番外編:兼業台湾ラバーのキャリアを考える!(タピレコのオフレコ #5 書き起こし)

 

2022年4月28日配信、【タピレコのオフレコ #5 番外編:兼業台湾ラバーのキャリアを考える!Kalialan Craft Worksの亜美さんとリアルを語ってみた(guest:@plumbloomtw)】の書き起こしをお届けします。

 

 

タピレコのオフレコ #5 番外編:兼業台湾ラバーのキャリアを考える!Kalialan Craft Worksの亜美さんとリアルを語ってみた【guest:@plumbloomtw】

 

今回は大ボリュームの50分!ご意見、ご感想をぜひ、Twitter ハッシュタグ #タピレコのオフレコ でお寄せいただけますと幸いです!

 

 

全文書き起こし

兼業台湾ラバーが2人集まりました

ぐ: タピオカミルクレコードの中村によるアジアと音楽にまつわるストーリーを発信するPodcast、「タピレコのオフレコ」へようこそ。

 

あみ: ようこそ!

 

ぐ:いえええーい!!はい、というわけでですね、今日はゲストとして、台湾のクリエイティブな雑貨を日本で広める、Kalialan Craft Worksの亜美さんにゲストとしてお越しいただきましたー!亜美さんよろしくお願いします!

 

あみ:お願いしまーす!Kalialan Craft Worksの柘植亜美です、よろしくお願いします!

 

ぐ:今日はねテーマありきの雑談トークということで兼業台湾ラバーってどうよっていう話をしようと思っております

 

あみ:はいはいあのさはいはいあのさ、兼業台湾ラバーってどういう意味!?

 

ぐ:www いや、そこなの。そこなんだけど、結論言うと、台湾と一見関係ない仕事をしていながら、実は台湾のことをやっていて、発信していて、仕事になるみたいな。
ブランディング上は、発信する内容において、ほぼそのすべてが台湾の話題であり、なおかつ発信頻度が高い人をざっくり専業とすると、その対になる概念が兼業ラバーかなと思っております。で亜美さんも私も、日本の会社で働いていて、日本に住んで、結構会社の仕事こととかも発信するじゃないですか。

 

あみ:そうだね、ざっくりとしてね。

 

ぐ:なのでお互い兼業ということで、時間の使い方とか、どんな感じなのかなって聞いていけたらと思ってます。因みに、自分が兼業っていう意識ってありますか?

 

あみ:そうだね、言葉で出したことはないけど、逆に言うと、会社員に専業って思ってないかもしれない。どっちも同じ温度感でやってるから。あえて兼業とも言ってないけど、言うなら兼業ですね。

 

ぐ:見え方としては兼業ってことね。なるほどね。そもそもなんだけど、亜美さんが台湾雑貨のお仕事をはじめた経緯を聞けたらと思うんですけど。…wwwwちょっとまってwwため口に戻そう。集合してから4時間くらい経ってて…www

 

あみ:いやもっと…wwww

 

ぐ:6時間くらい!?収録になると、ためぐちが消えるっていう病気ww

 

あみ:急に距離感www

 

ぐ:いつも通りで…

 

あみ:OK!

 

ぐ:でなんだっけ・・・wはじめた経緯を改めて。

 

あみ:はじめた経緯ですよね。そうですよね。それまでずっと正社員で働いていて、あまりネガティブな理由ではないんだけど、なんとなく正社員っていうものを一旦やめたいと思ったことがあるの。別にその会社が嫌だったとかそういうことじゃなくて。一回自分のキャリアをリセットしたいと思うんだよね。

 

ぐ:わかるぅ~!!

 

あみ:その時1回リセットするんだったら、面白いことやりたいし、それまでの正社員の仕事がずっとバックオフィスだったから、直接お金を稼ぐ部門にいたことがなくて、事業としてやるみたいなのもなくて。やりたいっていう憧れもあったし、どうせやるなら、精神的にコミットしたかったから、時間数とかお金とかは置いておいて、脳をコミットさせたかったから、正社員やりながらだとちょっと無理だなと思っていて。

 

一旦アルバイトとかでもしながらでもいいからやろうみたいな感じで思って、台湾好きだし、雑貨も好きでと思ってて、台湾に雑貨結構いいものあるんだよないっぱいなみたいな感じで「すっごい安直にじゃあまあ雑貨でいっか★」みたいな感じ。

 

台湾との出会い

 

ぐ:そもそも台湾を認知したのはいつごろだったのかな。

 

あみ:初回渡航が2013年。けっこう最近。

 

ぐ:最近言うても9年前だね。普段ガチ勢を見すぎているせいでww

 

あみ:全然お客さんとか、台湾仲間、仕事仲間の人の方が全然昔から行ってらっしゃるの20年とか普通に言ってるじゃん。全然ひよっこよぉ。

 

ぐ:でそれで、台湾に行ったんだっけ、1か月くらい。

 

あみ:2013年には行ってない。

 

ぐ:正社員やめての本格渡航?

