まとめた人: 中村めぐみ
情報ディグ勢のみなさんこんにちはー!タピレコの中の人です。
今回は、アジアの音楽シーンで活躍するアーティストや音楽関係者へのインタビュー記事をまとめました。「今、本国では、どんなアーティストが人気?」など現地の事情が知れる記事もたくさんあり、おもしろいですよ!(むしろそういう話題がメインのものもある)
記事のリンクの下に、元記事から面白いなあと思った部分を少し引用しています。
こういう感じで表示されてる文章は、元記事からの引用です!
ぜひ、ご興味のあるものから辿って、みんなで楽しく詳しくなれたらいいなーと思います。このまとめを更新したのは、2019年11月。秋の夜長にぜひ、音楽情報を読み漁りましょう~!
台湾関連
宇宙人 CosmosPeople
――さて、日本で初めてライブを行ってから5年とのことですが、バンドは今年でデビュー10周年ですよね。たくさんあると思いますが、なにか印象に残っていることを教えていただけますか?
シャオユー:ありすぎますね(笑)。初めて日本に行ったのは(2014年の)『サマーソニック』なのですが、リキッドルームでライブを行ったあと、『サマーソニック』の前に、一度ライブのために台湾に帰らなくてはならず。それだけでもなかなかハードだったのですが、僕は風邪をひいてしまって熱が出て、とてもしんどかったことが忘れられない思い出です(笑)。
盧廣仲(クラウド・ルー)
ー 日本のファンと台湾のファンの違いを感じることはありますか?
日本のファンは秩序があって、礼儀正しくて… すごく忠誠的なイメージ!
僕のことを長年追いかけてくれている日本のファンたちがいるんだけど、彼らは台湾はもちろん世界中のツアーに来てくれるんだ。彼らは毎回おそろいのタオルを持っていて、ステージからぱっと見ただけですぐに彼らが来てくれたことに気づくし、毎回そのタオルが目に入るとすごく嬉しい気持ちになる。
蕭秉治(シャオ・ビンチー)
ー お客さんもそれに気がついて、なんだか温かい雰囲気に包まれていましたよね(笑)。でも、日本語版の「Mortal」も「Missing You」も、曲の雰囲気に合っていてとても良かったです!日本語の歌を歌うときに気をつけていることはありますか?
今回は日本語の歌を歌うために、台湾で活動している日本の芸人さんに、特別に日本語のレッスンをしてもらったりしていたんだ。中国語にはない、日本語にしかない特有の発音があるからね…。そういう発音が歌詞にある部分は、特に気をつけて練習したよ。
ElephantGym
Tell:台湾は小さい国なので、音楽メディアや音楽誌がたくさんある日本とはやや状況が異なります。ですから、アジアの情報を総合的に提供する音楽メディアがあるといいなと思います。そうすれば、音楽好きの僕たちも各地の面白い音楽の話を知ることができます!
──今回の楽曲は英題だと「Gaze at Blue」ということで、青いものや水と関連するものが連想されました。それはやはり前作の『Underwater』と関連がある世界観なのでしょうか?
