はいっみなさんこんにちは!タピレコです。
突然ですが、あなたには、お気に入りの「サウンドトラック集」はありますか?
というのもわたくし。昔から何かと「サントラ好き」で、久石譲が北野武監督の映画作品へ提供したサントラをあつめた「joe hisaishi meets kitano films」がお気に入り。
また、映画を観に行って、少しでも「音楽が良いなぁ」と感じると、お小遣いからついオリジナルサウンドトラック集を衝動買いしてしまうほどの愛の持ち主。
…そう私はきっとチケット代よりも物販でお金を使う星の下に生まれているんです(爆笑)
おっと、前置きが長くなりました。というわけで、今回ご紹介するのは、コチラ!台湾のホラーゲーム「還願 DEVOTION」のOST(オリジナルサウンドトラック)です。まずはゲームの紹介から。
台湾のホラーゲーム「還願 DEVOTION」とは?
(日本人のゲーム実況者「ぷんすこ」さんによる実況動画)
「還願 DEVOTION」は、台湾のゲーム開発チーム・赤燭遊戯 Red Candle Gamesによる1980年代の台湾を舞台にしたインディーズ系のホラーゲームです。2019年2月19日からSteamで配信中で、お値段は1,730円。
赤燭遊戯 Official Facebook 赤燭遊戲 - Red Candle Games - ホーム | Facebook
台湾のお友達によれば、1980年代の台湾の風景や文化が大いに盛り込まれており、懐かしい雰囲気を味わえるホラーゲームだとか…!台湾文化好きとしては、それだけでももうマストチェックなのですが、ファミ通のニュース・リリースにあるこの一文…めちゃくちゃ気になりませんか?
1980年代の台湾、信仰と生活が密接に結びついた古いマンションを舞台に、ごくふつうの3人家族の日常風景と、消し去れない記憶が描き出されていく。探索と謎解きが融合した一人称視点の心霊ホラーゲームだ。台湾の伝統楽器を用いたサウンドデザインもユーザーを引きつける。
引用元:1980年代の台湾を舞台にしたホラーゲーム『還願 Devotion』が本日(2月19日)Steamにて配信開始、『返校 Detention』の開発チームによる意欲作 - ファミ通.com
ホラーゲームの世界に、伝統楽器を用いたサウンドデザインが添えられている!と聞くだけでワクワクが止まりませんね!早速作品を試聴していきましょう。
メインテーマ「還願」。手掛けるのは、台湾のあのバンド!
「還願 DEVOTION」のOSTには全15曲が収録されており、メインサウンドデザイナーは楊適維 Vincent Yangさん。アメリカの南メソジスト大学を卒業し、台湾の兵役に就いた後、日本のメガバンクにて勤務。その後2014年にゲーム業界へ飛び込み、2015年に赤燭遊戯 Red Candle Gamesを設立したそうです。すご。
今回の作品ですが、「伝統楽器が使われている」という紹介の通り、全体を通してアジアのエッセンスが感じられるところが特徴的です。その一方で、ホラーゲームのサウンドトラックとして成立している構成のため、良い意味で民族色が濃くなさすぎず、「民族楽器のエッセンスを楽しめる・日本人が聴くと新鮮かも」という作品に仕上がっています。
さらに要注目なのは、本作と同名のメインテーマ「還願」。なんとこの楽曲、タピレコ愛読者様にはおなじみのインディーズバンド「No Party For Cao Dong 草東沒有派對」が手掛けているのですっ!!!
【各種ストリーミングサイト】
iTunes:遊戲《還願》原聲帶 by Various Artists on iTunes
Apple Music:遊戲《還願》原聲帶 by Various Artists on Apple Music
friDay:Various Artists - 還願(遊戲原聲帶) - friDay音樂(原Omusic)
MyMusic:還願 (遊戲原聲帶)-眾藝人|MyMusic 懂你想聽的
「還願」はどんな曲?
さて、No Party For Cao Dong 草東沒有派對が製作した「還願」。「とりあえず聴いて、作品を堪能して!」とお願いしたいところですが、一応オタとして楽曲の位置づけなどもお伝えしたいところです。
「No Party For Cao Dong 草東沒有派對」といえば1st album「醜奴兒」に収録の「大風吹」「山海」が人気。楽曲としてもライブでもガーっとくるイメージ(説明雑)をお持ちの方も多いかもしれません。
その一方で、実は2018年の2nd world tour「如常」で発表された楽曲は、音楽性の幅も広がり、より静謐さであったり、フォーク色が滲み出ている作品もあります。
そんな経緯もありつつ、今回リリースされた「還願」ですが、ホラーの雰囲気を盛り上げながら女性ギタリストの筑筑(Zhù zhù)の高音ボイスの良さが活きている一曲。どちらかというと、「如常」tourの寄りの雰囲気かなぁと感じました。
(こちらは参考動画:如常tourで発表された「白日夢」)
草東沒有派對についてもっと知りたいなら
さて、そんな草東沒有派對についてもっと知りたい!というあなたは、これまでタピレコでインタビューさせていただいた記事をぜひご覧くださいませ!
2018年・サマーソニック出演前のインタビュー。メンバーの「どうかしている」思い出、おちゃめな一面も披露してくれています!
中文版もあります!
【素人しごとですが、歌詞翻訳もあります】
さいごに
いかがでしょうか。あなたもぜひ「還願 DEVOTION」OSTを聴きながら、台湾の湿度やアジアの民族楽器の良さ、そして台湾バンドの良さを味わってくださいませ~!それではー、再見!
……あれ?あなたの後ろに、誰かいません?