【来日情報】呼吸するコールド・エレクトロサウンドーMADZINE trioが11月に東日本ツアーを開催・フリーライブも

 

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 台湾・高雄のサウンドクリエイター・MADZINEが「MADZINE trio 2018 東日本ツアー」として11月1日より東京・横浜二都市を巡回する。11月1日はMADZINE ソロライブ、11月2日/4日/5日はMADZINE trioとして3人編成でのライブを披露する。

 

 MADZINE trioは、MAD(モジュラー・シンセサイザー)、Hai-Ting Liao(ドラムセット)、Chian-Ru Yang(シーボード・シンセサイザー)の3名より構成される実験的な電子音楽ユニットである。

 

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 MADZINE trioの中心人物であるMADは大学在学中より音楽活動を開始。2015年より日本・韓国ツアーを行うなど、アジアを中心に活躍するサウンドデザイナーである。2017年10月には渋谷にスタジオを構える音楽ストリーミング番組『DOMMUNE』へ台湾アーティストとして初となる出演を果たし、日本との関わりや繋がりもより深いものとなってきている。

 

 そのサウンドデザイン力が高い評価を受け、2017年には台湾を代表するコンテンポラリー・ダンスカンパニー『雲門舞集(クラウド・ゲート)』より発表されている作品「KARMA(振付師:Liu Kuan-hsiang)」等サウンドデザイナー/ディレクター/プロデューサーとして参加、音楽監修を手掛ける。

 

 その一方で2017年より参加しているノイズ・ミュージックグループ「Go Go Machine Orchestra」は台湾国内にて高い評価を受け、チェコのDJ AI Yakubouskayaとコラボレーションをしたステージは2018年の「金音創作獎(Golden Indie Music Awards)」の最優秀現場演出部門にもノミネートされている。

 

 また約5年前よりアーティストとしての活動のみならずDTM作曲教室も展開。台湾現地のテレビ・クラシックそしてバンド関係者へ多くの教え子を持ち、台湾シーン全体のDTM作曲スキルの向上へ貢献している。

 

 アーティスト活動と音楽教育の両面にて活躍し、信頼をあつめるMADは台湾のモダン・カルチャーを支える貴重な音楽人の一人と言えるだろう。

 

 ドラムのHai-Ting Liaoは台湾にて活躍するパーカッショニスト、サウンドデザイナー。MADとはDTM作曲教室を通して知り合う。クイーンズランド音楽学校(オーストラリア)ならびにパリ国立高等音楽・舞踊学校(フランス)を卒業後、台湾国内にてアーティストとして活躍する傍ら、約7年間ものあいだ台湾の輔仁大学の準教授として作曲法の基礎を教えている。また、2017年より音楽スタジオ「噪音印製 Printed NoiseLab」を立ち上げ、独自のエレクトロ・ノイズミュージックを発信している。

 

 シーボード・シンセサイザーを担当するChian-Ru YangもMADの教え子のひとり。クラシック音楽のバッググラウンドを持ち、バランスの取れた近代的な電子音楽作品を台湾の音楽配信サイト・Street Voiceより配信する新進気鋭のサウンドクリエイターだ。

 

 個性的なメンバーにて構成されるMADZINE Trioは、あらかじめ決められた小節あるいはテンポに捉われない一見無機質なエレクトロ・ミュージックを通し、生物が持つ鮮やかさ、そして生命の呼吸の温かさを自由に表現している。

 

MADZINE trioによる首都圏ツアーは、11月1日の東京公演を皮切りに4カ所にて行われる。

 

公演情報【MADZINE trio 2018 東日本ツアー】

 

11/1(木) 東京・スーパーデラックス
「Teorema. Tokyo 2018」
開場・開演 17:55
前売:2,500円 / 当日:2,800円(1D別)
出演者:
Live/AV >>Fuyama Yousuke / VELTZ - Analog TV - / MADZINE(solo) / HATAKEN / Squaric / WUUUN / Z_hyper
Visual art >> Geso / Martin Borini (Ailaviu)
Photography Yumiya Saiki / Art by Jantus / Video by S.O.V.O
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布3-1-25 B1F
企画:Teorema

 

11/2(金) 東京・下北沢ろくでもない夜
「DEVILS MEETING vol.3」
開場 18:30/開演 19:00
前売:2,000円 / 当日:2,500円(1D別)
出演者:リビドーと悪魔 / MADZINE trio(台湾、高雄) / NA/DA / El Día Eléctrico(SPAIN) / the FLASHKNOBS
住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-6-5ルイビル3F
企画:リビドーと悪魔

 

11/4(日) 横浜・7th AVENUE
「World Night Moves」
開場・開演 15:00‐
前売:1,000円 / 当日:1,500円
出演者:PeopleJam / Shmu (US Texas) / MADZINE trio(台湾) / El Dia Electrico (Spain) / Flash Knobs /Hello1103 / Sein / Johnnivan / Mars&eye / zazo
DJ:JIK / Task Sebastian /OKB / Chia / yucco! a.k.a テクノ雅之 / All Night Moves Crew
住所:231-0023 横浜市中区山下町252 グランベルヨコハマビルB1
企画: PeopleJam JIK


11/5(月) 横浜・グラスルーツ
「MADZINE from 台湾 Japan Tour with KENTA HAYASHI
LIVE SHOW @ Grassroots Yokohama」
開場 19:00 / 開演 20:00
入場無料
出演者:KENTA HAYASHI / MADZINE trio
〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-13-3 渡辺ビルB1F
企画:KENTA HAYASHI

 

◎前売りチケット予約:各会場へお問合せをお願いいたします
◎お問い合わせ先:madzinetw@gmail.com

 

【MADZINE経歴】

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サウンドデザイナー。主にアジアで活動している。

世界各地のアーティストとセッションし、2015年から2016年、『Fragrance Liang』や『Yang Zhong』などのプロジェクトで日本全国ツアーを行い、2016年末に『amelie electronic set』の一員として台湾・日本・韓国でツアーを行った。

振り付け師 Liu Kuan-hsiang(劉冠詳)の作品『Karma』と『Kids』にサウンドデザイナー/ディレクター/プロデュサーとしての参加後、2017年より、モジュラーシンセを使ったソロ・パフォーマンスを中心に活動を始め、個人名義アルバム『STARMAN RETURNs』をリリースし、各国の友人と共にツアーを回った。2017年10月、日本インターネットストリーミング番組『DOMMUNE』に台湾アーティスト初となる出演を果たした。

2017年にリリースしたアルバム『STARMAN RETURNs』では、オーガニックなテクノサウンドをメインに、ヒューマニティ溢れた呼吸感と重なり、万物へのフィードバックを表した。

2018年にリリースしたアルバム『MATSU』では、ベルリン・テクノシーンとSynth Waveの影響を受け、松の木を眺めながら個性的で冷たいテクノと生物・生命感情を同時に持つ音の光景を生み出した。

 

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