KT Chang(張凱婷・Ba 以下:KT):ありますね。前作をリリースした後にアメリカツアーに行ったわけですが、『Underwater』のリリースから1年をかけてもっと深い場所まで、「水底」(=Underwater)というものを探ってみたくなったんです。水底までたどり着いたら全てが抽象的で、だけど青色ばかりが広がっていたという感覚があったんです。
Chia-Chin:僕にとって「青」というのはとても簡単で、1種類の青しかないと言ってもいいです。青ってスペクトルで見たら無数の種類の青があるじゃないですか? だから大まかにかいつまんで青と言ってもいいし、細分化して細かく捉えてもいいと思います。
Tell:今回「Gaze at Blue」という曲を作った理由というのは、来年にはElephant Gymは半年間ライヴ活動を休止します。なので、今回の北米ツアーの中で、『Underwater』の世界観に一つ区切りをつけたいなと思うんです。今回LITEと周る北米2マンツアー〈The Blue Tour〉は、ツアーポスターに湖が結氷している写真を使用しているんですけど、僕らは最初、結氷の表面には何も見えないと思っていたんです。でも実はそうじゃなくて、水面まで逃げきれずに凍りついてしまった小さな気泡がたくさん湖の中にあるんですよね。僕らの”Underwater”の底にも色々なものが凝固されていて、時間が止まっているもの、それらを凝視することができると思うんです。
落差草原WWWW
──台湾では、たくさんの先住民がいてそれぞれの文化があったり、台湾語や中国語もあったり、その他各民族の言語もあったりと多文化社会ですよね。
イージー:歴史上ではオランダやスペイン、日本による植民地化もあったし、中国との問題もあるし古来の先住民族もいる、台湾の文化って実は複雑なんです。でも、このように様々な文化の影響を受けてきたがために、どんな文化にもどこかで触れたことがあって抵抗なく馴染むことができるっていうことが特徴だと思っていて。僕たちの音楽の核心もこれに関係していると思います。先住民らしい雰囲気を感じられる楽曲もあると思うけど、実はメンバーの中には先住民族出身の人はいない。遠い先祖で血が混ざっていたりすることもあるかもしれないけど。
DSPS
アンディ:今年は日本のフェスに初めて出演したのですが、そのときに驚いたのが、ひとつのステージに対して10人くらいスタッフがいること。それって台湾ではなかなかないことなんですよね。まだ台湾ではフェスやライブの歴史が短く、ノウハウもしっかりしていないのかも知れないですね。日本と比べてマーケットも小さいし、規模感が違うのかなと。昔と比べればかなり進歩してきたとは思いますが、改善してもらいたいところはまだまだたくさんあります。
2019年 サマソニ出演アーティスト(八三夭831/9m88/XIAO BING CHIH シャオ・ビンチー)
台北で育ち、ニューヨークで学んだ彼女が”Plastic Love”をカバーしたのは、「もともと、”Plastic Love”が大好きで、日本でもレコードを発売する予定があったので、挑戦してみようと思いました」とのこと。
シンセ組04 SYNTH GUMI 04
Reila:はじめて会った日に、Rereの家に遊びに行きました。その日はごみの収集日だったのですが、Rereのゴミ出しに間に合わなくなりそうで。ゴミ袋を持って、私とRereとでゴミ収集車を、一緒に追いかけました(笑)
I Mean us
──ヨーロッパでもライヴをされた事がありますけど、何かお客さんの反応は違いましたか?
ヴィッツ:やっぱりあっちの方が反応が良いというか、皆さんイェーイ!! って叫んでくれたりしましたね。楽しいっていう感情を躊躇いなく体現してくれますよね。オープンマインドな感じ。自分が聴いた事がない音楽に出会うためにライヴハウスに来ている感じがいいですよね。
Teresa
── Teresaさんの声が生きる、新たな「ハナミズキ」になっているなと感じますが、歌う上では難しさもあったのでしょうか。
Teresa:日本語は私の母国語ではないですし、日本で生活しているわけではないですから、確かに日本語の歌詞の理解には時間がかかります。わからない言葉があったら、まず自分で携帯で調べて、それでもわからないときには日本語がわかるスタッフさんに聞いたりもして。あとイメージとしては、中国語の発音は声を響かせる位置が少し低くて首のあたりなんですが、日本語はその位置がおでこのあたりで高い、という違いもあるんです。
Julia Wu
――台湾のR&Bシーンは現在どのような状況なのでしょうか?
