「今、アジアの音楽が熱い」
「今、聞くべきはアジアの音楽」
そう言われるようになり、しばらく経ちました。東京都内のライブハウスやコンサート会場では、毎週のように、アジアのアーティストによる来日公演が行われています。
しかし、この勢いに国内メディアのフォローが追い付いているかというと、必ずしもそうとは言えないわけで…。
言語や発信文化の違いから、アジアの音楽情報を国内向けに発信するフレームワークは発展途上。私はそう思います。
そこで注目されるのは、インターネットを中心に独自の活動を展開し、情報発信をおこなうブロガー・ライターの活動です。
今、オンラインで読める記事の中には、熱量溢れるインディーズライターたちにより発信されているものが実は多数。彼/彼女たちは、別の仕事をもちながら、エネルギッシュに情報発信をしています。まー、アジア音楽オタクであり作文オタクでもある、ということでしょう。
そしてこの領域、実は、女性率が高いのをご存知でしょうか?
...…というわけで。2019年、情報発信を頑張った女性ライター5人で、Web座談会をしました!
題して、
「2019年、アジアの音楽発信を頑張った日本女子5人で良いこともなんだかなぁなことも振り返ろうじゃないか会議!」
参加者は、
■BUZZY ROOTS:あかり、いずみ
(左:あかりさん/右:いずみさん)
2019年6月、韓国のコアな音楽文化を発信するWEBメディア「BUZZY ROOTS」をローンチ。K-Indie文化を中心に、熱量高く発信しています。最近では、総フォロワー数20万を抱える韓国のキュレーションメディア:Kozypopのインタビューが記憶に新しいですね。
Twitter:あかりさん @akari_otogenic/いずみさん @gong9681
<通ってきた音楽>
UVERWORLD、ONE OK ROCK(高校~大学)海外ポップスのチャート、EDMとか。AVICII、テイラースイフト(留学時代)Jason Mraz、Owl City、FALL OUT BOY
80’s洋楽(両親の影響で、家ではBilly Joelとか、ABBAが流れてた。生まれてはじめて行ったライブはDaryl Hall & John Oates)ジャニーズやK-POP。クラシック沼(学生時代)
■Studio Mushroom Iron :naomi
元レコードショップ店員。タイアーティストの来日公演、CDリリースサポートを積極的に行うとともに、ブログでストイックにタイを中心とした音楽情報を発信する事務所「Studio Mushroom Iron」を名古屋にて運営。タイの国民的スター、Stampのタイフェス名古屋公演を成功させたことは大きな快挙でしょう。今回のメンバーで唯一、アーティスト招聘のご経験をお持ちです。
Twitter:@naomi_tarachin
<通ってきた音楽>
シングライクトーキング!全国追いかけまわしました。青春です。
■タイ人になりたいよしだのブログ:よしだ
タイポップスが好きな人。ブログ、Twitter、外部寄稿にて積極的に情報発信するほか、ラジオ出演、イベントへの登壇もこなすマルチな才能をお持ちです。タイのシンガーソングライター、Lukpeachの日本広報隊長としてもご活躍中。
Twitter:@ysdasyk
<通ってきた音楽>
Tower of Powerなど渋めの音楽(小~中学校)、高校生のころはパリピ。クラブに通ってた影響で、当時アメリカで流行ってたポップソングも聴くように。その他フュージョンジャズなども。ポップスはあまり通っていない。
ステキなメンバーの話を聞きたい!とお声がけしたのは、
■Tapioca Milk Records:中村めぐみ
台湾のバンドが好きすぎてメディア系ブログ「Tapioca Milk Records」を開設、ライターになりました。2019年は、台湾のメディアと協力して外部寄稿記事をつくったり、タイのインディーズバンドTELEx TELEXsの初東京公演の広報リーダーをしたりも。Twitter:@Tapitea_rec
<通ってきた音楽>
The Beatles(父の影響)、松任谷由実(母の影響)、1990~2000年代J-POP全般、一瞬バンギャ、AKBオタク。20代からはネオ渋谷系、ポストロック。※つまりミーハー寄りです。
この5人の共通点は、特に誰にも頼まれていないのに好きな気持ちひとつで、取材や情報収集に積極的に出かけ、リアルな情報を日本へシェアしてきたところです。
そもそもなぜこんなことをしているのか?2019年どうでしたか?...キャピキャピする会を想定していたところ、経験談や課題、マネタイズ、そして未来の希望まで踏み込んでいるので、ぜひご覧ください!前置き長くなりましたが本編へ。
- アジアの音楽に辿りついたきっかけは?