 

あみ:2013年に初めて行って、そこから台湾には、1年に1回ペースでしか。会社員辞めたのは2018年だから、5~6回目くらいかな。

 

ぐ:1年に1回台湾に行ってた理由っていうのはどこにあったのかな。

 

あみ:ほんと当時の成り行きで本当は国内旅行計画して、毎回。国内旅行計画したんだけど毎回ちょっと時期が悪かったのか国内の方が高かったんだよね。そのとき。福岡とかいきたかったのよ。福岡6万ぐらいその当時ね。多分なんか使い方も悪かったかもしんないけど。カウンターみたいなのに言っちゃってたから。で、毎回カウンターで「台湾の方が安いですよ…!」って謎のおすすめを受けるっていう。

 

ぐ:引き寄せられてるwww

 

あみ:それで台湾行くみたいな。3回目までは毎回成り行きだった。

 

ぐ:なるほど

 

あみ:ちなみにぐーちゃんは?初回。

 

ぐ:なれそめは、高校生の頃に入院してて、退院してすごいヒマだった。で、やることないからネトゲやろってなって、国別対抗のネトゲだったんだけど。

 

あみ:へーーーー。

 

ぐ:台湾の戦略は台湾の掲示板のPTTでやってるらしいって聞いて。突撃しよみたいな。

 

あみ:あははwww

 

ぐ:そうやってネットでつながって、PTTって真っ黒な画面なんだけど、ハンドルネームありきの掲示板で「日本人でぇ~す!☆(ゝω・)vキャピ」って行ったんだけど、めちゃめちゃ歓迎されて、すげー、めっちゃいきたいー、って思ってたんだけど。実際行けたのは、専門学校行って、会社員なって、2回目の転職の後とかだったな。実際は2015年とか。新参です。笑

 

あみ:一緒だね。

 

内側からのかっこいい!かわいい!で進路が変わる

 

ぐ:からの~、仕事化、発信する人化するのはもうちょっと先なんだけどあみさんは会社を辞めたタイミングで渡航してからも仕事化してる感じだよね。

 

あみ:そうそうそうそう。売るものとか何も決まってなかったんだけど、その時コーチング受けてて、今も受けてるけどコーチの人から「なんか別に売るものとか別に決まってなくてその台湾が好きって言うことは別にアピールしたって別にいいじゃん」みたいな話になって。まあ確かにねってなって。

 

ぐ:まちがいねえわ。

 

あみ:一か月行くんだったら別にその一か月の様子を何となくInstaとかでやっとけばいいんじゃないのみたいな感じで言われてても確かに。別にまいっかと思って。当初もなんとなくぼんやり、私取り扱いたい物っていうのが、いわゆる文創系のアイテムだったんだけどそれを探そうと思って一か月旅行組んでたんだけど。台湾を回って探そうと思ったのね。最終的に原住民のものに変わっちゃったから(笑)

 

ぐ:台湾原住民のクリエイティブ雑貨を扱いはじめたのは何がきっかけだったんでしたっけ。

 

あみ:そのずっと原住民すら知らなかったのよ。そもそも台湾歴浅い状態で飛んでるから詳しくないわけぜんぜん。で、まわってて、西、えーとこれ、反時計まわりって言えばいいの?

 

ぐ:ひ、左…?

 

あみ:急に頭悪くなっちゃううちらww桃園スタートして、台中、台南まわり、そっちまわりで回ったから、台東が後半な訳ですよ。出会うところが。台東に行って、台東の宿がドミトリーで、しかもなんか今どきの台北のきれいなドミトリーの、カーテンがシャってしまる個室ではなくて、二段ベッドが部屋の中に2個あって、その上段だったの私。二段ベッドの上段だったから。

 

ぐ:女子寮ですって感じ?

 

あみ:そうそうw普通の二段ベッドなのよ。で、1回部分というか、下の人にはシャっていうカレンダーがあるんだけど、上はないの。天井に着ける工夫もないんだみたいな。その反対側の対角にいるベッドに泊まってたのが、台湾の大学で原住民系の文化を研究している先生がいて、「ハロー」みたいなところから教えてもらったの。

 

ぐ:うんうん。

 

あみ:で、「明日どういうプランなの?」って聞かれて、ノープラン旅1か月だったから、本当何も決めてないんだよね、おすすめありますかって聞いたら、「ちょうど明日豊年祭があるから、台湾の原住民のお祭りが近くであるから見ていきなよ、面白いよ」って言ってくれて、時刻表とか研究のために行ってたから、バスの時刻表とかイベントのポスターの画像とか全部送ってくれて、「あ、これは行くしかない」みたいな。