Julia Wu:R&B系の歌モノがまた喜ばれるようになってきたかな。ここのところヒップホップ系が優勢だったけど、その流れにのってR&Bの人達がフィーチャーされるような形で人気が出てきたわ。その流れの中に私も入ってるんじゃないかな。あと、台湾の若いリスナーは色んな音楽をオープンに受け入れているように私は感じていて。基本的に台湾の人ってバラードとかゆったりとした曲が好きで、そこにヒップホップの影響が結構強いR&Bってどうなのかなって思ったけど、若い人達はもっと聴きたいって応援してくれてるの。だから若いR&Bアーティストも増えてるような気がしてるわ。
9m88
88:ニューヨークで知り合った若者は、アメリカ人ではなく他の国から集まってきた人がほとんどだったんですよ。誰もが夢を追い求めてやってきたので、とても積極的だし意志の強い人ばかりでした。
特に欧米出身の人たちは、みんな親や先生に褒められて育ってきたという印象です。ちょっとくらい間違ったことをしても、成績が悪くても、否定されたり叱られたりしない。だから、自分に対して強い自信を持っています。
それに比べて台湾人は、親や先生に叱られたり否定されたりすることも多く、自己肯定感が低い印象があって。せっかく可能性や才能を持っていても、それを外に出す自信がないというか。もっとアピールしたほうがいいのにって思うときもありますね(笑)。
體熊專科 Major In Body Bear
ー今夜は大阪ライブですね。関西についてどう思いますか?
バオツ(Gt.):ライブしに来たのは初めてだが、イーファンは神戸の音楽専門学校を通った事があるので、日本語も喋れるし、MCもほとんど彼に任せました。イーファンは、台湾にいる時そんなに元気じゃなかったのに、関西戻ったらエネルギー80%から800%になって、びっくりしました。
拍謝少年 Sorry Youth
ー海外ライブに欠かせないアイテムがありますか?
薑薑(Ba.):養氣人蔘(台湾で有名なチキンエキス)は大事。疲れ切った時、一気に飲めば、もう3時間、持ちこたえられるようになります。宗翰(Dr.):たまに手汗が出るから、ライブに影響しないようにハンドジェルを使ってます。
薑薑(Ba.):キレイ好きだなあ。
維尼(Gt.):ウエストバッグは役立ちます。貴重品や忘れやすいものを入れるんです。セットリストとか。僕らは先乗り込みのエンジニアがいませんので、うっかり忘れものもできません。全部自分達でしっかり管理しています。
寺尾ブッダさん関連
アジアと日本の音楽シーンをつなぐキーパーソン寺尾ブッダさん。今年は3本のインタビュー記事がありました。各誌とも切り口が異なり面白いので全部必読です。
ーー店で完結ではなく、周りを巻き込んで環境を作っていっているんですね。現在の台北音楽シーンはどんな雰囲気ですか?
ここ数年は日本の80年代シティポップのリバイバルが盛り上がっていて。台湾だけじゃなくて世界的に人気が高いですね。今までで一番大きい波かもしれないですよ、日本の音楽史において。
─── …やはり中国大陸に進出するには、まず台湾・香港などで支持を得るといったワンクッションが必要な感じでしょうか?
寺尾: それがいいと思います。まだ、(中国とは)ちょっと距離が離れているというか、「タイのバンド良いね!」とは思いもしていないというか。そもそも台湾でも、Gym and Swimのチケットがソールドアウトになったのは結構、衝撃的な事だったんですよ。
山本:寺尾さん、今後もずっとライブのプロモーターを続けていくんですか?最近超忙しそうですが、しんどい?楽しい?
寺尾:楽しいですよ。今の目標は、「組織で解決」。台湾人や中国人の後輩を育てて、彼らがツアーを担当してもらえるように考えています。自分がドタバタ行ったり来たりするのは、そろそろやめたいとは思ってます。仕事としては、そういう風にスライドしていくのが、今最大の関心ごと。
中国関連
三橋貴風さん(尺八奏者。琴古流尺八大師範)
ーー中国のドキュメンタリー映画『尺八:一声一世』が今年公開されました。三橋さんも撮影に協力されていましたが……。
あれは大掛かりでした。横浜にある私の家の中にまでレールが敷かれて、そこにカメラを載せて移動させながら撮ったりしていました。僕はあの中で、尺八という楽器の精神背景が一番大事だと話しました。そういうものが中国で公開されているというのは、楽器にとってもありがたいことだなと思っています。
Tempalay × ドミコ × MONO NO AWARE対談
──5日連続公演だったんでしょう?
小原 もう全然覚えてない。どうやって回ったんだっけ。
玉置 广州、杭州、深圳、北京、上海……だっけ?