- なぜ発信という、結構周りくどいことを?
- ぽっと出の小娘?
- 儲かってます?
- 一日中、記事のことしか考えていない派
- 信頼度とブランド力を上げたいですね
- 2019年の良かったことをただ振り返ろう
- 2020年の目標は?
- <-PR-アジアのポップスを聴き倒す会 名古屋編>
アジアの音楽に辿りついたきっかけは?
2019年もそろそろ終わるわけですけれども、今年は皆さんと仲良くなれて本当に良かったです!素朴な疑問なのですが、アジアの音楽に辿り着いたキッカケって何です?
今から5~6年前、NHKで、一青窈さんがアジアの音楽を紹介している番組がありまして。K-POPが中心で、台湾とかタイとか韓国インドネシアはサブ的な位置づけだったのだけど。それを毎回見てて、おもしろいなあと思ったのがきっかけです。
私は旅行からです。初めて行った旅行がタイで、CDを買ったのが小さなきっかけかな。それからタイフェス名古屋へ、Golf Pichayaが来日していて、なんやこれかっこいいな、って。後から調べたら、ジャニーズで山下智久とユニットを組んだこともある、タイでは超有名人だと知りました。
もともとK-POPが好きだったのですよ。で、大学生のときに、韓国へ一ヶ月留学しまして、「韓国に来たし、アイドルの出待ちとかできるかな~」と思っていたのですが、バディ(現地で面倒を見てくれる学生)からおすすめされたのが、HYUKOHとか、R&B系で。
街中のチキン屋さんでかかっているのはK-POPではなくインディーアーティストというのを知って、そこから価値観が変わって。
その後、留学から帰国したタイミングで、渋谷でHYUKOHの来日ライブがあって足を運んだところ、同世代の方ばかりではなく、50~60代の方もいらしていて。幅広い世代の方とも一緒に楽しめるんだなぁって。
そこからメディアに所属して、記事を書く中で、落日飛車、Phum Viphritに出会ったときの感動は忘れられませんね。
高校生のときに、県の英語スピーチコンテストで賞を取ったことがあるのですが、その副賞が<マレーシアに一ヶ月ホームステイするプログラム>。
それまで海外といえば欧米のイメージがあったのですが、東南アジアにふれて、アジアの国を認識しました。大学で2回目のマレーシア留学に行き、ガムランやインドネシアのアンクルンにも触れたのですが、なんか興味深い伝統楽器だなあ…くらいで終わってたんですね。そうこうしているうちに、留学中に出会った韓国人から韓国の音楽を教えてもらう中で、Standing Eggっていうアコースティックから入りましたねえ。
どうしよう…ここまででめっちゃ面白い…(笑)一応私も喋ると(笑)高校卒業後1年間ニートだったんですが、暇すぎて、とあるオンラインゲームをきっかけに台湾の大型掲示板PTTを見に行ったんですよ。そこで郷民(PTTユーザーの総称)と交流するなかで知ったのが、ジェイ・チョウでした。
なぜ発信という、結構周りくどいことを?
みなさんそれぞれ、メディアなりブログを運営しているわけですが、アジア音楽シーンの発信て、手間がすごい多いですよね。回りくどいことを、なぜはじめたのでしょう?
