2020年3月23日(月)から4月18日(土)の約3週間、読者様投稿企画「ミュージックマガジンに載らなかった台湾音楽の100枚」として、おすすめアルバムと推薦文の投稿を募集致しました。
新しい切り口の企画でもあり、果たして興味を持っていただけるか…とかなり不安な想いでスタートを切りましたが、おかげさまで、最終的に123作品分もの投稿をお寄せいただきました...がその中には台湾からのいたずら投稿?もあり(笑)、うち、93投稿分をここに発表いたします!
そして、この企画を走り出すきっかけをくださいました、ミュージック・マガジン編集部様ならびにTAIWAN BEATSの友人たちにもお礼を申し上げます!
少しばかり尖った企画名ではありますが、ミューマガさんをリスペクトする気持ちはきっと伝わっていると信じています。
皆さまからの音楽愛に溢れた選盤ならびに投稿文を、ぜひご堪能くださいませ!
Spotify Playlist
こちらは、投稿作品からSpotifyにある音源をまとめたプレイリストです!
URL:https://open.spotify.com/playlist/7a908wzmOtz0496kVq35jg?si=-odo6XmIQdmTefWZsX6D-Q
大体、リリース年順(1967年~2020年)に並んでいますので、順番に聴いていくことで、時代の流れを感じていただけますものと思います!ぜひ投稿文と一緒にお楽しみください!
投稿作品、投稿文一覧
【注記】アルバムのイメージを伝えるために、外部ECサイト(iTunes,Amazon,楽天,bandcamp...etc)からジャケット画像やウィジェットをお借りしました。ジャケット画像をクリックすると、ECサイトに飛ぶ場合があります。その際、フィジカル盤とストリーミングが混在しておりますことご理解くださいませm(_ _)m
1970年代
『嚮往』 歐陽菲菲 オーヤン・フィーフィー
選盤コメント:
日本で最も一般に知られている台湾出身歌手といえばジュディオングか歐陽菲菲だと思う。中国の傑作ノワール映画「薄氷の殺人」でも印象的に使われたタイトル曲がとにかくカッコいい。(亮亮/会社員)
リリース年:1976年
1990年代
『一生守候 A life-time of waiting』 陳淑樺 Sarah Chen
選盤コメント:
1990年当時の台湾ドラマや香港映画『レッドダスト』の主題歌が納められているアルバムで、中華ポップスらしいメロディあり前年のヒット曲「夢時醒分」の流れを汲む都会的なサウンドありとバラエティに富んでおり、何よりも歌声に魅了されました。(もとはし/会社員/Twitter:@funkin4hk)
リリース年:1990年
『特別的愛給特別的你』 伍思凱 Sky Wu
選盤コメント:
サビをそのまま使ったタイトルは、当時の中国語学習者には覚えやすかったです。(もとはし/会社員/Twitter:@funkin4hk)
リリース年:1990
『加州陽光 La Carfornia』張清芳 Stella Chang
選盤コメント:
89年から90年にかけて発表した民歌のアルバムで知り、友人に推薦されましたが、LA撮影のMVとそれまでとは違った路線に、ポップスもいけるのかと驚きました。(もとはし/会社員/Twitter:@funkin4hk)
リリース年:1991
『酒後的心聲』 江蕙 Jody Chaing
選盤コメント:
台湾歌謡界のレジェンドによる金字塔的アルバム。台湾語の歌って何で心にこんなに沁みるんだろう。引退してしまったのが本当に残念…。 (亮亮/会社員)
リリース年:1992
『只要為你活一天』合輯(Various Artists)
選盤コメント:
林強が侯孝賢映画に出る前のシンガーソングライター時代に主演した映画のサントラ。しかしほぼ歌モノで、本編出演の林強、李明依、吳大維以外の参加ミュージシャンが李宗盛、陳昇、張震嶽、baboo、そして伍佰(吳俊霖名義)と大物揃い。コンピレーションとしても豪華な内容。陳昇と伍佰が歌う「愛你一萬年」は沢田研二「時の過ぎゆくままに」のカヴァー。(ちんしゅい/自由業/twitter:@qingshuidashi blog:https://www.tatsu43.com/)
リリース年:1993
『無法度按捺』WHY NOT
選盤コメント:
初めて聴いたとき、自分が産まれたくらいの頃から活躍してた日本のアーティスト(オリジナルラブ、岡村靖幸、小沢健二とか)を、自分が音楽好きになってから初めて知ったときの感動を思い出しました。お洒落でいかにも90年代っぽくて好きです。 (すず/会社員)
リリース年:1995
『掌心』無印良品
選盤コメント:
マレーシアで仲間と音楽活動をしていた光良と品冠が李宗盛に見出され、デュオとしてデビュー。2000年に解散するまでアイドル的な人気を博した。台湾デビュー盤となるこのアルバムは、先にマレーシアで出したアルバム2枚からの曲を収録。タイトル曲「掌心」などは、新たなアレンジで再録音された。(Sayakancil/翻訳者・愛好家/Twitter:@Sayakancil)
リリース年:1996
2000年代
『TECHNO.LOVE』 李雨寰 リー・ユーホヮン