小原 めちゃくちゃ適当に言ってるだろ(笑)。てかもう、地獄のツアーでしたね。基本、バスとかじゃないと入らないくらいの機材量なのに、全然手配できてないんですよ。会場にもなかなか着かなくて俺ら機材を持ってウロウロさせられるし、着いたら着いたで会場のエレベーターが壊れてて。
ハチャメチャなインタビュー。必読です!
タイ関連
Stamp
―本当に国民的なスターって感じなんですね。
Stamp:いえいえ!
(STAMPさんは日本の音楽をよく聴くとの事ですが、自身の曲作りにその影響はありますか?)もちろんです!多分皆さんも感じているかもしりませんが、僕の音楽には日本の音楽の要素が結構入っています。どこかアニメっぽい感じがするものもあると思う笑。
1番影響を受けた曲は中島美嘉さんの「雪の華」です。この曲を聴くとインスピレーションが高まって、美しいバラードを作りたいと思わせてくれます。今はまだ全然その域に達していませんが笑。
あと、平井堅さんの「瞳を閉じて」も大好きです。
HIROSHI:コップンカップ(タイ語で「ありがとう」の意)。
Stamp:(日本語で)いえいえ(笑)。
――「カトケン」ですか!(笑)。驚きですね。
Stamp:「志村けんのだいじょうぶだぁ」の「だいじょうぶだぁ」というフレーズもタイの30代から40代の人たちはみんな知ってますよ(笑)。漫画は「ドラゴンボール」、「ろくでなしBLUES」、「SLAM DUNK」、「ジョジョの奇妙な冒険」が好きでしたね。
Phum Viphurit(プム・ヴィプリット)×葉宛青(KK)
—プムはバンコクの音楽シーンを中心に活動していますが、バンコクと台北の音楽シーンの違いはありますか?
プム:感覚としてはかなり似ていると思います。どちらもメジャーとインディーズの境界線がなくなってきているし、ローカルシーンのなかでは、世界的なメジャーバンドより有名になっているインディーズバンドもある。
タイのインディーズ音楽フェスには、『Cat Expo』や『Wonderfruit』などいろいろあります。数が増えるとそのぶん競争も激しくなるので、良いことばかりではないけど、音楽業界にとってはよくある状態だと思います。
Lukpeach(ルクピーチ)
ーーうつ病の認知度が上がったとはいえ、周りに理解してもらえなくて苦しんでいる人は多いでしょうね。
Lukpeach:そうなんです。だから、この社会にこの病気が本当に存在していることをもっと認めてもらいたいですね。
私たちは、悪気がなくても人を傷つけることがあります。小さなことからでもいいから、相手のことを少しでも考えて大事にしてほしいです。
TELEx TELEXs
SNSでTELEx TELEXsのバンドTシャツを見たとき思ったんですけど、なぜフライドチキンの絵が描いてあるのですか?気になって眠れないので教えて欲しいです。
<Aom>Pewが過去にFacebookページにファンへ向けて「コンサートがある時はフライドチキンを持ってきてね」と告知したことがあるからです。ペンライトを掲げるよりかっこいい事だと思って!あと、メンバーみんなフライドチキンが好きなんですよ。ファンもそれをよく知っててくれています。
山麓:サマソニ出演の知らせを聞いた時の状況を教えてよ。どんな気持ちになった?
Aom : Pewが故郷のチェンマイに帰省してる間にサマーソニックからの出演依頼メールが届いて、ビックリした彼が私たちに電話してきたの。一瞬固まったわよ(笑)。凄く驚いた。だってこのフェスに出る事は、私たちの「死ぬまでにしたいことリスト100」にいつも入ってたから。私たち全員、この大き過ぎる知らせに圧倒された気持ちだった。
POLYCAT
ANNGLE : 最近の音楽事情についてどう思いますか? 特に日本ではアイドルの歌手が増えて大きな変化があります。
Naさん>最近タイでもBNK48(AKB48の姉妹グループ)やアイドルグループが話題となりました。 ビジュアル面が先行しすぎて音楽市場の見かたとして一部批判もあるものの、私は音楽は時代に合わせて変化していくものと捉えています。どれがいいかなんて結局は聴く人の好みによるので、一概に良い・悪いなんて決め付けられないですね。
INSPIRATIVE
―皆さんから見て、今のタイの音楽シーンはどのような印象ですか?
