<実例つき>WEBメディアでインタビューをセンスよくまとめる10のコツー初級編

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TEXT By Megumi.N

 

みなさんこんにちは!タピレコです。今回は「これからWEBメディアにてインタビューをはじめたい!」という方や、「取材自体はできたから、これから記事を作りこみたいけど、どのように編集すればいいかわからない!」とお悩みの方のために、インタビュー記事をある程度センスよくまとめるための10個のコツをこれまでの実例を交えてお伝えしていきますね。 

 

この記事はこんな方におすすめです。

  • 今後、WEBメディアなどでインタビュー記事を作成することを検討している方
  • インタビュー記事初心者の方
  • インタビューを読みやすく仕上げたい!でもどうしたらいいかわからない…という方

 

この記事が、あなたが今日からサクサクとインタビュー記事が編集できる一助となれば幸いです。それではどうぞ。

 

 

 

 

コツ1 記事のトップにキャッチーな写真を配置する

まずは写真を頂く&撮影するなどして、インタビュイー*のお人柄や雰囲気のわかる写真をまずはトップに配置しましょう。

なぜなら、インタビュー記事のトップに出てくる情報は、インタビュイーと読者さんがはじめて出会うとても大事な情報だからです。

 

インタビュイー=取材対象(お話を聞かせていただく相手)のことです。

 

 

<実例>

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 実際の記事:「得意」を優先し、あたたかな人脈が音楽活動へつながるーサウンドデザイナー・MADさん(MADZINE trio)へインタビュー!

 

コツ2 リード文(書き出し)で背景情報とインタビューのコンセプトを明らかにする

写真の次に目に入る情報は、リード文(書き出し)です。

 

リード文では、「インタビュイーの経歴」と「今回、なぜインタビューをするのか」という「インタビューの目的」に触れ、本編に至るまでの思考の流れをさりげなく誘導してあげましょう。

 

なぜなら、書き手側からしてみれば「インタビュイーのことを世に広めたい」という想いをもって発信するので、良いところや好きなところをたくさん知っていますが、よほどの有名人やファンではない限り最初にその情報に触れる方もいるからです。

 

そういう方からしてみれば、唐突に本文が始まってしまうと「えっと、どちらさまでしょうか?」となってしまい、最悪そこで読むのをやめます。

 

まずは、発信する側と読者には予備知識の差があることを認識し、謙虚になりましょう。

 

リード文の作り込みに手を抜くのは、なまいきです。

 

とはいえ、経歴に触れつつ読者の興味を惹く面白い書き出しが思いつけばベストなのですが、迷ったときは、ひとまず下記に示す図のような流れにすることをおすすめします。

 

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また、リード文でよく見られるのが「最大!」「最も注目を浴びる!」「最重要!」などと発信側のエゴが出てしまっているパターンです。私はこういう書き方はあまりしませんが、もしこういった表現をする場合は数字を伴った根拠の書き込みも大事です。

 

なぜなら、大きな情報を渡されると、「これ本当かなぁ…」と疑いの目を持つ人もいるからです。そこで読むのをやめる人もいます。

 

「本当はそうじゃないのに、そう見せたいのかな…」「話を盛ってるのでは?」と疑われることを防ぐためにも、「大きい形容詞と根拠はセット」と覚えておきましょう。

   

コツ3 プロフィールは最初にまとめておく

コツ2にも通じることですが、プロフィールは最初にリード文などにまとめておくことをおすすめします。リード文へ書ききれない情報があれば、リード文の下にガッツリとまとめておくと全体の構成がすっきりします。

 

なぜなら、もし既にそのアーティストを知っている人ならばその部分だけ飛ばし読みができるし、初めて知る方や詳しく知りたい方はじっくり読むこともできるからです。

 

 とはいえ、インタビュー記事で一番伝えたいことは会話の内容となりますので、プロフィールを詳しく書き込む場合はフォントサイズをやや小さくしてまとめるとすっきりして読みやすくなるでしょう。※諸説あります。デザインにしっくりくる形式がベストです。

 

<実例> 

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 実際の記事:「得意」を優先し、あたたかな人脈が音楽活動へつながるーサウンドデザイナー・MADさん(MADZINE trio)へインタビュー!

