【タピオカこぼれ話 番外編】私は人と違っていることに気付けたから、幸せになれた。(エレファントカシマシ RAINBOWによせて)

(この記事は、以前姉妹ブログに書いたもののリライト版になります)

 

こんにちは!Tapioca Milk Recordsの編集長、ぐーちゃんです。

すばらしい台湾のアーティストに魅せられ

日々音楽情報を発信しています。

 

新しいアイディアを思いつき

一つ一つを形にしていく過程に幸せを感じています。

 

そして、もっとたくさんのことをしてみたいのです。

 

今日はなぜこのような行動に走り始めたのかという

ターニングポイントの一つ。

 

これは、Tapioca Milk Recordsを開設するより

もっと前の話。

 

素晴らしい日本のアーティストに出会い

めちゃくちゃ衝撃を受けた結果、

 

「とある行動」に突っ走り

人様に迷惑をかけ

「私は人と違っているんだなぁ…」

と、自分を嫌いになりかけながらも

 

インターネットのお陰で乗り越え

今は幸せに過ごしているエピソードをご紹介いたします。

 

この記事は、こんな方におすすめです。

 

  • 人と違った感性を持っていて、悩んでいる方。
  • うまく周りに呼吸を合わせられない自分自身にお悩みの方
  • 新生活に不安のある方。
  • 内向型の自覚がある方。
  • 周りに合わせることに疲れた方。
  • 頭の中に大事にしている自分だけの世界がある方

 

それではお楽しみください。

 

【タピオカこぼれ話 番外編】私は人と違っていることに気付けたから、幸せになれた。

(エレファントカシマシ RAINBOWによせて)

 

 

エレファントカシマシという偉大なアーティストがいる。

 

 

私がここで魅力を述べるまでもないくらい

情熱的なファンに深く長く愛されていて

去年は全国を回るツアーが大成功を収めた。

 

(私も実は一公演だけ当選したのだけれど

 イベント当日、39度の熱が出てしまい

 キャンセルせざるを得なかったのであった。)

 

ボーカル宮本の命を燃やすような歌い方が好きだ。

 

「必死」というより、彼はただ、命を全うするために全力で歌っている。

全身をふるわせて歌っている。

 

~そんなエレファントカシマシと私の出会いは、実は会社だった~

 

とある木曜日。

隣の席の同僚が明日、有給休暇を取得するという。

 

いつもしかめっつらで仕事をしている彼の表情が浮足立っていた。

 

理由をそれとなく尋ねると、

エレファントカシマシというバンドのコンサート行くためとのこと。

 

エレファントカシマシについて語る彼の表情は

満面の笑顔だった。

 

「ハイパー仕事人間に休暇を取らせ

 ここまで笑顔にさせる魔力のあるバンドって…?すっごく気になる。」

 

その同僚に「音楽が好きなので、いつかCDを貸して欲しい」とお願いすると

翌週、3枚ほどのアルバムを貸してくれた。 

 

どのアルバムから聴こうか迷った挙句、

当時発売されたばかりの「RAINBOW」をまず再生することにする。

 

1曲目は「3210」というインスト。

2曲目はアルバムタイトルでもある「RAINBOW」だ。

  

www.youtube.com

  

心臓の鼓動が速い。息が苦しい。

音源から伝わってくるエネルギーや情報量が膨大すぎて、

うまいこと文字フィルターで処理できない。 

 

私はどうしてこんなにも

はじめて出会ったアーティストを魅力的に感じるのだろう?

 

私は気づいたらRAINBOWを繰り返し聞き、2時間40分が経過していた。

  

というより、2時間40分もの間

「RAINBOWを聴く」以外の行動を取れなかった。

 

そして、なんとか自分を落ち着かせると

「この感動を、せっかくCDを貸してくれた同僚に伝えなくちゃ…!」

 

と、

好きな音色

好きなメロディ

好きなコーラス

好きな歌詞

各楽器の音色や使い方に対する見解

コード進行の良さ

アレンジのすばらしさを

 

かなり詳細に書いてレポート用紙にまとめていた。

 

一曲に対し、A4用紙1枚分くらいのボリュームだったと記憶している。

 

同僚は喜んでくれるだろうか?