INSPIRATIVE コメント:
タイの音楽シーンは良好だと思いますよ。ソーシャルメディアの発達によって大きく成功するアーティストも出てきていますし。ただ、充分なライブハウスがあまりないのは課題だと思います。フェスもそうですね。インディーバンドが出演できる中~大規模のフェスもまだまだ少ないんです。
Safeplanet
Safeplanet:この曲、「ホン・クラジョック(鏡の部屋)」は僕たちの4枚目のシングルです。愛する人は、まるで自分の姿を映し出す鏡のようだ、新しい何かを映し出して僕に見せてくれる存在なんだ、と愛する人のことを歌った曲です。
愛する人はまるで自分の姿を映し出す鏡のようだ・・・うん、わかる・・・。こんなグッとくることを歌っていたんですね・・・。
J.K.bua
アルバム「1st」は最初から最後まで完璧で全部好きなのですが、2曲目に入っている「8:10AM」もどんな曲なのか知りたいです。
Pin:朝8時というのは、仕事に出かける時間ですよね。愛する人が仕事に出かけてから帰ってくるまで一日中家で待っていなければならないのはとても退屈だから、仕事に出かけようとしている彼に話しかけて、なんとか家を出る時間を伸ばそうとしているという曲なんです。「早く帰ってきてね」と念押しもしています。
ちなみに、うちの犬はいつもこんな態度なんですよ。
Pyra
「タイではPOP, EDM, ROCK, indie rockなどが人気です。でも、タイではみんな音楽にお金を払いたくないので音楽を聴くのはYouTube。それに英語を理解できる人も少ないんです。だから、私のリスナーは主にSpotifyです。英語を理解できる人が多いシンガポールなどの他の国へアピールした方が聴いてもらえるんだと思います。」
ginnさん
———近頃日本でもアジアやタイの音楽が注目される機会が増え、Ginnさんが10年以上続けてきた活動が実り始めているように見えますが、実際いかがでしょうか?
Ginn:ちょっと花咲き始めているのかな、といった印象です。特に耳が早いのがミュージシャンで、例えば最近だとCity Popをやってる人たちが Gym and Swim(ジム・アンド・スイム)や temp.(テンプ)に、 Popsをやってる人たちがplastic plastic(プラスチック・プラスチック)に行き当たったり……といったことが、この数年で起きるようになってきました。そして若い世代や音楽を自分で掘るタイプの人たちが、タイに限らず、アジアの音楽を垣根なく聴き始めている印象があります。
韓国関連
Eyedi
ーー「へドゥリム(Hey,Dream)」のほかに、日本で今後どんな活動がしてみたいですか?
Eyedi:ファッションに興味があるので、もし叶うならモデルのような仕事もしてみたいです。そして全国ツアーも! それと今、韓国でも演技の勉強をしているので、これから日本語の勉強をがんばって、いつかは日本のドラマや映画に出演してみたいです!
リア・キム
ーーBTSをはじめ韓国のアーティストが世界で高く評価されています。その理由について、どう考えていますか。
リア・キム:大きな理由は、トレーニングシステムじゃないかと思います。テクニカルな部分で考えると、ボーカルトレーニングや言語、ダンス、演技、楽器など、芸能事務所が支援して教育するので、もともと才能がある人がさらに成長できる環境がある。
赤頬思春期(BOL5)
ーー今後、赤頬思春期として、どんなグループを目指そうとしてますか?