大学3年生の時に、アフィリエイターをしていた友達の影響でブログをはじめたのがルーツとしてあります。アルバイトもしていたのですが、時間を売ってお金を稼ぐのに違和感を感じて、自分の好きなテーマでサイトを運営したほうが、長続きするなぁと思って、K-POPと韓国語学習について発信していたのですよ。そしたら、インディーズとかも取り上げたくなりまして。
そのブログってまだありますか?見たいなぁ~
恥ずかしい~~!(笑)
BUZZY ROOTSを作ったのは今年に入ってからです。アジポ会(アジアのポップスを聴き倒す会)への登壇が決まって、メディアを作ろう!ってなって…。それが火付け役でありきっかけなので、アジポ会は恩人ですね。
※アジアのポップスを聴き倒す会とは?…アジアの良質なポップミュージックを幅広く掘り下げ、独自の動画インタビューを中心に発信していくアジア推しメディアプラットフォームのこと。
「アジポ会は恩人」っと…しっかり書いておきましょう。
メガネのお兄さんのために(笑)
(アジアのポップスを聴き倒す会主催、メガネのお兄さんことYuki Lee氏がベーシストを務めるバンド Fontana Folle)
私は、相方の山麓園太郎と一緒に「Studio Mushroom Iron」という事務所をしていて、去年までFacebookファンページから情報発信をしていたんです。それを見て下さった方から、「フェイスブックだと、検索エンジンでヒットしにくいから、外に出したらいいんじゃないか」とアドバイスをもらって。それでブログ化したのが今年の元旦ですね。もう1年経ちました。
Studio Mushroom Ironは、アーティストブッキングのお手伝いとかもしてるわけじゃないですか。そのスタート地点ってどんなでした?
自分たちから言い出すよりかは、先方からご相談を受け取るようになったのがきっかけです。というのも、相方の山麓園太郎がミュージシャンで、外国のミュージシャンの方とか、音楽CDショップ、メディアの方に名刺を配りまくっていたんですよ(笑)
そこで仲良くなっていくアーティストさんから「日本でライブをしたいのだけど、いいコネクションないですか?」と相談を受けるようになりまして。
それでStampのブッキングしてるからすごいですよね。
すごい。
「ファンだし、自分たちも聴きたいしどうすれば?」⇒「なら周りの人たちから固めよう」と様々なところにコンタクトをしていって、日本でもつながりが出てきまして。
すごい…!
偶然が重なったというか、奇跡。
一緒に手を組んでくださる方ありきの実現ですし、たまたまひとつのピースに自分たちがなっているだけであって。自分が見たいから、という気持ちでいつもお手伝いしています。
今年のTELEx TELEXsのライブもそうですよね。
はい、よしださんにもめぐみさんにもご協力を頂いて成功させることができました。
楽しかったですよ。
(初来日公演にして、100名以上が来場したTELEx TELEXsのライブの様子)
ぽっと出の小娘?
いや実はですね…。色々発信活動をしていく上で、課題を感じることもありまして…。
何があったんです?
お互いリスペクトがないと続いていかないな、と。現場の方とお会いすることもあるのですが、人によっては、ブロガーって割と暇だと思われてるのか、初対面で「宣伝手伝ってください!」「記事書いてください」と遠回しに言われたりとか。
出た、記事書いてください問題。
やんわりとお断りしたら、「コイツだめだなあ」と思ったのか、メールの返事もこなくなってしまい…。私、タイ音楽の情報発信はライフワークでしているんですよ。生活とつながっているんです。だから、なんか寂しいなあって。
あ、でもなんか結構私も…。日韓インディーイベントのプロモーションやりたいですって言ったら、百戦錬磨の現場の方からしたら、こちらは子供じゃないですか(笑)
「ぽっと出の小娘がやれるものならやってごらん」みたいな態度で。私心弱いのでムリだな…それで病んじゃう、いちいち。
向こうも手探りなんだと思いますよ。現場の方も、人数が少ない中で回しているだろうから、一緒に何かしたいけれど、まだどうすればいいかを掴めていないんじゃないかなぁ。少人数でやってると思うから、上手く一緒に組める相手がいればいいな、みたいな感じで探しているのかな、と思いましたけれど…。
そうかもしれません。ただ、最初から協力するような前提として話が進められてるような気が今思えばするので、混乱しました(笑)
よしださんは、その現場の方と会って何分くらいでそういう話になったんですか?5分、10分?
1分でした。
1分!!!