選盤コメント:
90年代後半にユニット「dMDM」として活動していた李雨寰のソロアルバム。テクノというよりは歌モノのハウスに近いサウンドだが、2000年の作品ながら古さは感じず、軽快で聴きやすい。多くのアーティストに楽曲提供をしているだけにダンスミュージックの中でもメロディをしっかり聴かせてくれる。(ちんしゅい/自由業/twitter:@qingshuidashi blog:https://www.tatsu43.com/)
リリース年:2000
『勇氣』梁靜茹 Fish Leong
選盤コメント:
1999年にマレーシアから台湾デビューを果たした梁靜茹は、2枚目のこのアルバムでブレイク。タイトル曲は製作・作詞・作曲・編曲もマレーシア勢が固めた。バラードのボーカルスタイルは、この段階でほぼ完成している。台湾音楽の歴史を紹介する「台湾100選」では、マレーシア華人歌手のアルバムとして唯一選ばれた。(Sayakancil/翻訳者・愛好家/Twitter: @Sayakancil)
リリース年:2000
『真實』張惠妹 aMEI
選盤コメント:
阿妹で「姊妹」を紹介するのはあまりにもステレオタイプ過ぎる。最近の曲は自分の知ってる阿妹とは別の「ブランド」のような気がする。彼女の懐メロの部類のアルバムの中では1番バランスが良い一枚では。 (HO HI/会社員)
リリース年:2001
『It's my war』張誌家 Chih-Chia Chang
選盤コメント:
野球の台湾代表として活躍後、西武ライオンズ(当時)に在籍した張は音楽活動も行っていた。周杰倫、五月天の阿信が楽曲提供。ストレート、スライダー、遅めのカーブのように緩急織りまぜた曲が揃う。その後台湾球界に復帰するも八百長で有罪判決を受ける。今後の作品が期待できないという点でも珍盤と言えるだろう。(takanashi/会社員時々週末DJ/Instagram:@taipei_calling)
リリース年:2002 GMM
『未完成』孫燕姿 Stefanie Sun
選盤コメント:
まだyoutubeも黎明期で今のように気軽にpvが見れない時代、中華圏の歌手は王菲の名前くらいしか知識が無い時にネットで物色していて気に入った歌手。そんなに有名じゃないと思っていたら、台湾でも化物と称される程の人気のシンガポール出身の歌手だった。李偲菘、李偉菘兄弟のプロデュースのもと楽曲も良く、ポップからバラード、ロックと幅広い。私が台湾の音楽シーンにハマるキッカケとなった一枚。(Hagieen/萩原聡之/ゲーム制作会社勤務/Facebook)
リリース年:2003年
『挑信(新歌+精選)』信樂團 Shin Band
選盤コメント:
自分の中で阿信といえば五月天の方ではなくこちらの阿信。中カラで離歌と死了都要愛を原曲キーで歌えればもうあなたは人気者。 (亮亮/会社員)
リリース年:2004
『2號餐』南拳媽媽 Nan Quan Mama
選盤コメント:
周杰倫のバックバンドメンバーから始まり、様々に形を変えてきたユニットですが、男女混合ユニットとなったこの2期目の軽やかさが一番好きでした。 (もとはし/会社員/Twitter:@funkin4hk)
リリース年:2005年
『Cyndi with U』 王心凌 Cyndi Wang
選盤コメント:
皆がみんな堅い音楽ばっかり聞いてる訳じゃない。アラフォー台湾人のアイドル、王心凌の快作・名作。 (HO HI/会社員)
リリース年:2005
『我看見幽浮』胡椒猫
選盤コメント:
台湾の少年ナイフ?な感じのガールズバンド。曲がとにかくキャッチーで歌も演奏もヘタっぽいけどそれががいい。もう活動はしてないのかな。(亮亮/会社員)
リリース年:2006
『Superman』曹格 Gary Chaw
選盤コメント:
曹格は地元マレーシアで一度デビューした後、台湾での再デビュー後にシンガーソングライターとして成功。R&Bを得意とし、2008年の台湾金曲奨で最佳男歌手に選ばれた。このアルバムの収録曲「背叛」は、台湾のオーディション番組「超級星光王道」に出場していた蕭敬騰と楊宗緯に歌われたことで広く知られている。 (Sayakancil/翻訳者・愛好家/Twitter:@Sayakancil)
リリース年:2006
『愛 請問怎麼走(EP)』黄麗玲 A-Lin
選盤コメント:
デビュー後いきなり結婚して産休の暴挙に出た新人歌手にAvexが用意した3曲だけのEP。だが、愛請問怎麼走,荒唐は本当に素晴らしい曲で会社の期待の大きさが分かる。(HO HI/会社員)
リリース年:2007
2010年代
『韋禮安/首張同名全創作專輯』韋禮安 WeiBird
選盤コメント:
台湾のポップスターと言えば間違いなく彼だと思う。人気アーティストに多くの曲を提供し、自身もテレビドラマの曲を手掛け歌う。ビジュアルの可愛らしさ(個人的感想です)と日本人受けするメロディーなのに、海をチョイと渡って来てくれないのがさみしい。アルバム収録曲の「好天氣」は個人的にいちばん好きな曲。聞いて! (naomi./studio mushroom iron 管理人/blog:https://www.studiomushroomiron.com/)
リリース年:2010
