2022年4月17日配信「#3 台湾出身バンドマン、Caravanity Tomoさんに日本での活動を聞いてみた!(Guest: @tomo331511)」の書き起こしをお届けします。
- タピレコのオフレコ #3 台湾出身バンドマン、Caravanity Tomoさんに日本での活動を聞いてみた!(Guest: @tomo331511)
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タピレコのオフレコ #3 台湾出身バンドマン、Caravanity Tomoさんに日本での活動を聞いてみた!(Guest: @tomo331511)
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全文書き起こし
ーーTapioca Milk Recordsの中村による、アジアと音楽にまつわるストーリーを配信するPodcast、「タピレコのオフレコ」へようこそ~!
Tomo:ようこそ!
ーー今日は初めてゲストさんをお迎えしての収録になりますね。というわけでご紹介します。今日は台湾出身、CaravanityのTomoさんに突撃します。よろしくお願いします!
Tomo:お願いします。どうもみなさんこんにちは。Caravanityのボーカルギター、Tomoと申します。最近のマイブームは2chのおもしろいスレ集を見ることです。よろしくお願いします!
ーー日本語が上手すぎて、めちゃめちゃビビってるんですけど、その辺はおいおい聞いていくとして、まずですね、Caravanityのホームページを拝見しますと、「J-Rock Band from Taiwan」と書かれていますが、どういうバンドなんですか?
Tomo:そうですね、最初は大学の軽音部で邦楽のコピバンやっていたんですけど、2016~17年からオリジナルやりたいなあってなって、同じくその音楽的に興味が近いベースと一緒にやることになって、そのベースがギターを紹介してくれて、ギターが加わって今の3人体制です。
ーーということは、音楽性は邦楽がお好きな方が集まっている感じですか。
Tomo:そうですね、やっていることは邦楽のそれなんですけど。まずジャンル的に言うと、オルタナティブポップですかね。
ーー邦楽のバンドで一番好きなバンドは?
Tomo:バンプオブチキンが大好きです。
ーーどんなところが刺さりますか。
Tomo:曲のメッセージがストーリーを感じるというか、応援しているけど、そっと背中を支えてくれるというのが。まっすぐな応援じゃないけど、ずっとここにいるよ、というのがいいと思いますね。
ーーCaravanityはこれまで4曲のシングルをリリースしていると思うのですが、台湾と日本で曲作りをしているとか。どんな風に音楽を作っていくのでしょうか。
Tomo:基本的に僕がある程度の曲を固めたデモを作って、「こんなの作ったけどどう?」というのを2人に聞かせて、いいじゃんってなったら、そこから制作に入って、曲の段落、Aメロ、Bメロ、ソロについて話しつつ、ベースとギターを弾いてもらって、全員が満足できるまで繰り返して作っていくという感じですね。
ーー結構みなさん満足できるまで何回もやったりするんですか。
Tomo:そうですね基本的に。クラウドにアップして、こんな感じだけど、どう?みたいな。「もうちょっとこここうすればよかったかな」と言って、やってもらう感じですね。
ーー普通にバンドをやっていると、スタジオに入ってその作業を行うじゃないですか。私もちょっとだけバンドをやっていた時代があって。大概みんな揉め始めるじゃないですか。
Tomo:あーwwwww
ーー揉める過程が、クラウド上だとどうやって揉めるんでしょうか。というか、そもそも揉めるんでしょうか。
Tomo:揉めますね。それは。普通に、そのメッセージとかで、「ここは何なの!?」「そこ、どうなの!?」「お前そのストリングスいらないだろw」みたいな。
ーーTomoさんは言われる方なわけじゃないですか。曲を作るんで。言われたときは何て返すんですか?