 

ありがちなNGパターンは、インタビュー本文で無難に自己紹介を盛り込むことです。「ーーまずは簡単に自己紹介をお願いします」「〇〇というバンドでベースを弾いています」みたいな。

 

正直、この時点で読むのをやめてしまう読者もいます。せっかくその後に続く内容が良いインタビューだったとしても、そういうところで損をしていたらもったいないです。取材相手の魅力を出し惜しんでいます。出し惜しみはもったいないですよ!

 

自己紹介はさらりとまとめて、面白い本編にうつりましょう。

 

コツ4 インタビュアーの発言はフォントを青系統にする

 

インタビュアーの発言のフォントを変える/変えないについては諸説ありますが、もし全体のバランスが悪くなければ、青系統にまとめるのもアリとなっています。 

 

なぜなら、青には読者の意識を落ち着かせ、リラックスさせ、集中力を保たせるという視覚効果があるためです。インタビュー記事は長文になりがちなので、私は集中力を保たせる配慮をしています。 

 

<実例> 

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 また、インタビュアーとインタビュイーのフォントカラーに差をつけることで、読者の視線が迷子になりにくくなるという効果もあります。

 

コツ5 適度に改行を入れる

 

人の脳は、長すぎる段落やまとまりすぎている文字の羅列をうまく処理できないと言われています。そのため、大体1段落を25文字×1行~6行以内くらいに収めるようにしましょう。6行の段落の次は1行の段落にするなどしてバランスをとるのもスラスラ読んでもらうコツです。

 

 

 

コツ6 名言は太文字にする

インタビューの中で、特にここ重要!これはぜひ伝えたい!と思ったら、その部分を太文字にしましょう。適度にアクセントを入れることで記事自体が読みやすくなり、読者の頭に内容がスラスラと入ってきやすくなるためです。

 

<実例>

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 引用元記事:ステージへ立ち、故郷への愛情を深めるー茄子蛋 EggPlantEggへショート・インタビュー!

 

ただし、本文中のインタビュアーの発言はよほどの場合を除いて太文字にはしません。インタビュアーの考えを読者へ焼き付ける必要がないためです。

 

コツ7 臨場感が伝わるネタを挟む

 

実際の会話で発生した小ネタを挟むのも技術のひとつです。なぜなら、臨場感の伝わるちょっとしたやりとりなどを挟むことで、読者様の気持ちをほぐしたり、クスっと笑えたり、熱量を伝えたり、頭を休憩させる効果があるなど、「いいこと」が多いのです。

 

<実例>

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実例で挙げた記事のインタビュイー・MADさんは台湾の方ですが、今回のインタビューはすべて日本語でご対応していただきました。

 

その時「キッカケ」という単語をご存知なく、私が中国語で言い直した、という実際にあった流れをそのまま書いています。このエピソードを挟むことで、MADさんが母国語ではないにせよ日本語がご堪能であること(つまり、すごい)朗らかなお人柄(会いたくなる)をお伝えすることを狙っています。

 

コツ8 専門用語には、注釈を入れる

 

特に業界に詳しい方ほどうっかりとしてしまうのですが、読者は「その業界に詳しいお姉さまお兄様ばかり」とは限りません中~高校生が読むことも意識して、専門用語には最低限の注釈を入れましょう。

 

<実例>

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元記事:インタビュー。「音楽で国際交流」の本質とは?"Start Trip Trip"の中の人は台湾×中国出身でした。 

 

 とくにアート関係者にとって、そのジャンルの初心者は潜在的なお客様です。まずは初心者の方へハードルを低くして、それからリピーターになってもらうことを目指しましょう。

 

そんな私も、以前イベンターさんへインタビューした原稿を友人に見せたとき、初心者に配慮しているつもりが「サーキット型イベントって何?」と言われ、公開前に注釈をつけ足しました。

 

とにかく、初心者に優しいインタビューにしましょう。

 

コツ9 お店の名前には公式リンクを貼る

当サイトでは海外アーティストにインタビューすることが多いので、現地の旅行情報やおすすめのお店などについてよく尋ねています。そこでお店の公式サイト、FBなどがあればリンクを貼るのも一つの手です。

 

公式サイトにはたいてい地図が載っているので、実際にその土地を訪れたファンが「〇〇さんが好きなお店に私も行ってみたい」というファン心理をフォローすることもできるからです。読者様ファースト!

