【現地潜入】台湾ロック VS 私の3万円♪ vol.2 -カリスマインディーズバンド"P!SCO"

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「ブハオイースー、パイツァオ、クーイーマ?(すみませんが、写真を撮っても良いですか?)」
「啊?(え?)」
「ええと・・・パイツァオ・・・」
「啊?(え?)」
 
6月某日、台湾の中心地、台北。

とあるライブバーにて私は困っていた。取材のため、写真撮影のお願いをしたいが、どうやら中国語が通じていないようだ。一応HSK3級*のタイトルホルダーなのだが。
 
HSK3級とは…中国政府公認の世界共通の中国語資格。3級は初中級レベルで「中国旅行の際にも大部分のことに対応できる」レベルとされている。詳しくは日本語公式Webサイトへ。
 
見つめあう私とバーカウンターのお兄さん。素直におしゃべりしているつもりだが、恋に落ちる前に記事を落としそうだ。やれやれ。
 
その時。
「どうしたのー?」と声をかけてくれる女性が現れた。
  
写真を撮りたい意思を伝えると、ささっと通訳をしてくれた。撮影はオーケーだそうだ。とてもありがたいものだ。
 
日本語の発音に少し台湾訛りが混ざる彼女に向き合いお礼を述べる。
 
台湾の女性にしては珍しく、身長は170cmを超えるだろうか?
茶髪をポニーテールにまとめ、はっきりした目元から意志の強そうな印象を受ける。
 
― 彼女こそが今、台湾インディーズ界で熱狂的な支持を集めるインディーズバンド「P!SCO」のギタリスト、Rachel氏であった ー
 

対バンイベントを見に行こう!

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こんにちは、ぐーちゃんです。
「台湾の音楽の現場に3万円持っていって何ができるか検証する」という主旨で連載をお届けしています。
 
前回は台湾の音楽スタジオに足を運んで、好きなアーティストのCDを買ってきました。
 
現在残った金額は7,473NTD(約27,770円)。まだまだ余裕がありますね。
 
続きまして今回は対バン形式のイベントに遊びに行った様子をお届けします。
 
今回訪れたのは台北Revolver。1Fはバー、2Fはライブハウスとして営業しています。ライブスペースのキャパは100人程度で、一ヶ月のうちほとんどのスケジュールが埋まっているという活気に溢れたライブハウスなのですっっ!
 
ライブハウスへの行き方は、現地でバンド活動をしている新道さんのブログに詳しく掲載されていますのでぜひこちらの記事をご参照くださいませ。
 
この日は店内にある大型テレビでワールドカップの中継が見られることもあって、開店前から台湾人はもとより欧米人も集まっていました。
 
さて、日本では梅雨があけたばかり。台北の気温は35度を越えていました。暑さに弱い引きこもりのわたくしはライブが始まる前から汗だくです。まずは喉を潤しましょうぞ。
 

パイナップルジュース:100NTD。

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まずバーカウンターにてオーダーしたのは、パイナップルジュース100NTD(372JPY)。
パイナップルがまったり濃厚で美味しい!!南国の良さを感じる一杯です。好喝~。
 

チケット代:400NTD。

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落ち着いたところで階段を上がって2階のライブスペースへ。
 
左手のドアを開け、入ってすぐの小さなテーブルが受付となっています。
 
ここで本日のチケット代400NTD(1,486JPY)を支払うと、腕に再入場のスタンプを押してもらい、フリードリンクチケット1枚と引き換えます。
 

Revolverのチケットの相場は250~600NTD程度

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せっかくなので当月のスケジュール表を眺めてみましょう。
 
ここ台湾でも日本と同様、イベントごとにチケット代が異なることがわかります。
 
相場感としては250NTD600NTD(929JPY~2,229JPY)のレンジですが、日によっては800NTD(2,972JPY)というイベントもありました。
 
中央値は300NTD〜400NTDくらいの印象でしょうか。
 
分析はともかく、ライブを満喫いたしましょう!
 

P!SCOのライブを満喫

www.youtube.com

(こちらの映像は2017年のライブのものです。ご参考までに。)

 

 
この日は台湾のダンスロックバンドP!SCOの主催による「P!SCO-Asia Series 2018 (台北場)」というイベントでした。
 
Asia Seriesということで、出演バンドはP!SCOのほか日本のアシュラシンドロームYellow StudsQuBoiler陸亀の5バンド。
 
6月1日に東京の渋谷で行われた「台日爆音Festival」にも出演し、イベントが大盛況だったことでも知られるP!SCO。彼女たちがほかのバンドと違うところは、ステージを盛り上げる才能とカリスマ性です。
 
実際にライブを見た感想ですが、女性メンバーがかなりパワフルでした…!
 
いつも笑顔でステージを盛り上げるボーカルのCatLun
 
まるで小動物のような容貌とパワフルな演奏にギャップのあるベースのOmoi
 
そして、ステージにいるだけで存在感があり、堂々としたふるまいがとにかくカッコイイ!ギターのRachel
 
一人ひとりのキャラが独立していて、タレント性もあり、客席は序盤から最後まで大盛り上がり。
 
またステージでは全員がお揃いのユニフォームを着用することで、ことさら一体感にあふれるステージを創り上げていました。
 

音楽を通して社会思想も訴える

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(写真はWake Up Festival’2018のもの。著者撮影)
 
冒頭で私に手を差し伸べてくれたギターのRachel氏はもとは男性で、性転換手術を受けたのち現在は女性として生活しているそうです。
 
そのこともあってか、P!SCOのライブではたびたびレインボーフラッグ*を掲げるパフォーマンスを行っています。
 
*レインボーフラッグ…LGBTのアイデンティティーの表明ならびに支持を示すもの。
 
ここで再度強調いたしますが、彼女たちの一番の魅力はステージを作り上げる才能とそれぞれが独立したカリスマ性を持っていることです。
 
これらに加えて、音楽活動を通して社会思想をも訴えていることで、彼女たちはカリスマ的存在になり、台湾の若者に熱狂的に受け入れられているようです。
  
実際この日は平日でしたが、会場に収まりきらないほどのお客さんで溢れていました。
 
(ちなみに、後日フェスでも見ましたが、メインの次に大きいステージが前から後ろまでびっしりでしたマジで。すごい盛り上がりでした。) 
 
カリスマ性に溢れる熱い現場に触れ、さらにクランベリージュース(100NTD)を一杯飲み干したところでRevolverを後にしました。
 

本日の残金

さて、今回は対バンイベントに足を運んだ様子をお届けしましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。連載2回目を終えての残金は以下の通りです。

 

 8,073NTD(30,000JPY)
-  600NTD(2,230JPY) Triple Deer EP×1,アルバム×1

-     600NTD(2,230JPY) P!SCO対バンイベントのチケット×1,ジュース×2

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残6,873NTD (25,540JPY)

 

次回はフェスレポート!

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 次は台湾の大型夏フェスに行った様子をお届けしていきます。お楽しみにっ!

 

 

 

 

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