Tomo:「じゃあ、うーん、ストリングス取るか」「やめるか」みたいな
ーー基本は受け入れるんですね
Tomo:文句言いつつ受け入れますね。結構そのやっぱり、デモは大体僕が作っているので、自分が好きなものになっていくので、2人いい感じに壊してくれる。そこが大事なんですね。そうじゃないと、全部僕が好きなものになってしまうので。
ーー確かにー。そこはデモを作った人として一歩引いた立場でやっていくということですね。メンバーのお二人について紹介してもらえますか。
Tomo:ベースは台湾でインディーズバンドをやっているんですけど、ドリームポップみたいなのが多くて、最近も新しいバンドを組んだらしいんですけど。
ーーなんていうバンドですか
Tomo:樹屋町 Tree Neighborです。ドリームポップというか、不思議な雰囲気ですね。吸い込まれるみたいな曲ばっか作っていますね。自分も結構好きですね。深夜とか、街中歩いている時にこれを聞くと、割と感じるっていうか。
ーーなるほど、ありがとうございます。
Tomo:で、ギターの方は、「社畜」。
ーー「社畜!笑
Tomo:基本的に忙しいので、音楽は多分このバンドしかやっていないと思うんですけど。凛として時雨がめちゃめちゃ好きな人なんですね。あとTKさんが好きです。そういうあと、メタルも結構聞いている人ですね。割とその自分とベースと違う方向性の音楽が好きな人ですね。
ーーそんなCaravnityから一曲お届けします。
Tomo:Caravanityで、「Gemini」
ーーお聞きいただいたのは、Caravanityで、「Gemini」でした。J-Rockリスペクト感があって、要素ごとに聞いていくと「これ進研ゼミでやったところだ…!」というくらい私たちに親しみにある雰囲気で嬉しかったんですけど。この1曲を選んだ理由を教えてください。
Tomo:単純に今まで公開した中で、一番キャッチ―で、メンバーで聴きやすいので初めて聴く方には良いと思うのと、あとやっぱりそのメンバーと話すと、これ傑作だなってみんな言ってますので、ぜひ聞いて欲しいなと思いました。ありがとうございます。
ーータイトルの「Gemini」は日本語でふたご座という意味で、初夏の生まれ星座になるので、これからの季節にぴったりですね。
Tomo:ぜひぜひ聞いてください。
ーーちなみにGeminiに込めた想い、ストーリーはどういうところなんですか?
Tomo:大人になるにつれて、昔の自由というか、夢を追う、自由に追える気持ちっていうか。自由自在の自分がいなくなっていくので、それをまた探し出したいな、という感じですね。心の中の隠れた自分を、探し出したい。という気持ちです。
ーー日々けっこう忙しいし、仕事に忙殺されると、本当に自分がどう思っていたのかとかって、忘れちゃうし、その本当に感じていることはあるんだけど、誤魔化しちゃったりとか、しちゃうなあってことが私もよくあります。
Tomo:歌詞に書いてあるんですけど、大人になると踊れなくなるの?みたいな。それが怖いのか、僕も怖いよっていうところですね。なのでその自由に行けなくなる自分がその世界が怖いので、隠れるので、いまの自分を怖がらないで、じゃぁ一緒に前に行こうという気持ちを込めて書いた曲になります。
ーーちなみにTomoさんは台湾の台東、原住民族にルーツをお持ちだそうなのですが、子供のころってどんな音楽を聞いていたんでしょうか?
Tomo:原住民にルーツはありますが、お恥ずかしながらあまり触っていない方なんですよね。年数回実家に帰る程度みたいな感じなんですけど。聞いていたのは本当、普通の当時流行っていたドラマの曲ですね。ぶっちゃけその当時は別にそんな音楽に興味を持っていたわけでもなく。まあピアノは習っていたんですね。であの、親はめちゃくちゃ演歌を聞くんですよ。
ーーそれは台湾の演歌ってこと?
Tomo:日本の演歌です。ドライブとかのときも車でめちゃめちゃ流しますので、それが多分日本語の曲とのファーストコンタクトというか。そこからですね。小学校の時。で、中学校の時はマンガとかアニメとか見始めて、そこからアニソンとかめちゃめちゃ聞きましたね。
ーー冒頭から日本人のゲストの方かなっていうくらい、流暢すぎて、日本語が。私もビビり散らかしていたのですが、その勉強した方法とかきっかけとか、どういったところですか。
Tomo:最初はやっぱ、アニメとかマンガとかに興味があって、で、ゲームも好きなので、日本語を勉強してみようみたいなのもあったんですけど、で、その前にちょうど母はめちゃめちゃ日本語を話せるんですよ。日本語を勉強してみる?と言われて、じゃあやってみようと言って、塾みたいなところに行ってたんですけど、そこから興味が湧いてきて、大学も日本語で勉強しようかな、みたいなのがあって。で、大学に入って勉強していましたね。
ーーすごいなーと思って聴いてました。
Tomo:現地行きましょう、現地。その言葉の国に行きましょう。
ーー確かに。今ね、ここ京王線笹塚で収録しているんですけど。具体(笑)
Tomo:具体ww
ーー具体wwあの、東京でね、お住まいで働いていらっしゃるということで。
Tomo:そうなんですね、ハイ。
ーーちなみに台湾にいたころは、台湾のインディーズバンドとかはよく聴いていたんですか?
