。

 

初めて持った楽器でなんとなくチューニングして弾けちゃうのちょっとすごすぎてよくわからない…!わからないんだけど、やっぱりキャリアをしっかり積んでこられたこと、そして相性なのかなぁと思いました。

 

(Bie Suoさんがどうしてトンコリにハマったのかの自己分析、紐解いてみたら非常にロジカルな理由だったので是非お読みください)

 

Point3.台湾のみなさんの心をつかみまくっている。

 

コロナ前は、行動力さえあれば台湾でライブをする、ということができる時代。そうした中でBie Suoさんのすごいところは、限られた時間の中で三十ヵ所でライブをしたということだと思うんです。(日本でも三十ヵ所でライブするってなかなかないですよね)

で、はじめてライブ目的で渡航した時のエピソードがこれ。

 

ありがたいですよね。実際に渡航して、あるお店でライブをしたところ、自分が思っていた以上に受け入れてもらえたんです。見に来てくれたアーティストやお店のオーナーが口コミで広げてくれて、滞在中にどんどん他のライブをアレンジしてくれて。最初は3ヶ所だけの予定でしたが、台北市・台東県・花蓮県・宜蘭市・新竹市・新北市など合計12ヶ所でライブができました。

 

実際に台湾に行って、人間関係が数珠つなぎ的につながって活動がスケールする…というのはよくある話なんですけど、さすがにライブの本数が当初の予定から300%増は滅多にないと思うんですよね。台湾の方の心つかみまくりっていう。

 

その魅力を象徴するのがこの動画、台湾の酸屋という文化芸術団体の拠点でのライブの様子。

 

www.youtube.com

 

 

やっぱり動画でもすごい人のすごさは伝わるんだなあと思いました。

 

最後に、情報量としてはPodcastよりも圧倒的に記事の方が多いのですが、記事からあえて落としたエピソードがあります。それが一番台湾らしいというか、この取材の核だと思ってます(笑)

Podcast(ブラウザ勢は13分~、Spotify課金勢の方は18分くらい~)で確認できますので、是非そちらも聞いていただけたら嬉しいです。

 

open.spotify.com

 

来週は12日(金)にまた別の記事が出ます。どうぞお楽しみに!