 

こんだけアテンドしていただいて、行かないとかないじゃん選択肢として。で行ったら、「うわーめっちゃかっこいいんだけど!なんだこりゃ!めっちゃかっこいい!」って。民族衣装もかっこいいし、その日豊年祭の音楽も流れててめっちゃかっこよかったしそれも。語彙力がかっこいいしかないんですけど今。そこでアクセサリーとかも売ってて。めっちゃかわい~みたいな。語彙数かわいいしか増えてないけど今

 

ぐ:かっこいい、かわいいー、右脳に訴える何か。

 

あみ:今まで見てきたアイテムもかっこいいとは思ってたんだけど、表層でかっこいいっていう感じ。

 

ぐ:「これってかっこいいとされてるよね」みたいなね、うんうん。

 

あみ:いやもちろんかっこいいんだけど、「すごい」って思って見てるみたいな。これを取り扱ってたら私カッコいいかもみたいな感じの。それでいいと思ってたんだけど、原住民のアイテムを見たりとか、アートもたまたま似た時期で見るときがあって、心の内側からやべえちょうかっこいいみたいな。これかっこいいみたいな。感情の動くところがちがうみたいな。

 

ぐ:わかるわー。わかるわー。ごめんわかるわー。

 

あみ:語彙力わかるわー。

 

ぐ:語彙力、「かっこいい」「かわいい」「わかるわー」(笑)本当にかっこいい、かわいいものに出会ったときの、全身ワー!みたいな。

 

あみ:毛穴開くみたいな感じ。それがあって、あ、もう私これじゃん!って思ったの。その時に。感情がこんなに動くってことはそれは私がやりたいことなんだと思って、はい、これ、ターゲットここ、みたいな。

 

ぐ:なるほどですねぇ~。それ以来結構、ポップアップストアとか。通信販売とか東京アジアンマーケットの主催とか色々やってるイメージだけど、これまではどんな感じで活動してきたのかな。

 

あみ:基本的に最初オンラインショップ立ち上げました、本当当たり前だけど急にオンラインショップを立ち上げても売れないですよね。

 

ぐ:そりゃそうじゃ。

 

あみ:認知ないからね。そんな急に売れるわけなくて、さてどうしたものかな。で、えーっとそれが9月にお店をオンラインショップをオープンさせたんだけど、翌年の4月の末から5月上旬にかけて、ちょろっと行なわれていた台湾のイベントにちょっとモノを置かせていただく機会があって、それがいわゆるポップアップ系の出店で、そこのつながりでちょこちょこちょこと出店のお話を頂けるようになって、ちょこちょこちょこっていう風に、出店をし始めたみたいな。

 

で、その同じ年に、別の台湾関係ない昔からの友人と、「アジアに関するイベントって何かやりたいよね、小さくてもいいから、音楽とかもかかってて、ご飯も出て、雑貨屋さんとかちょっと並べてっていうのをやりたいよね」っていう話になって、それが東京アジアンマーケットのはしり。

 

ぐ:活動歴としては、ビジネスにしてからは3~4年くらいって感じ?

 

あみ:そういう感じ。

 

離れるときもある

 

ぐ:冒頭に戻ると、正社員と兼業する中で、今って、どれくらい注力できてる?

 

あみ:あーなるほど。えっとね、今、現在で言うと、意識的に注力してなくて。

 

ぐ:うんうん。

 

あみ:会社員の方に、自分の時間も脳体力も精神的なものとか全てをそっちにけっこうコミットさせてる状態に今あえてしてます。急に敬語www

 

ぐ:wwwwやっぱり、Twitterとか見ててもモノをうる人々はやっぱり円・・・円安・・・今円高と円安どっちだっけって急に頭悪くなるっていう。そういうところも来てるって感じ?

 

あみ:うーーんそうだね、それも影響やっぱり受けてるし、あとはあのー、コロナもやっぱりあったからイベントがとにかく激減して、というところもあって。なんか、セーブせざるを得ないところもあったし、とはいえオンラインの方は逆に言うとその、物販がいっぱんできてた、出店できてた頃で言うとオンラインで増えてるの。イベントがない分。そっちは伸びるから伸ばそうとすれば伸びるんだけど、転職しまして。3ヵ月前に。

 

ぐ:おめでとう!!(ぱちぱちぱち)

 

あみ:ありがとう~!!!・・・・楽しくて。

 

ぐ:そこらへんも今日は深掘っていきたいんだけど。

 

あみ:ぐーちゃんにも聞きたい。ぐーちゃんのコミット度もききたいかも。

 

ぐ:私はまさに、意識的にその距離を置いてたのが、去年だったの。

 

あみ:冬眠のとき?