『原來如此!!』 鄧福如 AFÜ
選盤コメント:
Youtubeからブレイクした彼女が2011年にリリースした1stアルバム。R&Bと電子音楽が融合された楽曲をポップに歌いあげる彼女の歌声に魅了された人も多いはず。「Nothing On You」のカバーもさる事ながら、「未填詞」や「星空戀曲」は彼女独特の阿福ワールドの核を作り上げた作品と言えよう。 (ぱんだ隊長/中華圏文化愛好家/Twitter:@_Panda_captain)
リリース年:2011
『最想去的地方』吳志寧
選盤コメント:
台湾のCDショップでジャケ買いしたアルバム。日本に帰って調べたらロックバンド929楽団のボーカル&ギタリストなのですね。ゴリゴリなロックではなく、例えるならフォークロック。目の前で唄っているかのような息づかいとライブ感。粗削りな作り方が凄く台湾ぽいなーと思った。 (naomi./studio mushroom iron 管理人/blog:https://www.studiomushroomiron.com/)
リリース年:2011
『浮光掠影』 閻韋伶X世外桃源
選盤コメント:
閻韋伶の声が好き! 個人的にはこの1枚があれば1か月ぐらい音楽には困らないです(笑) (ししゃも/会社員)
リリース年:2012
『自由靈魂』 梁心頤 Lara
選盤コメント:
黑馬です。歴史に残る1枚・・・ではないと思うがこういうのが好きな人もいるハズ。自分は2年くらいヘビロテだった。 (HO HI/会社員)
リリース年:2012
『發生了什麼事?』拷秋勤 Kou Chou Ching
選盤コメント:
Rapに國語・台語・客家語・英語を載せて政治的メッセージ性が高い歌詞を唱うスタイルはきわめて「台湾的」と感じる。音楽的にも土着性と新しさがMIXされてとても面白いバンドだっただけにこのアルバムが最後になったのは本当に残念。 (行灯/音楽愛好家)
リリース年:2012
『沿途風景』光引擎 Light Engine Band
選盤コメント:
2011年結成、女性フォークシンガー・賴彥均とジャズギタリスト・周岳澄によるクロスオーバーユニットの1stアルバム。賴彥均のフラットでありながら温かみを感じさせる特徴的なボーカルと、アメリカで有名ジャズプレイヤーに師事した周岳澄の渋いギターサウンドが絶妙のバランスで融合した、クルーズ感溢れる1枚。 (sasanoji電台/自営業/blog:https://sasanoji-radio.hatenablog.com/ )
リリース年:2013 親愛的音樂
『山丘』李宗盛 Jonathan Lee
選盤コメント:
李さんは台湾のポップミュージックのマスターで、このアルバムと同じ名前の曲は彼の人生経験をまとめた非常的に感動的な曲です。初めて聴いた時は、哲学的な歌詞、簡単だが明瞭なギターの音、パワフルな声の表現力に魅力されたので、皆さん、是非聴いてみてください。 (アンバー/音楽愛好家)
リリース年:2013
『平衡 Balance』 大象體操 Elephant Gym
選盤コメント:
ミュージックマガジンではUnderwaterが紹介されてましたが、
平衡も推したいですね。
EPなので四曲と曲数は少ないのですが、全ての曲が最高でしたね!
特にFingerはイントロのベースで心を掴まれます。洪申豪とコラボした夜洋風景も素晴らしい。
フジロックでの活躍を期待したいですね!(紅毛の健/フリーランスCGデザイナー/blog:https://redhair-10.com/)
リリース年:2013
『M45』Pleiades
選盤コメント:
いわゆるポストロックなサウンド。穏やかな音色から叙情的な轟音へのスイッチでカタルシスを創造していて、傑出した個性があるわけではない。いつもオール4を取る真面目な良い奴のようだ。でも、そいつのノートに空想的で詩情に満ちた物語が書かれていたとしたら? M45はそんな秘めた想像力が花開いたアルバムだ。 (シーマン/●●員/Twitter:@JRailgun)
リリース年:2014
『超時空歌女的快活』 皇后皮箱 QueenSuitcase
選盤コメント:
2008年に女性ボーカル・卡菈とリーダーの阿怪夫婦を中心に結成されたロックバンド・皇后皮箱の1stアルバム。メンバー全員60年代、70年代のブリティッシュロックが大好きで、そこに懐かしの洋楽スタイルをミックス。徹底的にこだわり抜いた作品世界に思わずニヤリとさせられてしまう、完成度の高い1枚。 (sasanoji電台/自営業/blog:https://sasanoji-radio.hatenablog.com/)
リリース年:2014 禾廣娛樂
『我們都不完美』生命樹樂團 Tree of Life
選盤コメント:
曲と特に歌詞が良いです。ボーカルの小王子がアレンジャーとして忙しいからなのか、フルアルバムはこの1枚のみ。バンドとしてのライブ活動は今は休止状態なのが残念です。(るお/会社員)
リリース年:2014
『Everything』小男孩樂團 Men Envy Children
選盤コメント:
2015年にメジャーデビューした小男孩樂團の1stアルバム。ボーカルの米非は元アイドルグループRoomieの出身。タイトル曲Everything を聴くと彼女のハスキーでR&Bな歌声に体ごと持っていかれる。ラップやブルースも散りばめられ、全曲通して飾らないキレのあるビートを刻む良質のバンドが聴ける。 (mayday2355/会社員)
リリース年:2015
『熟悉的荒涼』Hello Nico
選盤コメント:
とにかく大好き!台湾で1番好きなアーティストを選ぶとしたら絶対にHello Nicoを選びますね。女性Vocalモノが好きな方は「你是被抹去的那一段風景」だけでも聴いて欲しい1枚です。 (ししゃも/会社員)
リリース年:2015
『房間裡的動物』林瑪黛 MATELIN
選盤コメント1:
2012年結成の男女4人組エレクトロホップバンド・林瑪黛の1stアルバム。MVやジャケット等にも登場する神秘的な女性キャラクター・林瑪黛が観察した世界を歌っている、というのがバンドのコンセプト。主唱・林意倩の温かく優しい歌声とトリップサウンド、視覚効果担当の小油が描く神秘的な映像美に魅惑される1枚。 (sasanoji電台/自営業/blog:https://sasanoji-radio.hatenablog.com/ )
選盤コメント2:
絵本みたいというか、おもちゃ箱みたいというか、そんな印象のアルバム。中国語は分からないけど頭の中に勝手に情景が浮かんでくる面白い1枚です。次作の「嗨!又相遇了」もオススメ。 (ししゃも/会社員)
リリース年:2015 禾廣娛樂
『查理 Progress Reports』謝震廷 Eli Hsieh
選盤コメント:
3年間もかかったアルバムで、このアルバムのおかげで、彼が金曲奨の最優秀新人賞を勝ち取りました。このアルバムは、彼のいつものフォークギターだけでなく、電子、ロックも含まれています。オススメしたい曲は「燈光」で、この曲は、彼が鬱病にかかって自殺した友達への曲です。 (アンバー/音楽愛好家)
リリース年:2015
『沒名字的人類』麋先生 Mixer
選盤コメント:
偶然見たボーカルの聖皓の写真が月影先生(ガラスの仮面)にしか見えなくて、どんなバンドなのか興味深々で聞いてみたら、カッコよくてびっくりでした。ライブがとても気になるバンドです。(るお/会社員)
リリース年:2015
『阿爸我要當歌星』旺福 WONFU
選盤コメント1:
どのアルバムも好きなのですが、敢えていうならこの1枚。1曲目のギターイントロからハッピーな気分で聞けます。日文版の日本語曲も歌詞が上手くアレンジされていて楽しめます。(るお/会社員)
選盤コメント2:
結成22年目を迎えながら良い意味でインディーズらしさを失わない旺福の2015年の作品。歯切れの良いギターのカッティングから始まるレトロ感漂うディスコ調の1曲目から、フォーク、ロック、レゲエかと思えば沖縄民謡風、昭和歌謡調有り。気がつけば旺福のワンダーランドにどっぷりだ❗(shinobu.zhongping/asian music lover/Instagram:@shinobu.zhongping)
リリース年:2015
『孤單會消失離開不見』原子邦妮 Astro Bunny
選盤コメント:
查查と羽承の二人からなるユニット。キャッチーなメロディと浮遊感あるエレクトロサウンドは耳触りも良く聴いていて気持ちいい。音楽だけでなく、冒頭3曲のPVはディストピア感満載な連作ショートフィルムな作りで才気を感じる。矢継ぎ早に新作を発表するなど精力的に活動する要注目ユニット。 (Hagieen/萩原聡之/ゲーム制作会社勤務/Facebook)
『Between』 孫盛希 Shi Shi
選盤コメント:
それまで聞いていたC-Popが全て懐メロに思えたくらい新しく感じた。そしてキャッチー。Skot陶山のおかげか?・・・彼のおかげだけではなかったのは後のアルバムで証明された。 (HO HI/会社員)
リリース年:2016
『Cheers!Land』椅子樂團 The chairs
選盤コメント:
台湾の西海岸・台中の風を感じる、心地よいハイトーンヴォイスと素朴でゆるやかなメロディ。台湾語や台湾の原住民・アミ族の言葉を歌詞に取り入れ、彼らの抱く温かな郷土愛を抜群のセンスで心地よいポップスへ昇華させている。最近のグルーヴィーな楽曲も最高にクールだが、本作は彼らのルーツを感じるためにも必聴。 2018年に金曲獎を受賞したセカンドアルバム、Lovely Sunday 樂芙莉聖代もおすすめ。 (ゆき/会社員/Twitter:@yukitten22)
リリース年:2016
『第11張 「UP UP」』 新寶島康樂隊 New Formosa Band
選盤コメント:
台湾音楽界の大御所、陳昇と黃連玉によって1992年に結成され、その後パイワン族のAvonが参加。台湾語、客家語、パイワン語が共存するアルバム作りは今の台湾そのものと言っても良いのでは。渋い曲の中で中年のおじさんの可愛らしい嫌らしさや少年のようなイタズラっぽいところが見え隠れするところも魅力的。(shinobu.zhongping/asian music lover/Instagram:@shinobu.zhongping)
リリース年 2016
『Being P!SCO』P!SCO
選盤コメント:
活動10周年を迎えたP!SCO!