会って1分でその話になるってすごいなぁと思って。私はまず友達になって、良好な関係を築いてから、一緒にやるタイプです。いずみちゃんと一緒にやろうってなったのも会ってから半年くらいなんですよね。
日本だけではなく、現場とメディアの連携はアジアでも課題だと思います。たとえば台湾とか見てても、日本の事務所のサポートが受けられるところを除いて、メディアと現場の連携がうまくないみたいで。色々発信がイマイチだったりして。
はいはいはい…。
それで私も含め日本の台湾音楽ファンが怒りと戸惑いモードになる事案が年5回はある(笑)
具体例って何かあります?
たとえばなんですけど、台湾のアーティストが日本の大きいイベントに出るぜ〜ってなったときに、日本人が求めている情報って、(1)正確な一次情報(2)ワクワク感だと思うんです。それらが基本的に後手に回っているか、全くない。
前に台湾のアーティストと、台湾国内における音楽情報の発信について話したのですが、彼らに聞く限りでは、<日本では音楽雑誌が健在だけれども、台湾にはそういうものがなくて、Facebookで情報を取っている>と。だから、情報発信に対する感覚が違いが、メディア拡散ができてない原因としてあるのかなぁと。
儲かってます?
ちょっと突っ込んだ話とかできたらなぁと思うんですが、皆さんそれぞれメディア運営したり、音楽関係の活動をしたりしてるじゃないですか。儲かってます?
マネタイズは課題ですねぇ…。
月によってバラバラですけど、ブログ収益を貯めてタイに行けるくらいは…
音楽関係の活動で稼げるってすごいですねぇ。
あと、応援しているアーティストが来日した時のために、来日貯金してますね。ブログ収益で。
え、どういう意味?
たとえば、成田から1,000円のバスではなくて、3,000円の電車乗ってもらおう!みたいな。そういったの形で。
ファンの鏡ですね。
私はブログ収益で、ひと月で<美容院でパーマできるくらい>ですね。趣味でお小遣い稼ぎしてるレベルです。本業頑張るしかないですよね。
うちはそんなに数も発信してないので、本当にサーバー代を賄えるくらいですね。
台湾とのコラボ案件や、広告記事をやりきってそれなりに。でも使い道が思いついてないな…。
マネタイズのためには、見てもらうことも大事ですよね。全体を通して、よく読まれている記事、アクセス数が多い記事ってどんなです?
読まれている記事といえば、やっぱり、BNKネタやアイドルネタの記事を書くと、1,000アクセスをやや下回るくらいは行きますよ。
アイドル…。私たちも書こうかなぁ…。
アクセス解析見ると、ほとんどタイだったりもするんですよ。
日本語ですよね?どうやって見てるんだろう。
Cat Expoでタイの子からあなたのブログ見てるよ~って言われたことあります。翻訳して見てるんですって。
一日中、記事のことしか考えていない派
すいません。私の悩みを言わせてください!
どうぞ!
私は人付き合いがうまくないほうだから、コンテンツで上に行こうと思っていたのだけど、記事の品質にこだわりすぎてヤバい性格になることが時々あって。
ん!?
え~私は2年前から台湾ミュージックについての執筆活動をはじめたのですが、クソ生意気な新参者なので、キツいことも多かったんですよ。でも、生意気さに負けないコンテンツをつくろうと思って。
その想いが出すぎて、周りの方に嫌われるの覚悟でコンテンツにまつわる意見を伝えたりして、後で超~反省することもあります。子供なんです。
逆にうらやましいかも。
戦場や。
実は、私もぐーちゃんさんタイプで…。
聞いてて思いました(笑)
こだわりとか強くすごくて…。
記事読んでてわかる!(笑)
どうやって<引き>を作るかとか。私は、サイトの見せ方とか、ワードプレスでどういう機能を使えるとかわからないので、文章で頑張るしかないんですよ。
仲間や…。
インタビュー相手が言った言葉についてどういう言葉を使うかとか、総論とかどうすれば良いかについて思い詰めると物ぶん投げるとか。ぐーちゃんさんわかりみ100%です。
信頼度とブランド力を上げたいですね
なんか皆さん2019年発信頑張ってきたじゃないですか。その中でこれが課題だなぁって思うことはありますか?
