Tapioca Milk Records、実は上京組です♪
こんばんは!
朝晩の冷え込みが相変わらず厳しい今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか♪
昨日は、台湾ともゆかりの深いディストロの「ケイオスレコメンド」様関連で、大阪・名古屋そして東京で開催される素敵なライブイベントをご紹介させていただきました♪
さて、こちらの記事をお読みいただいているあなたは、今どちらにお住まいでしょうか?
インターネットの普及により、世界各地の情報が気軽に手に入り、生活に取り入れやすい時代になりましたよね。
今日は、最近台北から高雄※に拠点を移したポストロックバンド「エレファントジム」がどうして地元に戻ろうと思ったのか?という想いをインタビューした動画をご紹介します♪
大変ありがたいことに、日本語の字幕つき。
そして彼らの奏でる音楽も楽しめますので、エレファントジムをご存知の方も、まだご存知じゃない方も一緒にお楽しみいただけたら嬉しいです(*^^*)
【※補足】
台北…台湾の首都。日本でいう東京と同様、多くのアーティストが活動拠点としている。
高雄…台湾南部の都市で、人口規模では新北市に次ぐ二番目。
台北からのアクセスは新幹線で100分程度、高速バスで5時間程度。
(東京~仙台間と同じような距離感と思われる)
#TAIWAN MAGICAL MYSTERY TOURS :第二部 ~ポスト台北のミュージシャンたち~
このインタビュー動画では、まず、エレファントジムの紹介と、そして彼らの高雄に対する想いが語られています。
「私は高雄に戻って 生まれたところで自分のかけがえのない存在を見つけたかったのです」
動画の3:10前後、テルはそう語ります。
私は、音楽アーティストの頭の中はいったいどうなっているのだろう?とよく思います。
そして、とても一般的で、当たり前の話として、「音楽は主観と技術で作られている」と考えながら生きてきました。
主観は強ければ強いほど、そしてピュアであるほどに「世界はこうであるはずだろう」「世界はこうであってほしい」という歪みが発生します。
ここで言う世界とは、「社会」とか「平和」のようなあまり大きな抽象的な話ではなく、日ごろ食べているものだったり、生活する上で扱える数字だったりするのではないでしょうか。
そして主観が作られる過程で、心に刻まれた原体験や原風景は意識するしないにかかわらず、とても大きな役割を果たしていると感じます。
たとえば、GLAYが北海道出身でなければ、「Winter,again」は生まれなかっただろうし、
ロシアのクラシック作曲家、アレクサンドル・ボロディンがアメリカに生まれていたら、「中央アジアの草原にて」は成立しないということです。
また音楽好きの方は自分の心の中にない「主観」を求めて曲を選ぶ一面もあることでしょう。
エレファントジムや、淺提の音楽を聴こうと思う時、きっと私たちは知らないうちに「高雄」を少なからず求めているのです…きっと。
その主観と、技術の両者を成立させる音楽アーティストは本当にすごいと思うし、ましてやバンド、っていう協調性が必要な団体においては、並大抵の覚悟じゃできないんじゃないかなって。
音楽アーティストの立場として、「故郷を想う音楽」ではなく、故郷から発信する、高雄に貢献する。という選択は普通の実力や想いじゃできなくて、決して動画では重々しく語られたりしないのだけど、彼らの口ぶりからや雰囲気から、一本筋の通った「覚悟」をを感じました。
私は、活動の地として、主観を持つ場として、そして世界を成立させる場として高雄を選んだエレファントジムの今後の活動をとても楽しみにしています…!
またインタビュー動画の中では、故郷への想いのほか、ポストロックというジャンル、彼らの音楽のルーツ、そして日本のインディーズ音楽シーンとの関わりへの想いが凝縮されており、あっという間に時間が過ぎてしまいました(*^^*)
そして今回こちらの動画は、台湾のポップカルチャーシーンを追った「TAIWAN MAGICAL MYSTERY TOURS」の第二部としてアップロードされています。
動画は三本立てで、いずれもインディーズアーティストを軸にし、ひとひねり効いた台湾のカルチャーシーンが発信されています。
(私も、かなり勉強させていただきました…!)
台湾好きな方だけでなく、ポップカルチャーがお好きな方に大変おすすめの内容です(^^)/是非併せてご覧になってはいかがでしょうか♪
#TAIWAN MAGICAL MYSTERY TOURS:第一部 ~台湾アンダーグラウンドの最先端~
#TAIWAN MAGICAL MYSTERY TOURS :第三部 ~進化する台北ポップカルチャー~
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