色々なジャンルがミックスされたダンスミュージックは、ライブでひたすら踊ることができて最高。
そんなP!SCOの魅力を存分に味わえるのがBeing P!SCO。
ライブで盛り上がる曲がいくつも収録されているので、ライブに行く機会があれば、聴いておきたい一枚。(紅毛の健/フリーランスCGデザイナー/blog:https://redhair-10.com/ )
リリース年:2016
『擱淺的人』康士坦的變化球 Constant & Change
選盤コメント:
とにかく格好良い。曲も歌も詩も。 (行灯/音楽愛好家)
リリース年:2016
『夢的不正常延伸』輕晨電 Morning call
選盤コメント:
内省的なアンニュイな雰囲気がよい輕晨電唯一のアルバム。『Street Voice 冬季選集』収録の「Fine」が一番好きなのだが、「100枚」にセレクトされているのでこちらで。 (行灯/音楽愛好家)
リリース年:2016
『Nine』陳零九 Nine Chen
選盤コメント:
ドラマで使われた曲「你他我」が入っているこの1枚。声質的にはバラードが1番グッとくるのですが、お茶目な曲もあったりと見た目のカッコよさだけではないミュージシャンです。 (るお/会社員)
リリース年:2016
『卡通人物』茄子蛋 EggPlantEgg
選盤コメント:
「浪子回頭」のPV(必見。まるで短編映画のようなクオリティ)をYouTubeで見てハマった。こんなオヤジ臭い曲を20歳そこそこのアンちゃんたちが歌って大ヒットしてしまう台湾ミュージックシーン、マジで素敵過ぎる。 (亮亮/会社員)
リリース年:2017
『同根生 Rooty Mental』 同根生 A Root
選盤コメント:
笙、阮、劉琴(ちいさな琵琶)、ピアノ、コントラバス、パーカッションで構成された、宜蘭で活動するアンサンブル。伝統音楽を用いた音楽は、台湾では最近目につくが、奇抜に聴こえるものが多い中、ジャズ、クラシックといった西洋音楽とうまく融合させている。品のいいユーロ・ジャズのような匂いをスピーカーから響かせると、コロナ禍の外出規制中、いい脳内旅行を楽しめる。(Tai Fukaya/UXエンジニア)
リリース年:2017
『浴室』Deca Joins
選盤コメント1:
その名の通りお風呂でゆったり聴くのにちょうどいい。たまたま上海のフェスで観てそのままトリップしました。(まりも/上海駐在会社員/ Twitter:@chesmarimo)
選盤コメント2:
ゆったりした曲調から急に盛り上がっていく曲が多くて、その緩急の付け方がとっても好きです。ぽかぽかした日にのんびり聴くのもいいし、野外フェスとかで夜中に聴くのも良さそうだし、どんなシチュエーションにも合いそうです。(すず/会社員)
リリース年:2017
『Wonderland』 黃玠瑋 Zooey Wonder
選盤コメント1:
心地の良い女性Vocalモノとしては黃玠瑋も外せませんね。難しいことは考えず心地良さに身を任せればいい1枚。(ししゃも/会社員)
選盤コメント2:
2017年にぴったりの音。当時のビルボードUSAのチャートを順に聴いていく途中で流れてきても全然違和感ない。日本に似ているところもあるし全然違うところもある台湾の地でこういう音が生まれているのは、本当に世界はボーダーレスなんだなと感じさせてくれます。 (キノシタアキヒロ /会社員、ミュージシャン、レーベルオーナー/website:https://siirene.com/)
リリース年:2017
『謝謝你曾經讓我悲傷』 原子邦妮 Astro Bunny
選盤コメント1:
原子邦妮のアルバムはどれも素敵すぎるんだけど、その中で1枚選ぶとしたらコレ。特にアルバムの最後に入ってる「不想就這樣結束」は何度聴いても鳥肌の立つ名曲。この曲のMVは台湾の色々な風景が盛り込まれてて旅行気分が味わえます。 (ししゃも/会社員)
選盤コメント2:
どのアルバムも良いのだが、タイトルチューンが好きなのでこれで。気持ちよいエレクトロポップ。(行灯/音楽愛好家)
リリース年:2017
『穿越』張聖子 Lucia
選盤コメント:
阿美族のシンガーで台湾17直播でも人気ライバーとして活動している張聖子-小露Luciaのファーストアルバム。Youtubeに公開した說散就散/JCのカバーMVは100万回超えを記録、彼女の透明で暖く力強さのある歌声は高評を得ている。過去、精神的につらい経験から生命の大切さを知った彼女が、人生や夢を諦めない気持ちを歌声にのせて届ける!そんな思いの詰まったバラエティ豊かな作品に仕上がっている。 (ぱんだ隊長/中華圏文化愛好家/Twitter:@_Panda_captain)
リリース年:2017
『別急著說妳愛我到天長地久』糯米糰 Sticky Rice
選盤コメント:
Spotify探しているうちに探し当てました。17年リリースのこのEPは、特に80sの洒脱なエレポップをベースにしたタイトル曲に中国語の歯切れの良い語感がとても新鮮で繰り返し聞いた覚えがあります。馬念先のボーカルも素晴らしいですね。勿論今でもCDで愛聴しています。 (わき/介護士/@waki0314 Twitter,Instagram)
リリース年:2017
『小太空』詹雯婷 Faye
選盤コメント:
元F.I.R.の主唱の1stソロ。F.I.R.時代はJ-POPに影響を受けた音楽性だったが、ソロに転向してからはアンビエントなエレクトロ・ポップサウンドで、こちらの方が自分的には好み。F.I.R.脱退の経緯はよく知らないが、サインもらった時に「日本大好き!」って言ってたので応援します! (Hagieen/萩原聡之/ゲーム制作会社勤務/Facebook)