発信者としての私への信頼度を上げたいと思っています。
ほほう。
趣味ではじめたブログですが、目標がありまして。シンガーソングライター:Lukpeachの広報隊長をしているのですが、彼女に日本デビューしてほしいな、と思っています。なので、ブログのほか、日本のファン向けのFacebookも運営しているのですが…。
Lukpeachがイベント主催者の方や、日本の音楽関係者の方に注目してもらうためには、発信者への信頼度も上げないと。今年は体調が優れない日もあり、あまり記事を書けなかったので、今後はできるだけ頑張って記事を書こうと思ってます。だから健康になりたい!!って。
活動を頑張るのも大事だし、健康も大事にしよう。いずみさんはどうですか?
BUZZY ROOTSとしてのブランド力を上げたいですねえ。個人ではなく、メディアとして発信していきたいので。もっと現地の色んな人と出会いたい。両方の国の役に立つものになりたいです。
BUZZY ROOTSは2人ではじめたことで、一人でブログ書いてた時より、楽しいし、やりやすいです。記事が8割くらいできた段階で見せて、アドバイスをもらって、リフレッシュして新しい気持ちで書くこともできます。
一緒に韓国行くツアーとかやってほしいです!
やりたいですねえ。
音楽スポットを片っ端から回るツアーをしたいです。
私もあかりさんやいずみさんと同じで、Studio Mushroom Ironのブランド力を上げたいんだけど、どうしたらいいですかね。
ハイ!ファンとしてなんですけど!グッズほしいです!ステッカー!あとはですね、ブログのアイキャッチを作ると良いのですよ。
ブログを見たときに記憶に残す意味で、プロフィールにあるロゴを、上部に置いたら良いのではないでしょうか?見た目ですごいって思ってもらえると、ちゃんとしたように見えると思います。
あぁ、たしかに!ありがとうございます。
※その後、本当にデザインを変えていらっしゃいました※
あとステッカーが欲しいです(2回目)
naomiさんってすごい謙虚じゃないですか。すごく素敵なスタンスですけど、もしブランド力を上げたいとしたら、仕事として実績を積むのが手っ取り早いかなって。
お金が絡むと、責任が生じるじゃない?責任とらないと踏み込めないってのはわかりつつも、何かがあったときに責任が取れるのかっていうのはありますねえ。
わかる…
ほぼほぼボランティアっていうスタンスはそこなんですね。
お金貰って活動するのは、期待値を絶対に超える決意をすることだと思います。そして期待値を越えた時に、ブランド力がつくのかなって。
うへへへ…楽しい…
こういう話聞きたかったんです。
2019年の良かったことをただ振り返ろう
課題から学べることもありますが、12月にも入りましたし。今年実現できたこととか言い合いませんか?
お願いしますっ!
謎に包まれた情報を明るみに出し、自分が読みたい記事を書けたのがよかったです!
去年の11月、ぐーちゃんと会ったのをきっかけにインタビュー記事をはじめて、6~7アーティストくらいインタビューができました。特に、J.K.Buaは、インタビューするまでメンバー何人いるのか、どういうきっかけ結成して、どういう構成で…っていうのが謎に包まれていたから。
彼らのインタビューを通して交流できたり、実際ライブ会場で話をしたり、新曲を日本語訳ができたので良かったですねえ。
メディアを運営して好きな企画を好きなだけ組める環境がうれしかったですね!
今年一番の企画は、Kozypopのインタビューを出せたことです。何者かもわからないような私のために、わざわざ代表の方が出てきてくださって、用意していた質問に丁寧に答えて下さったんです。これまでメールインタビューをすることはあったのですが、日本語でよどみなく喋れる方ばかりだったので、韓国語でのインタビューをしたことも思い出深いです。
よく乗り越えましたね。
取材のセッティングも、インタビューも、文字起こしや文章のまとめも全て一人でやったので、なかなかいい反応を頂けてるのも本当に嬉しいです。早く日本に広めたいですね!
一番はTELEs TELEXsの日本デビュー盤のリリースにあたり、バンドサイドとと日本のレーベルをつなげるお手伝いができたことですね。それが、次のアルバムリリースにもつながっています。
よっ!!
