※ 実はこの記事を書くのはとても気恥ずかしいのですが(恋バナをお母さんに話すような気恥ずかしさ!)応援してくださっている方が後から知って「なんだずいぶん水くさいじゃんよ」とならないよう、しっかりご報告させていただきます…でも恥ずかしい…
先日、入籍届を提出してきました。9月13日、『天赦日』『一粒万倍日』『大安』が重なる1年に1度しかない縁起の良い日だそうです。(市役所もかなり混み合っていました。)
結婚する相手は、私よりも11歳年上の日本人男性です。以前香港で働いていたこともあり、広東語が上手です。どちらかというと台湾よりも香港びいき。世界が広がって面白いです。
今後ともよろしくお願いいたします!
さて、決して美人というわけではなく、一般男性ウケもしない私。ここからはご報告と備忘録もかねて「私はこういう考え方で、こういう戦略をもって発言をしたから結婚できたのかも」というエピソードをお伝えしていきます。
結婚て一体何…と思っていた子供時代
「いつか、結婚というイベントが人生に起きて欲しいな」とぼんやり願いながら「つまらなさそうな結婚生活はイヤだな」と思っていた。
身近でつまらなさそうな結婚といえば両親のことだ。
私が小~中学生のころ、母はいつも生活と子育てとパートに追われ、数年間もの間表情の暗い時期があった。「もうちょっと楽しそうにしてくれれば、こっちも子供でいる甲斐もあるんだけどな」と内心ひねくれていた。
それにせっかく好きな相手と結婚したのに、楽しくない生活って何?と思っていた。
そもそも、結婚に限らず、私は楽しくない行動を人生から極力省きたい。苦労はストレスとなり、病気のもとになるからだ。
気の進まない飲み会は断りたいし、うわべだけの友人づきあいも極力しない。そういったことと等しく、結婚という行為がいずれ苦労をもたらすなら、したくないなと思ったのだ。
男女交際って本当に価値があるのだろうか?
また、年齢を重ねるにつれだんだんと男女交際にも価値を感じなくなっていった。
一般的には交際→結婚というのが王道ルートである。しかし私は「交際」までは行けるのだが、結婚にはなかなか至れず、王道ルートでは成功できなかったのだ。
その代表的な例といえば、以前、お付き合いしていた彼のことだ。
その彼とは5年ほど付き合った。大手企業に勤め、スペック的には申し分のない彼。でも、会社の都合によりいつも遠距離恋愛をしていた。せっかくプロポーズまでしてくれたにもかかわらず、すれ違いが重なり、結局のところ結婚には至れなかったのだ。
私は本当に申し訳ないと思った。もし私が「会社を辞めてもいいからついていきたい」と言えたり、あるいは「遠距離結婚でもいいからさっさと籍だけでも入れちゃおう!」と言える女だったなら、5年間の交際は身を結んでいただろう。もちろん、交際中には楽しく過ごした思い出や、一人ではできなかった発見もたくさんある。しかし、結婚という結果は出せなかった。交際をしたばかりに、彼の人生を何年も借りてしまった。
私はいつしか「男女交際って(私にとっては)結婚につながる価値を生み出せない活動なのかも」と考えるようになっていた。
(もちろん、交際期間を経て幸せな結婚をしているご夫婦はいる。ただ私がそうではなかったというだけの話)
だから、次に好きな人が現れたら。まずは「結婚したい」と思ってもらえるように取り組み、交際期間は短めで結婚したいと思っていた。
裏編集長が紹介してくれた彼
さて、今回結婚する彼とは、長年の友人 兼 当サイトの裏編集長サトーくんの紹介で知り合った。
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最初は恋愛目的というわけではなかった。私はそのとき「転職して海外に住みたい」という夢を持っていたため、海外と積極的に取引をしている彼へ仕事の話を聞いて、参考にしていたのだ。
香港で10年ほど働いていた経験もあり、独自の視点をもつ彼の話は面白かった。彼と会っているとワクワクするアイディアもどんどん膨らんでいった。
私は人生にワクワクを求めている。というわけで、転職とは関係なく彼に会いたいと思うようになり、いつしか彼の出没しそうなところで待ちぶせをするようになっていた。愛情、重っ。(笑)
また、彼の好みの外見や発言をするよう努力をしていった。はっきり言って「彼ウケ」のみを意識して行動していた。そのくらいのガッツと集中力をもって、彼との関係構築ならびに彼の隣にいる時間を確保することに取り組んでいたのだ。
当時は「ただワクワクする」「楽しい」からという理由でここまでしていたが、つまり恋愛感情だったのだろう。
そんな生活が続いたある日、彼から「ぐーちゃんの彼氏になりたい」と言われた。
本当に嬉しかった。しかし同時に「ここで付き合うわけにはいかない」とも思ったのだ。
私の考え:もう彼氏はいらない
なぜなら、私は最終的には結婚がしたいのだ。冷静に判断しなければならない。
29歳といえば、全国の結婚平均年齢に差し掛かる。クリスマスケーキのたとえなんてどうでもよいけど、このタイミングを過ぎると、具体的な数はさておき、恋愛対象として見てくれる分母の数が減少していくことは明らかである。もしここで交際に時間を使った場合、仮に破局したとして次に結婚のチャンスはあるのだろうか。すごく怖い。
私には3つの選択肢があった。
1.ひとまず付き合って短期間で結婚を狙う
2.交際は断り、友達関係を続ける
3.交際は断り、結婚を迫る
1を選択したら、これまでと同じの結果となる可能性がある。だからナシ。2を選択すれば、いずれ他の女に取られる可能性がある。それは無理。だから、関係を切られるリスクも覚悟の上で、私は3を選択することにした。
そして、彼にこう伝えたのだ。
結婚が決定した瞬間のこと
「私は男女交際に価値を感じていないので、付き合うのは断ります。彼氏も不要です!でも、あなたのことは好きなので、結婚するなら良いですよ!」
すると「わかった結婚しよう」と言われた。
こんなにアッサリ結婚が決まるとは思っていなかったが、そのままお互いの両親への紹介、入籍と話が進んでいき、今に至っている。生きていると、面白いことが起きる。
まとめ
ここまで、王道パターンではないが、独自の路線を進んで最終的に結婚できたエピソードをお伝えした。振り返ってみると、彼好みの女になるよう打ち込んだことと、結婚できる可能性にイチかバチか賭けた発言をしたことが功を奏したのかもしれない。
なお、結婚が決まった後も「彼の好みに合わせる努力をする」というマイルールは続いている。たとえば、新しく買う服はすべて彼の好みに寄せている。また先日「髪を青く染めてみたい」と言ったところ即却下された(メッシュも不可)ので、私は彼と一緒にいる限り黒髪で生きていくこととなる。
髪を染めるという選択肢を失っても、大好きな人と生きていく権利を得ることはとても幸せな気分になる。この発見をしただけでも、結婚した甲斐があるというものだ。
3組に1組が離婚する時代、この結婚がどうなるかはわからない。楽しく続いていくと良いのだが。
さて、手続き関係などでバタついていて、書きかけの原稿が10本ほどたまっている。次回からはまたアジアのカルチャーのことをご紹介していく。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。再見!