 

<実例>

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引用元:傷ついた心に寄り添う-ゲシュタルト乙女にインタビュー。

 

 

コツ10 【重要】タイトルを大事に! タイトルは記事のキャッチコピー!

 

これはインタビュー記事に限った話ではありませんが、タイトルは本文を読んでもらうためのキャッチコピーなので、特に重視したいポイントです。タイトルで読むか読まれないかが決まるといっても過言ではありません。

 

タイトルにはいろいろなつけ方があり、「これが正解」と断言することは難しいのですが、特に私が重視しているのは、以下2つのポイントです。

 

・本質を伝える。

・事実を伝える。

 

そのため、インタビュー中の発言を引用してアレンジする場合もあれば、「これはこういうことだな」と私なりの直観でタイトルを作ることがあります。

 

実例として、最近頂いたお仕事でプレスリリースを書かせていただいたときの思考プロセスを掘り起こしてみます。

 

【出来上がったタイトル】

【来日情報】呼吸するコールド・エレクトロサウンドーMADZINE trioが11月に東日本ツアーを開催・フリーライブも | OKMusic

 

【このタイトルをつけるまでの私の頭の中】 

①まずはMADさんの作品をじっくりと視聴。硬派なテクノサウンドだけど、温かみがあるように感じるな。

www.youtube.com

 

「温かみ」「呼吸」「冷たい」「無機質」「テクノ」「エレクトロサウンド」あたりを入れたいな。

 

②タイトルは目を惹くものにしたいから、「暖かい単語」と「冷たい単語」の対比を軸にしよう。

③仮に「呼吸」を対比させるとすると、「冷たい」「無機質」かな。

冷たい呼吸だとありきたりだし、無機質な呼吸、だと意味が通らないな。

⑤冷たいを英語にして、コールドにしてみたらどうかな。

呼吸するコールド、ならばふわっと韻を踏めて流れが良くなるなぁ。

⑦これに音楽性の特徴を繋げて、「呼吸するコールド・エレクトロサウンド」にしよう。

 

この処理を頭の中で2分くらいでやっています。

 

こういったセンスは数をこなすことで磨かれていくもの(私もまだまだ勉強中)ですが、第一線で働いている方が書かれた文章を読んで成功例などを拝見するのも一つのやりかたです。

 

私が実際に買って愛読しているのは「広告コピーの教科書」です。Amazonなどから購入ができますので、よろしければ皆さんもぜひチェックしてみてくださいませ!

 

 

最後に

今回はインタビュー記事をセンスよく仕上げるコツをできるだけわかりやすくお伝えしましたがいかがでしょうか。 もっとこれが知りたい!ここを掘り下げて!ということがありましたら、当方のTwitterまでお気軽にご連絡をください。

 

また、ここに挙げたコツは一例で、これがすべてというつもりはありません。実際のメディアの雰囲気などにも合わせて、自己流のアレンジも加えてみて下さいね。そして新たなコツを掴んだら、ぜひ私にもシェアしてください。

 

ノウハウや技術をどんどんシェアして、情報発信の質が上がって、皆でセンスが良くなれたら嬉しく思います。

 

お仕事募集しています

最近ライター業をはじめました。もしも当方にご興味をお持ちいただけましたら、まずはお見積りからでも構いませんのでご連絡を頂ければ幸いです。

 

www.tapiocamilkrecords.jp

 

費用感などはこちらの記事にまとめています。よろしくお願いいたします!

 

それでは、再見!