 

ぐ:冬眠かつ仕事が変わって、距離を置いてたんだけど、で、最低限、頼まれた仕事だけやりますみたいな時期があったんだよね。今ですね、流れで職場が変わりまして。

 

あみ:おめでと~!!

 

ぐ:ありがと~!!ちょっと落ち着いたから、使える時間が増えたから、前みたいに勢いよくはできないけど、Podcastやったりとか、記事書いたりとか、できるようになったって感じ。流されて、こう・・・着地してるっていう感覚。一度離れて、近づいて、って感じかなぁ。

 

あみ:なんかさー、うちら多分知り合って、3~4ねんくらいじゃん。確かに、雰囲気違うよね、ぐーちゃん。いい感じに、ピリッとした。別にピリッとしてなかったわけじゃないし。

 

ぐ:ジュニアじゃなくなったって感じ?

 

あみ:知り合った時点でもジュニアじゃなかったと思うんだけど、もっと上でいらっしゃいましたけど、なんか、なんだろう。発言のキレが上がったっていう。

 

ぐ:シャープになった?

 

あみ:元々キレがあるタイプだったけど、なんだろう、言い方が、別にぐーちゃんってふんわりしてるし、めっちゃ優しいし、ポジティブフィードバック多いからそこすっごく大好きで、いつもやわらかい感じがあるんだけど、やわらかい中で芯がある感じが、なんだろう、めっちゃ芯が出てきたというか、我が出てきたんじゃなくて。

 

ぐ:よく研ぎ澄まされた・・・シュウ ウエムラのアイブロウペンシルwwww

 

あみ:例えがわからんwww

 

ぐ:長刀型なんよ!一本一本眉毛書けますみたいな!

 

あみ:いいのかなあその例え・・・w

 

ぐ:とにかく、シャープな芯が出てきたと。

 

あみ:元々芯があったし、芯がある人だなって見てたから、芯があるんだけど、そこを上手い感じていた覆い隠していたふんわり見せてる感じのイメージだったので。

 

ぐ:バレバレてたw

 

あみ:「めっちゃ芯強いじゃんこの子!」みたいな感じだったの。

 

ぐ:子扱いで大丈夫だよw

 

あみ:すごいそこの、なんかこう、いらないふんわりさを

 

ぐ:バウムクーヘンのバウムが~

 

あみ:wwww

 

ぐ:私さ、よく例えがわかりにくいって言われるのwww

 

あみ:言語化うまいのになんでそんなたとえ下手なの!?wwwその辺の見せ方がうまくなったんじゃない?

 

ぐ:自己PR能力が向上したってことかな。バウムクーヘンからwwwシュウ ウエムラのアイブロウになりましたと。

 

あみ:ごめん最後よくわかんなかったwwww

 

会社で台湾のこと言う?言わない?


ぐ:じゃあネタ帳に戻りますと・・・亜美さんは今どんなお仕事をしているのかな!開示可能な範囲で。

 

あみ:今勤めてるのはデザイン会社です。私自身はいわゆるデザイナーではなくて、フロンとオフィス側の仕事と、バックオフィス側の仕事を今やってます。

 

ぐ:二刀流ってこと!?

 

あみ:たしかにw

 

ぐ:やば・・・!

 

ただ、私バックオフィスでずっとやってきてるから、今回フロントオフィスはじめてなんだよね。正社員としてガッツリやっていくのははじめてなんだよね。

 

ぐ:売上を作っていく仕事みたいな。

 

あみ:そうそっち側だよね。

 

ぐ:かっけーな

 

あみ:やべえ。

 

ぐ:語彙力が少年漫画wえっとねー、前に会社をえっと辞めた理由が、売上を作ることをやりたかったって言ってたじゃん。また会社員でも叶えられてるって感じ?

 

あみ:そうなんだよね。だからもう、フロント側だから、ざっくり職種に無理やり落とすと、また営業みたいなところが結局メインになってきて、ずっとバックオフィスの仕事をやっているときに、なんだろう、憧れでもあり、その営業がやりたいわけではなくて、単純に営業をやっている人たちに対する憧れとかがぁ…

 

ぐ:わか~~~~るよぉぉぉぉ~~~!!!

 

あみ:売上を作っていくみたいな人に対するあこがれ?

 

ぐ:「僕たち数字あげてますから!」みたいな。誰も言ってないけどw

 

あみ:会社を颯爽と、お客さんとこいってきまーす!みたいな。

 

ぐ:うちらは「いってらっしゃーい」。わかるそれ・・・

 

あみ:そうそうwwwそこに対する漠然とした憧れと、それに対する、直接は稼げてないっていう、バックオフィスでやってるけど、間接にサポートという意味で間接的に利益にはもちろん貢献しているんだけど、なんとなくの劣等感みたいな。

 

ぐ:うんうん、わかーるよぉぉ

 

あみ:優劣があるわけじゃないんだよ。フロントもバックも別に。直接売り上げを稼げるってすごいよねえ!みたいな。

 

ぐ:まさにそのフェーズに、亜美さんがいて、新しいチャレンジがはじまったということだと思うんだけど。うちらからとする兼業で台湾のことやってるじゃん。会社にその理解というか、どこまで話してる?