Tomo:いやー、ほとんど邦楽を聴いてましたね。邦楽しか目にない、みたいな。
ーーバンプは神。
Tomo:バンプが神で、米津玄師、星野源聴いたりとか。あっ、星野源は結構前から聴いてので古参アピールです(笑)
ーー古参は、どこからが古参になりますか。
Tomo:めちゃめちゃ売れる前の2ndアルバム「ストレンジャー」というアルバムがあるんですけど、星野源さんがフォークをやっていたころのアルバムですね。そこから聴いていて。
ーーめっちゃ古参じゃないですか。私は恋ダンスからなので、めっちゃ新参ですねwめっちゃうけるw
ーーそんなTomoさんのおすすめの1曲を持ってきてくださったとか。早速聴いていただきましょう。
Tomo:Fluxで「傑森史塔森」
ーーお聞きいただいのは、FLUXで「傑森史塔森」でした。Tomoさん、すごく踊れるノリノリの曲だと思うのですが、まず、FLUXはどんなバンドなんですか?
Tomo:バンド自体はその、エレクトロロックですね。電子音をめちゃめちゃ取り入れているバンドで、どこかUKっぽさもあって、純粋に聞いて楽しい曲なので、個人的に好きな要素が全部詰まっているバンドですよね。
ーー私も電子音楽が好きなので、踊れる感じと、繰り返しのフレーズが。
Tomo:そうですね、めちゃめちゃ好きなんですよ。
ーー台湾のバンドなんですけど、良い意味でらしくないというか。バンプが神、星野源古参のTomoさんがこの曲を知ったきっかけは?
Tomo:本当に偶然で、Facebookで誰かがラップを乗せた曲を聞いて。すごくかっこいいなって。原曲もかっこいいなと思って。
ーーなるほど。今日はCaravanityからTomoさんをお迎えしたわけなのですが、今後の目標などはありますでしょうか。
Tomo:いっぱい曲を出して、皆様に聞いて欲しいところですね。ペースは遅いんですけど、フォローして応援していただけるとめちゃめちゃ喜びます。僕個人でも、最近というかソロプロジェクトというか、自分で曲も作っていますので、そこもチェックしていただけたらと思いました。
ーーCaravanityとTomoさんの情報はSNSでフォローできるのでしょうか?
Tomo:Twitterとインスタをやっております。
Caravanity Twitter:https://twitter.com/crvnt_official
Caravanity Instagram:https://www.instagram.com/caravanity_official/
Tomoさん Twitter:https://twitter.com/tomo331511
Tomoさん Instagram:https://www.instagram.com/crvnt_tomo331511/
よろしくお願いします!
ーーみなさんぜひフォローしましょう!
ーーはい、それではタピレコのオフレコ、第三回はTomoさんをゲストにお迎えしました。Tomoさんありがとうございました。
Tomo:誘っていただいてありがとうございました!
ーー次回またお会いしましょう。台湾の挨拶で締めましょうか。
Tomo:台湾の挨拶…とは…
ーーザイ・・・ジェン・・・
Tomo:あwwそれですねww
ーーじゃあいきますよー!
Tomo・中村:再見!
タピレコのオフレコのオフレコ!
日本語が本当に流暢なTomoさん。出演もご快諾いただき本当にありがとうございました!
- この日は、レンタルスペースを使っての収録だったのですが、思ったよりもラグジュアリーな空間で本当に驚きました(普段はスナックとして営業しているようです)
本日のPodcastの収録、レンスペをお借りしたのですが豪華で笑いました。費用対効果高いか。 pic.twitter.com/8HTDwDV63g
— 中村めぐみ 📻Podcast配信スタート! (@Tapitea_rec) April 16, 2022 - 編集の都合でカットしてしまったのですが、「実はGeminiは歌詞を一部間違って収録してしまい、後から気づいた」というエピソードも。歌詞の文字データは直っているそうなので、曲を聞きながらどこに間違いがあるかをぜひ探してみてくださいね!
- ゲスト回楽しいなあと思いました。これからも多くのゲストさんをお迎えできるように頑張ろうかなと!出てくれる方連絡下さい!オンライン収録も可能です。
ご意見・ご感想募集中
Spotify有料会員の方は、アプリからお聞きいただくと曲をフルサイズで楽しむこともできます。
皆さん、ご意見、ご感想をぜひ、ハッシュタグ #タピレコのオフレコ でお寄せいただけますと幸いです!次回をお楽しみに!