リリース年:2017
『Dear』甜約翰 Sweet John
選盤コメント1:
Sweet Johnは、男女ダブルボーカル、キーボード、ギター、ベース、ドラムという体制のバンドです。このアルバムは29回目の金曲奨にノミネートされたことがあり、質が高く現代的な音とリズムが印象的である。一番オススメしたい曲は「Missing You」という曲です。 (アンバー/音楽愛好家)
選盤コメント2:
おしゃれ。美しい。音や声が重なっていくのがとても心地よい。抑制的でぎりぎりでコントロールされて最高のバランスだと思う。 (行灯/音楽愛好家)
選盤コメント3:
17年リリースのアルバム。台湾は00年くらいにブームがあったというポストロックの遺伝子を感じます。洒脱な曲が多いんですが、僕が一番好きな曲はBen WattのNorth Marine Driveを感じる後遺症という曲です。新作もとても良かったのでCD欲しいです。(わき/介護士/@waki0314 Twitter,Instagram)
リリース年:2017
『知覺的礁岩 Known Rocks』 阿飛西雅 Aphasia
選盤コメント:
ギターの叫び声にも思える強烈なフレーズやノイズが特徴的なポストロックバンド。
うまく言えないけど、歌詞がないのに、とても台湾みが感じる。
台湾の海、台湾のダンス、台湾の街がこのアルバムに凝縮したんだ。(かりん/台湾人の大学生/Twitter:@msf0116)
リリース年:2017
『OST』I Mean Us
選盤コメント1:
台北市で結成された5人組のドリームポップバンド。2019年7月には日本ツアーも実施。女性ボーカルとシンセによる幻想的な曲や、ギターリフが印象的なアップテンポの曲など多彩。男性ボーカルと女性ボーカルそれぞれに持ち味があって面白い。これからが楽しみなバンドです。 (KYO/デザイナー/Twitter:@kyomp)
選盤コメント2:
誰もいない静かな湖畔で、霧のせいで星は薄らとしか輝いていないようなところでぼーっとしながら聴いていたいです。繊細で儚いのに壮大でソウルフルなバンドです。(すず/会社員)
『光明路』 貳伍抽菸所 Smoking Area 25
選盤コメント:
冬の夜に聴きたいポストロック。切ない歌声からの轟音ギターがたまらない。 (まりも/上海駐在会社員/ Twitter:@chesmarimo)
リリース年:2018
『旺情歌』 旺福 WONFU
選盤コメント:
かわいい。たのしい。 (まりも/上海駐在会社員/ Twitter:@chesmarimo)
リリース年:2018
『電火王』美秀集團 Amazing show
選盤コメント:
テンポとそれに合わせた中国語が聴いてて気持ち良くて好きです。どの曲も一見明るいけどその中に哀愁があるところが堪らないです。魯之歌が一番お気に入り。歌詞の意味が分かったらより染みてくるんだろうなって思います。発音とか全く分からない中国語だけどライブ行ったら絶対一緒に歌いたくなりそうです。(すず/会社員)
リリース年:2018
『閃亮亮的旅程』呂婕菲 Shiny
選盤コメント:
昨年、呂程程から改名して再出発の爵士芭比ことShiny呂婕菲。夫は張惠妹の「聽海」など、数多くの名曲を手掛けている凃惠源。彼女の1stは、自ら作詞・作曲を手掛けた作品で、ジャズ・R&B・スイートバラード・ポップスとジャンルを問わず幅広く創作された楽曲や構成は、彼女の多才な一面を垣間見ることができる。 (ぱんだ隊長/中華圏文化愛好家/Twitter:@_Panda_captain)
リリース年:2018
『掠交替』忒修斯 Theseus
選盤コメント:
台湾の音楽は基本的にSpotify使って探すんですが、Theseusもそうやって探し当てたバンドです。このEPはデビュー作だと思うんですが、スケール感が新人バンドのそれじゃないし歌もメチャクチャ上手いしで一気に好きになってしまいました。個人的には落日飛車に続いて世界で活躍して欲しいバンドです。(わき/介護士/@waki0314(Twitter,Instagram)
リリース年:2018
『CASSA NOVA』落日飛車 Sunset Rollercoaster
選盤コメント:
落日飛車が18年にリリースしたアルバム。本当によく聞きましたというか今でもすごく聴きます。台湾で感じた湿度を含んだ街の空気感をそのままパッケージしたかのようなアルバムだなって思います。Greedyを聴くと、何故か台北や台中の夕暮れ、街を歩いた景色をはっきりと思い出します。 (わき/介護士/@waki0314 Twitter,Instagram)
リリース年:2018
『求救訊號』Vast & Hazy
顏靜萱と林易祺の二人からなるユニット。ボーカルの声が孫燕姿に似ているという事で注目。音楽性はロック色が強くアート性も強い。現状はアルバム一枚目が出たところなので、今後の活躍を期待。 (Hagieen/萩原聡之/ゲーム制作会社勤務/Facebook)
リリース年:2018
『Diamond Shaped Hearts』Super Napkin
選盤コメント:
これから先も含めきっと人生の中で5本の指に入る大切なアルバム。ヤオのギターには人生が詰まってます。行ける限り台湾を訪問したいし来れる限り日本に呼びたい。正直言うとこれを書きたくてこの企画に参加させて頂いたようなところもあります。私的に使ってしまってごめんなさい。でも音楽ってそんなもんとも思ってます。 (キノシタアキヒロ /会社員、ミュージシャン、レーベルオーナー/website:https://siirene.com/)
リリース年:2018
『宋咪』13月終了 Undecimber Fin.