 

あみ:フルオープン。

 

ぐ:面接でも「台湾の仕事をしてます」っていう話をしていたってこと?

 

あみ:面接の前というか、あのーなんていうんだろう、求人媒体にほら、登録をしたんですよ。でそこから応募してるんだけど、今の会社に。求人媒体に自分のSNSがなんかこう、うーんと、デザイナーとか、エンジニアの人とか多分いるから、URLを紐づけたりとか、ポートフォリオ的に。だからそういうのができて、けっこう自由にやっていて、面談とかカジュアル面談します、面接しますになる前に、なんか動いている私が見えるのは本当が一番いいなあと思ったの。私がイメージしてもらいやすいかなって。ここであれですよ。

 

ぐ:一緒に作ったYoutubeですね。

 

あみ:あれをぴっと貼っておきまして、それは貼ってあるからその時点で公開してるし、そのプロフィールの中にも個人事業主としてやってますよ、副業するものがあることが前提です、

 

ぐ:そこが条件だと。

 

あみ:それが平日に影響するわけじゃないから、会社で働く時間はフルコミットしますっていうのは書いておいた気がするんだよね一応。個人として。今、副業解禁時代だけど、副業NGとかあるじゃん。

 

ぐ:全然あるよね。

 

あみ:全然バッティングしてなくても書いておいた。最初から見てるから、その時点でフルオープンみたいな。

 

ぐ:心理的安全性高いみたいな。面接の段階では限られてるわけじゃん。入ってからいわゆる仲間的な、同僚にも伝えててた?

 

あみ:伝えて―、なんかうちの会社はフルリモートで仕事してるから、コミュニケーションツールがSlack なのね。新しく入ると自己紹介とかするじゃない。そこに自由項目もあって、で、あのうちの会社採用はデザイナーがデザイン会社だから多いから、ポートフォリオとかも書く欄があるんだけど、私はポートフォリオないから、Notionで自分でまとめているページをぴっと貼っておいて、台湾のこういうことをやってますみたいなのを最初から開示してた。

 

ぐ:それに対する仲間の反応は?

 

あみ:まず「台湾好き」みたいな感じで、ちゃんと認知してもらえて、何かのきっかけ、ちょっとした雑談のきっかけのときに、台湾で美味しいごはん屋さんありますかみたいなのとか、東京の台湾料理屋さんとか。「これってどこで食べられるかなぁ?」とか、そういうのを話に振ってもらえるのが認知してもらえるようになったかも。

 

ぐ:すばらしいー!よかったね。台湾のことを知られてるのと知られてないのとじゃさ、うちらにとって違うよね。

 

あみ:ぐーちゃんは、どっち?

 

ぐ:私はあえてクローズドにしてる。聞かれるんだけど、言ってないというか。別に壁があるわけじゃないんだけど、会社ではけっこうふんわり優しいPRのお姉さんでいたいから、Twitterとかさけっこうさ、シュウ ウエムラのアイブロウみたいな発言をするじゃん。それはちょっと見られるのがはずかしい。お母さんが授業参観に来るみたいな。キャラ違うからなーみたいな。それで言ってないって感じ。

 

あみ:そっかそっか。聞かれるっていうのは、副業やってますかって聞かれるの?

 

ぐ:副業で、ちょっとライターみたいなことやってるんですーテヘペロっていうと、「記事よみたーい」って言われて。

 

あみ:はいはい、そうなりますよね。

 

ぐ:ちょっとはずかしいんでーっていうと、「あ、そっかー」って言ってもらえる。

 

あみ:触れちゃいかんのかなみたいな。まあーたしかに、私、あのぐーちゃんの方のアカウントも、オフィスバージョンのぐーちゃんのアカウントも知ってますけど全然キャラ違うもんね。

 

ぐ:デザインで言うとトンマナ違いはあるかなwwwそんな感じで、台湾のことも受け止めてくれる職場でやりたいことをがんばってるじゃん。気持ち的なコスパどうですか。

 

あみ:気持ちコスパはすごい、めちゃめちゃ高いです。まず、めっちゃ楽しい!すっごい楽しい仕事もん今。会社員のね。だからコスパ高いってことだよね。

 

ぐ:それはさ、台湾のことを夢中で同じ境遇だとしても、同じように思えてたのかな。

 

あみ:スタートが同時だったらってこと?あーーーそうなると、私不器用タイプなのね。同時進行でいろんなことを追いかけられないタイプなのよ。だから、どっちかになってたと思う。