ジヨン:これをしなければって思いは特にないんです。でも、“思春期”のような考え方で自分たちが歌いたい曲を自由に素直にやっていきたいですね。もともと、ジャンルに対しても制限を設けてないので、新しい試みをどんどんやっていきたいです。
キム・ヒョンジュン
──今後ファンとの愛を深めるためにやってみたいことがあれば教えてください。
キム・ヒョンジュン:一度、ライブ会場でファンの皆さんの声をレコーディングしてみたいです。それを音声ファイルにして、コーラスとして使用する楽曲を作れたらいいなと思っています。
Mellowbeat Seeker
− 選曲の条件を教えてください。アンダーグラウンドな音楽の中でも、チルミュージックと言うジャンルを選んで配信しているのは何か理由がありますか?韓国ではこういう音楽がはやってますか?
最近流行っているから、他の多くの人が好む音楽だから、という理由でこのジャンルを選んだのではありません。アンダーグラウンドのジャンル自体が「少数の人だけが見つけ出すような音楽」なわけですが、そもそもあまり有名ではない隠れた名曲が個人的に好きだったんです。
Say Sue Me
ーメタルなんですね! 韓国でメタルが流行っていた時期だったんでしょうか。
チェ・スミ:時代っていうより地域性ですね。釜山ってメタルの盛んな土地なんです。私たちみたいな好みの人は本当に少数派だった。
キム・ビョンギュ:Say Sue Meを始める前、僕とジェヨンでバンドをやっていたんですけど、その頃は自分たち以外にUSインディーっぽい雰囲気のバンドを地元で見ませんでしたね。いつもメタルやパンク系のバンドと一緒にライブに出てたな…。
ブラックアイドピルスン
インタビューは、逆質問から始まった。
「不思議な気分です。どんな理由で日本からわざわざ、韓国の作曲家である我々のところまで?」
ソウルの地で、再びK-POPの作曲家に会ってきた。弘大入口駅近くのハイアップエンターテイメント事務所で会った作曲家グループ「ブラックアイド・ピルスン」のラド氏はそう切り出した。
Moon
――最後にMoonさんは音楽を通してどのようなことを伝えていこうと思っていますか。
ジャズは今の音楽シーンのなかで主流とは言えないと思いますが、ただ多くの人が変わらずジャズという音楽を愛し、演奏しています。私もその中の1人として記憶してもらえれば、それだけで嬉しいです。
キム・ヒョンス(CJ ENM コンベンション事業局局長)
――大衆に広めるために取った戦略とは。
キム・ヒョンス:当初は音楽中心でしたが、ドラマや韓国語講座、韓国料理など様々な韓国文化を紹介し、ライフスタイル全体まで体験できるようにしました。
マレーシア関連
Yuna
ーー今作には、日本のMIYAVIさんや韓国のJay Parkさんなども参加しています。Yunaさんはアジアをルーツに持つアーティストとして、アジアの音楽シーンをどう見ていますか?
Yuna:徐々に伸びていると思う。バラエティに富んだものに対して、アメリカのミュージックシーンの中でもみんな徐々にオープンになっているし。それぞれのアーティストも存在として素晴らしいわ。
(中略)
アジア人のアーティストだからアジアンっぽい音楽を作る、という固定概念が無くなってきていると思う。2019年において、アジア人でどこどこ出身であるとかは関係なく、自信を持って自分の個性を持って挑戦していればいいんじゃないかな。
シンガポール関連
チャーリー・リム(Charlie Lim) × WONK対談
──話題を変えるんですが、今、皆さんが音楽でも音楽を含めて気になっていることはなんですか?
チャーリー シンガポールって国として若い国であるので、日本と違って国民すべてがまだアイデンティティを模索してる段階なんですね。政府から第一言語を英語にしろということで、アーティストが音楽を作る時は英語で歌わなくちゃいけない。そして、その音楽を欧米に持っていくと、ネイティブの発音とは違うのですごく批判をされたりすることは事実としてあるんです。そういった意味ではシンガポールのローカルのアーティストはすごく苦労していると感じますね。
Chiriziris
――Sashaくんはhideも好きなんですよね。
Sasha「2016年か2017年に知りました。韓国の友だちがJメタル好きで、X JAPANの大ファンだったんです。僕にとってX JAPANは〈まあ、OK〉(笑)。でも、hideの“ピンク スパイダー”を聴いたときは〈すごい!〉と思った。それから『Ja,Zoo』(98年)の“BREEDING”を聴いて、〈うわっ、かっこいい!〉って思って。
そのときの衝撃のようなものを追い求めています。あの興奮をひとに感じてほしいと思って音楽をやっているんです。それが僕の目標ですね。
実は、hideを知った5分後に、彼が亡くなっていることを知ったんです。だから、僕にとって彼は5分間だけ生きていた(笑)」
Sobs
――今後アジアの音楽シーンがどんな風になったらいいと思いますか?