タイと日本の音楽をつなげるために、できることが増えたのが、すごいよかったことですね。
えー私は、関わった記事、ひとつひとつが思い出深いです。
でも、一番良かったのは、発信を続けることで、会いたい方とまた会えたことですねぇ。台湾在住のミュージシャンの方なのですが。本来、私は委縮しやすいタイプなんですけど、その人にもう一度会える自分になりたいから、くぐれた修羅場もあったので。再会したときに、ストイックに頑張ってきたんだね~とか言ってもらえてうれしかったなー。見ててくれたんだ、幸せだなぁって。
縁がある人って何回も会いますよね。
地元で暮らす両親に、「あかりがやりたいことを出来ててよかった」って言われたことです!
私は長女で、何かやりたいことがあっても人に譲ったり調和を保つことを優先して引いてしまうことが多い幼少期だったので、我慢しすぎていないか心配だったようです。私個人としても、その性格に自覚がありました。久々に会った時に「韓国のバンドにインタビューしてね〜」と、楽しそうに話す私を見て、「やりたいことを素直にやりたいって言って突き進んでることを知れてよかった」って言われたのが、一番嬉しかったことです。親孝行が一つできたのかなぁって。
2020年の目標は?
さてそろそろ2020年も見えてきましたねぇ。私は来年は少し休んで、語学などビジネス面のスキルアップに時間を使おうと思ってるのだけど、みんなはどうです?
ぐーちゃんが自分のことに集中するのもそうだけど、自分のメンテナンスというか、そういう時間は大事ですよね。
仕事ばかりしてても、勉強したり好きなことしたりする時間がないと、仕事もうまくまわらない。寝不足じゃパフォーマンスが悪いのが同じで、インプットとアウトプットのバランスが崩れると、自分のために時間を使うけど、バランスが崩れると。
インプットといえば、私の目標は、ウェブマーケと韓国語をレベルアーップでございます!!それなくしてBUZZY ROOTSを大きくすることはできないので!
繰り返しになるけれど、BUZZY ROOTSのブランド力向上です!
次回、とあるタイのアーティストのベストアルバムを日本で出そうという話が出ていて、選曲をさせて頂きました。違う角度から新しい取り組みをするので、成功させたいですね。そのアーティストについては、来年2月の「アジアポップスを聴き倒す会 名古屋編」でお披露目する動画を準備済み。楽しみです。
ありがとうございました。また定期的にしゃべりましょう!
<-PR-アジアのポップスを聴き倒す会 名古屋編>
大ボリュームの会話を分かち合っていただき、ありがとうございます!ここまで読み通したあなた……ステキな発信者のみなさんに、ぜひ会ってみたい!と思いはじめていませんか?
そんな方に朗報です!
今回ミーティングに参加してくださった、タイ人になりたいよしださんが主催し、naomiさんも参加する「アジアのポップスを聴き倒す会 第8回 タイ編 in 名古屋」が、2019年2月9日、名古屋市西区のタイ料理店、ヤンガオにて開催することが決定しました~~!!!
毎回、チケット発売後1週間で完売となるこ「アジアのポップスを聴き倒す会」。今回は、ゲストスピーカーにStudio Mushroom Ironの山麓園太郎さんと、タイ在住歴6年現地情報に精通するDJのMOOLAさんを迎え、
「なぜにこんなにおしゃれ&かっこいい音楽がタイで大増殖中??」をテーマに、
- タイインディーズと渋谷系の関係
- タイの濃厚インディシーンと共通する魅力について
- タイの音楽フェスの楽しみ方
- BNK48とアイドル大量発生
- タイの美女シンガーは安全地帯と少年隊が好き
などここでしか聞けない情報が満載。更にタイならではのおみやげもついてきます!
毎回アットホームな空気のなか、大盛況のうちに幕を閉じるアジアのポップスを聴き倒す会、今回も期待をめちゃくちゃ上回る場となること間違いなし。こちらのFacebookページから詳細をご確認のうえ、ぜひご参加を検討ください!
※参加表明は、主催のタイ人になりたいよしださんのFacebookもしくはTwitterのダイレクトメッセージにて!※
それでは、良いお年をお迎えください。再見!