 

ぐ:わかるなぁ~

 

あみ:一緒かぁ

 

ぐ:一緒だなぁ。台湾のことをさ、一回夢中になって、ガーやって。

 

自分の事業のオーナーシップを持つという考え方

 

あみ:1回がっとはじめて、右も左もわからない状態からはじめて、アジマとかも本当にそうで、コロナ禍で開催するとかなるのが本当にわからなかったけど、そこのなんだろう。コロナ禍でいい意味で落ち着いてきてるというか、自分に時間があるというか、自動的に発生したみたいな。人と遊ぶことも一気になくなっちゃったりとか、友達とも会わないし、イベントも減っちゃったし、自動的に時間が増えたところで、台湾のこともそこでもう一回しっかり見直して、仕組化が一回できたんだよね。

 

「こういうことをするんだったら、こういう準備しとけばいいよね」とか「こういう風にやれば1時間でここまでできる」とか、なんかそういうのがそのちょうど去年とか、一昨年の後半ぐらいからしっかりできてたのもあって、なんだろうね、なんかそこが終わったから、その仕組み通りに自分が乗せていけばということもあって、そこでまた余裕ができたんだよね。

 

ぐ:言い換えると、あみ株式会社台湾事業部の概念実証ができた段階というか。

 

あみ:確かに、あみ株式会社っていう概念は常に持ってて、会社員事業部と、台湾事業部が。常にその中で動いているから、時間配分をどっちに置くか、どちらの事業にリソースをどれくらい投下するのかとか考えていて、だから一時台湾に投下をしていたと。で、まああの会社員事業部の方は、当時バイトとかで、運転資金はここで稼いでるみたいな感じ。台湾事業部も赤じゃ困るけど、トントンくらいにしておけば私は回るしみたいな。

 

ぐ:大きなリスクをとりすぎなければ大丈夫みたいな。

 

あみ:雑貨とかで、前で仕入れるけど、いきなり先行投資で仕入れるタイプでもないから、そんな資金のかけかたとか、あとまあ小さくはじめられたんだよね。ランニングコストがかからない状態で小さくはじめられてて、やっていけてるから、そこの回し方の仕組み化とかが終わった段階で心の余裕ができて、てなったときに、ぐーちゃんと動画を作ったじゃん。

 

ぐ:つくったねー。

 

あみ:めっちゃ楽しかったあれー。2週間でできないじゃん。

 

ぐ:それよ

 

あみ:そのときに、あの動画を2週間で、しかも我々2人ともフルタイムで仕事別にしていたにもかかわらず。

 

ぐ:そうだよね

 

あみ:そうなんだよ。にもかかわらず、ちゃんと作って、予定通りにリリースもして、っていうあのぐーちゃんとのやりとり、2週間をプロジェクトで密にガッと進んでいくチーム感みたいなのがほしくなったのよ。自分の人生に。

 

ぐ:なるほど

 

あみ:これが正社員の形でできたら最高だなと思って。

 

ぐ:えーそんな思ってもらえたんだ。嬉しい。

 

あみ:そこが転職っていうのかな、もっかい正社員に戻ろうっていう決め手と、東京アジアンマーケットを物販でお預かりの形でやろうっていうのを決めた結果になりました。

 

忙しさのピークと持続可能性のバランス

 

ぐ:台湾と正社員と兼業してると、両方のバランスを常にさ、よく保てるわけじゃないから、両方なんかこう、タスクがピークみたいなときってあるじゃん。

 

あみ:めっちゃあるー。

 

ぐ:それっていつのことだか思い出してごらん♪

 

あみ:私の忙しさピークが被ったのは去年で、えーっと東京アジアンマーケット2回やったっていうのが、その開催の時とその前の準備段階がもうピークで。忙しかった。

 

ぐ:ピークで忙しいっていうのは、体力的なのか、思考体力なのかっていうとどっちだった?

 

あみ:えーとねー、両方で。両方で忙しいけどがまずあって、開催期間が2回とも、お店を空けてるのが2回あったのね。で、前後準備日と撤収日、6日間確保しないといけないんだよね、そこに。有休使いながら3~4日もらったのかな。そこあてて、やるんだけど、そもそも6日連続いないから、土日挟んでも。その前後に有休はとてもじゃないけど取れなかったの。会社側に負担かかっちゃうから。2週間ぶっ続けて仕事になるわけよ。

 

ぐ:あみ株式会社が休みなしブラック企業になる感じね。

 

あみ:そんな感じだったから、その開催期間中は、もう本当にめっちゃ体力的にしんどいっていうのと、あとその実際はじまる前は、準備とか企画とかなんかどうやったらいい感じのお客さんに来てもらえるかな、楽しんでもらえるかなっていうのをすごく考えるじゃん。そっちの思考体力、脳みその容量が寄りがちになっちゃうんだけどでも、会社の仕事もちゃんとやりたいから、そこのバランスっていうか、要領オーバーの状態がずっと続いちゃうみたいな。消化しきっちゃうみたいな。