セリーヌ シンプルね。いい音楽がもっと出てきてほしいわ。あと、シンガポールにもっとライブハウスがほしい。
ジャレッド 本当にそのとおり!
セリーヌ すぐに潰れちゃうの。警察が来て潰しちゃうのよ。
インドネシア関連
モンド・ガスカロ(Mondo Gascaro)
H:文化に敏感な若者たちにとって、もどかしい状況だったでしょうね。モンドさん自身もそのような環境で、青春時代を? また「90年代中盤にいたるまで」とは?
M:私は幸い母親が日本人であったこと、そして10代を米国で過ごしたこともあり、80、90年代に国外の音楽をたくさん聴ける環境にいました。
90年代中盤ごろ、スキンヘッドの双子が南ジャカルタのバスターミナルの地下に、輸入カセットテープや中古レコードを売る「ツインズ」という店をはじめました。
リアリティ・クラブ
――日本のリスナーにメッセージがあればお願いします。
「みなさんこんにちは! 私たちはリアリティ・クラブです。私たちの音楽を楽しんでもらえると嬉しいです。私たちの歌はドライヴの最中やシャワーを浴びているとき、失恋を乗り越えようとしてるときでさえ、みなさんのエネルギーを高める助けになると思います。日本のオーディエンスに会うことが待ちきれないです!」
その他
ショーン・ミヤシロさん(88rising)
ーー88risingにふさわしいアーティストはどんなタイプですか?
ショーン:第一に、既存のアーティストとは明確に違っている必要がある。例えば、Rich Brianがいるのに、また同じような音楽を作っている男性ラッパーはいらない。みんなそれぞれ違うのがいいんだ。第二に、とても良い人じゃないといけない。エゴが大きかったり、自己中心的な人と一緒に仕事をする時間はない。
まとめ+雑感
・台湾勢はインディーズ、メジャー両方ともバランス良くインタビュー記事がある
⇒現地の社会にとって、日本が近い存在なのが影響していそう。現地の音楽関係者と接していても、どのシーンにも日本語を話せる人がいる
・中国の現地アーティストの取材記事が見つけられず、逆に日本人の方の記事が目立った⇒ここを結び付けられたら、すごい
・韓国はむしろ情報を選別するのが大変なくらい多くの記事があった
・タイ関連はStampさんがシーンを牽引している
・タイ以外の東南アジア勢は情報が少なく、ライターの枠が空いているように見える
2019年、アジアの音楽の世界がインターネットでも広がり、日本語で読める情報がかなり増えたのがわかりますね。
ときどき、SNSでも話題になるのですが、「アジアの音楽が面白い」と言われてはいるものの、情報に厚みがないと好きを高めていけないんですよね。なので、日本語の発信は超貴重だなーすごいぜーと思う次第です。
~皆様にお願い~
当記事には、個人的に読んで面白かったものや、ためになったものをダーッとまとめています。AIとかでやっていないので、見落としがあるかもしれません。
なので、「これもおもしろいよ!」「こんなのあったよ!」 という情報がありましたら、筆者のTwitterまでご連絡をどしどし!お願い致します!順次追加させてもらいますね。
それでは、再見!
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カンフーをはじめて気付けば半年以上が経っていました。結論から言うと、やってよかったです!*\(^o^)/*
— 中村 めぐみ✏ライティング・コンテンツ担当 (@Tapitea_rec) October 19, 2019
力むのではなく、力を抜くことで本来の強さが出せるんだなーというのがわかりました。これからもノー緊張女でいきます*\(^o^)/* pic.twitter.com/YX727BGnru