 

人によって感想は違うから、

意見割れを起こすかもしれない。

でも、この感想を一つでも共有できたらすごくうれしいな。

 

そして週明け。

「〇〇さん、大事なアルバムを貸してくれてありがとう。

 本当にすばらしいCDだったので、一曲分だけ感想を書いてきました。」

 

とレポート用紙を渡すと

 

同僚はめちゃくちゃ引いていた^-^

 

この話を、地元の友人にしたところ

 

「お前さ、それ、当たり前だよ。

 

 音楽って普通、全体の雰囲気で好きか嫌いかを聞く人が多いよ。

 あとは好きなアーティストかどうかとか。

 

 曲のディティールを突き詰めるのはお前の自由だけど、

 そんな感想渡されたら、それは引く人もいるって。

 

というコメントされるという悲しい結末を迎えた。

  

それまでの28年もの間、私のような音楽の聴き方が普通だと思っていた。

だって誰も教えてくれなかったんだもん…。

 

それ以来、人と音楽の感想を話し合うことがちょっと怖くなった。

(この人はどういう音楽の聴き方をするのだろうか?)と探っているうちに

会話は終わり、音楽に対する意見は実生活で一つも言えなくなった。

 

しかし、その一方で

インターネットで自己表現をすると

しっくりくる機会が増えた。

 

たとえば、当サイトの

おすすめ台湾音楽10選」、「おすすめネオ渋谷系音楽10選

あるいは「おすすめ国内インスト10選」は、

常にアクセス数上位の記事だし

 

あるいは、Twitterで音楽情報をつぶやくと何かと反応してもらえることも増えた。

 

ひょっとしたら私は、インターネット向きの人間なのかもしれない。

 

実生活では人に迷惑をかけてしまったけれど

「インターネット」だったら

意見を言っても許されるのかもしれない。

  

一連の失敗と反省、気づきの上に

Tapioca Milk Recordsは生まれた。

 

まだ、開設3ヵ月のよちよち歩きの当サイトだけれど

多くの方の応援と、ご理解を頂き

走り続けることができている。 

 

だからこそ、同僚にはすごく感謝してるし

逆恨みする感情なんてまるでゼロで

いつかあのときは本当にごめんね、

大事なことに気付かせてくれてありがとうとお礼を言いたいと思ってる。

 

あの日、

同僚にエレカシのCDを借りなかったら?

自分の感性のままに感想を書かなかったら?

同僚が私と同じタイプだったら?

 

そもそも、エレファントカシマシというアーティストが

存在しなかったら?

 

彼らはすばらしいアーティストであるだけでなく

私の恩人だと思う。

 

「人と違う自分」を表現するのって

本当に怖い。

 

だけど、失敗や恥ずかしい想いを乗り越えた先に

幸せがある。

 

だから、私は今日も

音楽を聴いて生きていこうと思う。

 

 

おまけ

 これは同僚に渡していないけれど、

 私なりにエレカシの「地元のダンナ」と「RAINBOW」を比較し、

 違いや特徴をまとめたものです。

 荷物を整理してたら出てきたので載せてみます。

 

 頭の中身がよく表れてると思う。

 

f:id:guguco:20180401161738j:plain

 

Recommend♪ 

当サイトの隠れた人気シリーズ、タピオカこぼれ話シリーズはコチラ。

www.tapiocamilkrecords.jp

 

おすすめ10選系記事はコチラ。

www.tapiocamilkrecords.jp

www.tapiocamilkrecords.jp

www.tapiocamilkrecords.jp

 

FOLLOW US♪