 

ぐ:それ2週間はきついねえ。本当にお疲れ様でした。

 

あみ:ありがとうございました、でも楽しかった。

 

ぐ:あの空間にいることがなんか、雑貨もあるし、タイのよくわからない雑貨もあるし、ごちゃごちゃーってあるような、空間にいることがなんか非日常感があって、良かったー。

 

あみ:嬉しい。その非日常感はアジアンマーケットが提供したい空間だったり時間だったりしたからめっちゃ嬉しいそれ。

 

ぐ:音楽でいうと全部見たいアーティストのフェスみたいになって行ってよかったなって。

 

あみ:ちなみにぐーちゃんの、ぐー株式会社のそのピークみたいなどうだったんです?

 

ぐ:去年のね、記憶が飛んでるんだけど、けっこう修羅場だったのが。

 

あみ:修羅場過ぎて飛んだのか(笑)

 

ぐ:コロナワクチンを、何回か、いや2回打ったんだけど。私モデルナだったんですよ。モデルなの2回目で、めっちゃ熱が出てます。出てるんだけど、仕事も一応するし、当時管理職だったから自分のタスクもするし、メンバーの話とかも聴いたりする中で、台湾のそのお仕事を依頼してくれるプロマネの方から、けっこう質問がバンバン飛んできたことがあって、それがけっこう頭を使うというか、ロジカルに考えないといけなくて。熱出てます、会社の仕事もします、台湾からの質問もなるべく正確にロジカルに答えるみたいなのが、コロナ禍ならではなんだけど、全部が燃えてるぅ~♪って感じで、だったかなー。

 

あみ:ぐー株式会社もなかなかのブラックだね(笑)熱出てるのに働かせるっていう。

 

ぐ:「熱出てるんだけど~」みたいな話は台湾の人にもするんだけど、返事をすると平気なものと思われて追加質問が来るっていう。多分台湾の方でも納期がギリギリだったりして、っていうことはけっこうありました。やっぱり期待にこたえたいと思っちゃうんだよね。

 

あみ:わかる、こたえたい。

 

ぐ:「熱だから待ってて」って言うことはできるんだけど、・・・・今思えば待っててもらってもよかったかもしれねえわwwwwなんだけど、その期待に応えたいっていう気持ちが勝っちゃってたね。

 

あみ:期待に応えたいってすっごくわかる。会社とかもそうだもんね。そもそもしてもらえるのがうれしいじゃんね。そしたら、超えたいんだよね。我々ちょっとほしがりだよね。

 

ぐ:ほしがる(笑)それによって得られる評価とかもそうなんだけど、関わる人の明日がプラスになりますように的な精神があるじゃん。

 

あみ:いいよーいいよーわかるよー 期待に応えたいって。

 

ぐ:期待に応えたいっていうのがね、あって、そこ超えるためにブラックにならざるを得ないのはあるかな。

 

あみ:脳内がね。

 

ぐ:今さ、SDGsとかさ、持続可能性が問われてるじゃん。その観点ではよくないので、そろそろ見直さないとな~と思ってはいる、という感じ。

 

あみ:わかる。めっちゃわかる。今は今は脳内体力的にも実際の体力的にもまださ、けっこうできる部分はあるけど、それでもやっぱり20代の頃に比べると落ちてきてるし体力とか。

 

本当にやりたいことに向き合えるなら、兼業でいいじゃない!

 

ぐ:20代の頃から会社員だったと思うけど、ジュニアの時に学べたのってどんなでした?

 

あみ:色々学べた気がするけど、私飲食なのね、最初のスタートが。タイトル忘れちゃったんだけどビジネス雑誌みたいなのが置いてあって。それ読んでたんだけど、その中に書いてあったことで、あの、店長とかオーナーとかから、何か指示とかなんかこうしておいてと言われたときに、違うって思うことがあるかもしれない。

 

でも、それってあなたとその店長クラスの人、オーナークラスの人がそもそも視座違うから、見えてる世界が違うからいきなり反発するんじゃなくって、相手は何を考えてその指示をしたんだろう、みたいなのを1回一呼吸おいて考えようねみたいなのが書いてあって、それを新卒1年目の初期の頃に見れたのが大きくて、常になんか上司に言われたりとか、支持とか評価でフィードバックを受けたときに、いっぱい思うこともあるけど、どういうつもりでそこになったんだろう、みたいな1回ちょっとなんか一呼吸おけるみたいなのとかも、けっこう、ジュニア時代の体験というか知っといてよかったなーと思った。

 

ぐ:いいねいいねー。なんか理不尽なこととかさ、どんなに周りがいい人でも、理不尽な事象起きがちだと思ってて。そこに対する体制があるなしで変わるよね。

 

あみ:ぐーちゃん逆に何かある?