選盤コメント:
2015年結成、男女6人組バンド・13月終了の1stアルバム。英作家・David MitchellのSF小説の世界観に着想を得た作品で、そのOSTをイメージして制作された。サウンドは劇的で前衛寄りだが、康雅婷の浮遊感のあるボーカルとの相性は良く、何周でも楽しめる完成度の高い1枚に仕上がっている。 (sasanoji電台/自営業/blog:https://sasanoji-radio.hatenablog.com/ )
リリース年 :2018 好有感覺音樂
『如果你能到我的雨裡面』白頻率 White Frequency
選盤コメント:
2016年結成の男女4人組バンド・白頻率の1st EP。白頻率とは、隣り合ったチャンネルが干渉しないよう間に設けられた空白帯域の周波数のこと。少々ぶっきらぼうにも聞こえる女性ボーカル・芒果の歌声、孤独感を湛えた祐霖のギターサウンドが現実と理想の間で彷徨い揺れる感情表現とじつによく合っている。 (sasanoji電台/自営業/blog:https://sasanoji-radio.hatenablog.com/ )
リリース年:2018 好友感覺音樂
『你有貓膩』徐小花 Hana Hsu
選盤コメント:
00年代JPOPの影響を感じるSSWのデビューアルバム。リリース後、来日公演も行った。バンドサウンドから管弦楽器、打ち込みを用いた幅広いジャンルの楽曲が並ぶが、「一起吃香菜」が白眉。少しねじれのある歌詞をキャッチーなメロディとPerfumeを彷彿とさせるエレポップに乗せたパクチー(香菜)賛歌。 (takanashi/会社員時々週末DJ/Instagram:@taipei_calling)
リリース年:2018 suprememusix
『換句話說』HUSH
選盤コメント:
恋が終わり、それを受け入れながらも泣いて歩く真夜中。いつも通りのコンビニの灯りに、救われたような気持ちで立ち止まる。でも店内にはまだ自分の居場所はない。透き通る録音と心を透かし見るような歌唱にそんな物語が浮かぶ。ノッてる時のPaul McCartneyがピアノで10分で書いたような⑤の名曲感が凄い。 (山麓 園太郎/タイポップス探検家/blog:https://www.studiomushroomiron.com/)
リリース年:2018
『刑天』頭部組成者 Head Composer
選盤コメント:
ゴリゴリのハードロックインストバンド。荒々しいグルーヴ感が最高!
内容通りのジャケットも素晴らしい一枚。
しばらくの間、ライブをしていなかったのですが、去年の年末辺りからライブを再開してるようで、今ライブが見たいバンドの一つ。(紅毛の健/フリーランスCGデザイナー/blog:https://redhair-10.com/)
リリース年:2018
『吾日三省吾身』老王樂隊 Your Woman Sleep with Others
選盤コメント:
深みのある声とチェロの音色が気持ちいいアコースティックなバンド。中でも「安久」は歴代お気に入り曲の一つです。 (まりも/上海駐在会社員/ Twitter:@chesmarimo)
リリース年:2019
『沒有放棄的理由』張聖子 Lucia
選盤コメント:
新一代美声歌姫。音楽プロデューサーの菊池一仁氏と中山邦夫氏のプロデュース作品で、彼女のパフォーマンスが最大限に引き出された最高傑作。ライブ配信でもお馴染み、彼女の持ち前の高いキーを活かしたバラードは、諦めたくない気持ちを心から支えてくれる。同じ企画でリリースされた亮金金や小紫に提供された楽曲も必聴。(ぱんだ隊長/中華圏文化愛好家/Twitter:@_Panda_captain)
リリース年:2019
『房間裡的大象』持修 Chih Siou
選盤コメント:
19年リリースの作品。たまたまSpotify流しっぱなしにしてて根本不是我對手って曲聞いて「これHatchieじゃん!」ってなったのが最初の出会いでした(笑)CDリリースしてるようなら是非欲しいです。。 (わき/介護士/@waki0314 Twitter,Instagram)
リリース年:2019
『A Point Between』Floating Spectrum
選盤コメント:
ベルリンを拠点に活動しているMei-Fang Liauによるソロ・プロジェクト。清冽な音色のシンセサイザーが紡ぐゆったりとした揺らめき/旋律によって、心の奥深くを探求するかのような哲学的で深淵な雰囲気を描いている。洞窟の底で触れた清水のように凛とした響きは、大切な記憶をふと思い出した時の感覚にも似ている。MONOやEITSが所属するTemporary Residenceのリリース。(シーマン/●●員/Twitter:@JRailgun)
リリース年:2019
『Grateful End』Dope Purple
選盤コメント:
台湾の友人から存在を教えてもらったがCDは未入手。カテゴライズするのが難しいが、コズミックサイケデリックロックといった感じ。日本でいったらacid mothers templeに近い印象。真夜中の真っ暗な部屋で何も考えず音の洪水にただ身をゆだねて聴くのがお薦め。魂を解き放とう!(Hagieen/萩原聡之/ゲーム制作会社勤務/Facebook)
リリース年:2019
※台湾国内在庫はsold outしており、2020年内にレコードをリリースする予定との情報有。
『musickness』先知瑪莉 Mary See the Future
選盤コメント1:
ブリットロックの影響を感じる一方、とても台湾らしい一面もあるバンドです。この最新アルバムでは、伍佰を彷彿とさせる、初めての台語歌「陸橋」が聴かせどころのひとつ。北京語の作品では、台湾の詩人、陳繁齊との共作Arielがかっこいい。また、彼らの作品中でも名曲の、Julyのインストルメンタルヴァージョンがこの上なく美しい。個人的にはBlue Hourもお気に入り。Joshの甘いファルセットにうっとり。 (xiao TANYA/教員/blog:ameblo.jp/xiaotanya)
選盤コメント2:
インディーという括りで捉えて良いバンドだと思うけど、プロダクションのクオリティは、東西のメジャーなアーティストと並べても何ら遜色なく、その意味ではインディーという分類は適切じゃないのかもしれない。充分商業音楽の素地は整っているように感じるけど、多分そっちには行かない気がする。アート。(キノシタアキヒロ/会社員、ミュージシャン、レーベルオーナー/website:https://siirene.com/)
選盤コメント3:
六年ぶりに、待ちに待ったフルアルバム。
Jロック、台湾語などの新しい元素は、従来の陰鬱さと合わせ、『musickness』を成り立たせた。
最初から最後まで聴くと、まるで旅をしたように感じる。(かりん/台湾人の大学生/Twitter:@msf0116)
リリース年:2019
『Status:NOT IN LOVE』問題總部 It's Your Fault
選盤コメント:
台北を拠点に活動する7人組のバンドのStreet Voiceで配信された中から3曲をまとめてEPにしたものが本作。R&B、Jazzをベースにしたサウンドに、グループ最年少にして紅一点、作詞も担当するHana Linの気怠げなヴォーカルが心地好い。5月のフルアルバムリリースも楽しみ❗ (shinobu.zhongping/asian music lover/Instagram:@shinobu.zhongping)
リリース年:2019
『藏著並不等於遺忘 Hidden, Not Forgotten』魏如萱 waa wei
選盤コメント:
このアルバムの中に、オススメしたい曲がいくつかありますが、最初に聞いたのは最後の曲の「彼個所在」という曲です。この曲を録音した時に、彼女自身も何回が泣いたらしく、歌詞では、中国語、広東語、台湾語、英語の四カ国語で作られ、彼女のなくなった父親、親友、猫への想いが溢れた、悲しくて美しいメロディーです。 (アンバー/音楽愛好家)
リリース年:2019
『OFiN』FUTURE AFTER A SECOND
選盤コメント:
閃靈などメタルバンドの活躍が目立つ台湾。
その中で頭角を現してきたのがFUTURE AFTER A SECOND。
メロディアスな曲の中に響くシャウトが最高。
1stアルバムでこの完成度なので、この先が気になります。(紅毛の健 /フリーランスCGデザイナー/blog:https://redhair-10.com/)
リリース年:2019
『逆流』既視感 KISHIKAN
選盤コメント:
CDショップの店内で流れていて、イントロを聴いただけでこれは!と思ったのが既視感の逆流。
激しくもあり、メロディアスな曲調は絶妙。
ライブで見てみたいバンドの一つ。(紅毛の健 /フリーランスCGデザイナー/blog:https://redhair-10.com/)
リリース年:2019
『Topic 2:關係 Relationship』體熊專科 Major in Body Bear
選盤コメント:
ずばり言うと、かっこいいんだ。
一曲目のスラップから心臓に直撃。そして相次ぐピアノとギター。かっこいい。
台湾にもこんなにかっこいいインストバンドがあるということをここに伝える。(かりん/台湾人の大学生/Twitter:@msf0116)
リリース年:2019
『Roadkill』打倒三明治 sandwich fail
選盤コメント:
打倒三明治-sandwich fail。まず変わったグループ名に興味を引かれる。どうもメンバーが着ていたTシャツにプリントされていた文言が由来らしい。乾いたヴォーカルにリヴァーブのかかったギター。ロマンチックでメランコリックなメロディー。ドリーム・ポップになるのかな。夜に聴きたくなる一枚。(shinobu.zhongping/asian music lover/Instagram:@shinobu.zhongping)
リリース年:2019
2020年代
『漫遊』Fogbow
選盤コメント:
霧虹、という言葉をこのバンドを通じて知りました。知らないことって、不思議なことに人は認知できない、あるいはしづらいようにできているらしい。場合によっては未知というだけで恐怖を感じてしまったり。まあそう言わずにFogbowの新作、聴いてみてください。僕はこれからも未知なものを探し続けたいと思います。(キノシタアキヒロ /会社員、ミュージシャン、レーベルオーナー/website:https://siirene.com/)
リリース年:2020
『自由之後 After Freedom』迷幻香菇 The Mushrooms
選盤コメント:
結成から五年を経て、今年の四月に初EP『自由之後』をリリースするオルタナロックバンド。まるで人のない場所で囁いているように、フックを気にせず、曲名もあまり覚えない自由な音楽を奏でている。しかし、聴いているうちに言葉では説明できない感情が湧いてくる。それが迷幻香菇が伝えたいことなんだろう。 (かりん/台湾人の大学生/Twitter:@msf0116)
リリース年:2020
まとめ
今回、プレイリストや記事をまとめるにあたり、
投稿文を1つずつ熟読しながら作業を進めていました。
いつもひとりで記事を書いているので、台湾の音楽がどのように聴かれているか?について知る機会があまりなかったのですが、
こんなにも音楽を好きでいるお仲間がいることについて
とても心強いなぁ、、、
愛に溢れているなぁ、、、、
と感じました。
投稿文は、個性的で、愛情あふれるコメントばかりで、読んでいて心がほっこりします。
その気持ちがあつまったSpotifyのプレイリストは、家事をしながら、ゴロゴロしながら、ドライブをしながら聴くのにかなり適していて本当におすすめです。
台湾の音楽について、日本人の視点から、利害・損得関係なく選ばれた(大体)100選って、他にないんじゃないかなぁと思います。
日本のメディアで紹介されていなくても、
マーケットが小さくても、
こんなにちゃんと聴かれている。
みんな本当に音楽が好きなんだな、って思いました。
そして、繰り返しになりますが、こんなに良いものが作れたのは、周りで支えて下さっていた皆様のお陰だと思います。
個人で回すのはやや大掛かりな企画でしたが、
やってよかったなぁと心から思っています!
この企画がきっかけで、台湾の音楽や、台湾そのものの魅力がより多くの方に伝わりましたら幸いです!
それでは、再見!