 

ぐ:事象レベルでは学びがあるんだけど、自分主体で考えると、「私、広報PRとかそういう仕事しかできないんだ」っていうのが学びで、なんでかっていうと、最初につとめてた会社がそれなりの会社だったんだけど、辞めるときに引き留めをしてもらえたのね。内心はともわれひきとめてくれるじゃん。で、言われたのが、君は、管理職よりも文章がうまい、みたいに言われたんだよね。

 

あみ:へーーー。

 

ぐ:当時持ってたメインミッションは文章書く仕事じゃなかったんだけど、日々ドキュメントを作るっていう仕事はあったから、そこは評価されたってことは、私はもうこの仕事しかできないんだなって思って、思った記憶がすげえある。

 

いやーー。けっこうさ~、なんだろう~、会社員の仕事と個人事業主の仕事って、全然違うたとえば私だと業界、業種みたいなところでずっとやってるけど、すごいリンクするよね。

 

ぐ:Whatというよりhowがリンクする。

 

あみ:結局同じことなんだよね。数値管理でもいいし、言語化でもなんでもいいし、マインドでもいいんだけど、結局一緒だよねみたいな。

 

ぐ:台湾の仕事、会社の仕事両方の視点から、共通する価値が伸びることで、双方フィードバックしているなと思うかなぁ。

 

あみ:わかる。相互が盛り上がるんだよね。

 

ぐ:この先にこんなことが起きたらいいなあってのはありますか?

 

あみ:あーーそうだね、なんかもう本当に今は、なんかねえ、目の前のことに夢中だし、なんだろう。ネガティブな感じで余裕がないみたいな感じっていうよりは、あえて夢中になりたいってとこもあって、自分の中で想像ができない。どうなるんだろう、出も確実に、絶対つながるし、何がつながるっていうのは今の時点ではわかんないけど、確実につながるっていうことは確信できるって感じ。

 

ぐ:えーなんかじゃあ今後もなんか楽しみだね。生きようって思えたね。

 

あみ:ぐーちゃんは?

 

ぐ:あみさんと一緒で、わからないところもありますけど、つながっているっていう確信はあるよね。新卒の時は伝える広めるってことは全く関係ない仕事をしていて、正社員やめて、経歴ロンダリングして笑、台湾のことやったら、会社でも広報になれた。徐々に一つのなんか方向に向かっていけてる気がするから、会社は頑張りたいし、その経験が、台湾のお仕事とか、活動に、楽しくやっていけたらいなって思ってますって感じ。

 

あみ:なんかさー、コアな部分っていうと、色々職種変わってきてはいるんだけど、今振り返って、現在のその会社員の仕事も含めて考えると、わたしって結局、何かと何かを結び付けたいんだなっていう、仕事なんだよね。橋渡し役になりたいみたいな。結局今の会社での仕事も割とその結び付け役みたいな仕事だから。あ、やっぱり私ってそこが好きなんだみたいなのがある。場所が変わっても一緒。

 

ぐ:そこに価値がついてくるって感じだよね。

 

あみ:アジマをやってみて、クリエイターとお客さんをつなげるときに、ただ売りたいわけじゃない。ただ売って、売上の手数料がほしいわけじゃなくて、そこに価値をお互いに見出してつなげたいみたいな。ってことがやりたい。っていうのがすごいつながっていて、結局同じだったんだみたいな。今の会社にいて、そこの価値を自分がつなげたいみたいなのが結局一緒だなーみたいな。

 

ぐ:つながってるんですね。

 

あみ:ぐーちゃんとかもきっとつながってるよね。

 

ぐ:「情報で明日をよりよくする」っていうのができたらすごくいいなって思ってる。

 

あみ:そのキャッチコピーいいね。「情報で明日をよりよくする」。

 

ぐ:一生使うよw

 

あみ:ちょっと私のキャッチコピーも考えてよw

 

ぐ:というわけでお送りしてきました。タピレコのオフレコ、雑談会ということでございました。

 

あみ:はーい!

 

ぐ:タピレコのオフレコでは、皆さまからのおたよりを募集しています。 #タピレコのオフレコ などで、Twitterでご感想をお寄せください。あみさん今日はありがとうございました!

 

あみ:めっちゃたのしかったー!

 

ぐ:視聴者のみなさんにお伝えしたいことがあれば。

 

あみ:そうですねぇ~~~。兼業でいいじゃない!

 

ぐ:兼業でいいじゃない!私からも兼業でいいじゃない。・・・じゃあ、台湾の挨拶で締めますか!それではーーーー

 

あみ・ぐ:下次見!