こんにちは、タピレコの中の人です!
あのー、すみません、明後日なんですけど、7月9日(金)の夜20時から、台湾原住民族にルーツを持つシンガーソングライター、イリ―・カオルー(Illid Kaolo/以莉高露)のオンライントーク&弾き語りライブがあるって話、ご存じだったりします…?
『台湾金曲奨受賞のIlid Kaoloによる最新アルバム制作秘話トーク&弾き語りライブ』
日時:2021年7月9日(金)20:00~21:00
場所:Zoomウェビナー 無料参加
申し込みURL(無料):https://hibikiculture-ilidkaolo0709.peatix.com/
イリー・カオルーは台湾原住民族、アミ族にルーツを持つ女性シンガーソングライターです。現在台湾台東に住んでいる彼女がこのたび、クラウドファンディングによりニューアルバム『尋找你 Longing』をリリース。彼女にとって3作目のアルバムとなる本作では、初の試みとなる音楽による短編小説集に挑戦。
この短編集では、「記憶」からひろがる世界をテーマに短い小説を先にいくつも書き、そのなかに浮かび上がった歌詞をもとに曲を制作したとのこと。テーマは、「太平洋戦争末期に日本軍の輸送船に乗り、グアム島の東南に位置するチュークに沈んだ実在の台湾人男性」、「アミ族の神話『女人島』」、「出せなかった一通の手紙」…など。
そしてこのたび、7月9日に行われるオンラインイベントでは、制作秘話トーク&弾き語りライブを行うとのことです。うん、聞きたい。特に短編小説についてとか、結構聞きたい。
本イベントには、イリー・カオルーご本人のほか、アルバムプロデューサーのチェン・グァンユーさん、4曲のギター、編曲を手掛けた小池龍平さん、音楽評論家の関谷元子さん、そして小説の翻訳を手掛けた⽂筆家、栖来ひかりさんが登場。いや~~メンツが強めですなぁ。
なお、この様子は、誠品生活日本橋FORUMと、ZOOMウェビナーで観覧できるとのことです。ちなみに誠品生活は満席です。
実は本件、少し前から告知されてたいたようなのですが、ちょっとその…個人的に仕事が激忙しく…^^;、マネージャーさんからFacebookあてにご連絡を頂いて知りました。なんなら3回くらい未読スルーしてしまった…申し訳ない…!
で、やりとりさせていただくなかで、微力ながらイベントの告知を盛り上げにご協力できれば…!と思い記事を書いている次第です。
とはいえ!タピレコの読者さん、イベント情報だけ載せても満足してもらえないだろうなあ、挑戦的なことがしたいなー、
というわけで今日からイベント当日までの3日間、「カウントダウンブログ」として、イリーカオルーさんについて何か書きたいと思います!!
今思いついたので、企画倒れになる可能性も…(笑)そうならないように、Twitterで応援いただけますと幸いです!
本日、1日目のテーマは、「イリ―・カオルーについて」。ご本人のプロフィールや活動歴を簡単に紹介できましたらと。
あと今仕事前にめちゃくちゃ急いで記事書いているので、微妙に誤字とかあったらすいません!Twitterで優しく教えてください!
イリー・カオルー(Illid Kaolo/以莉高露)は、幼少期をアミ族の集落で過ごし、台湾原住民族文化にルーツを持つシンガーソングライターです。7歳に台北へ移住したあと、2011年以降宜蘭での生活を経て、現在は台東へ。台東の美しい海に囲まれ、農業と子育て、そして音楽活動を軸に生活を営んでいるそう。
(出典元:https://www.facebook.com/ilidkaolo/)
BIGROMANTIC RECORDSのインタビューによると、台湾原住民族の舞踏集団「原舞者」に所属していた20歳ごろから歌をはじめたとのこと。
音楽的な活動歴&表彰歴をざっくりまとめると、
- 2011年に1stアルバム『軽快的生活 My Carefree Life』を発表。金曲獎の「最優秀新人賞」「原住民歌手最優秀賞」「原住民語アルバム最優秀賞」を受賞。
- 2015年、2ndアルバム『美好時刻 A Beautiful Moment』を発表
- 2017年にFUJI ROCK FESTIVAL出演、畠山美由紀と共演
- 2018年、元ちとせをゲストに迎えた公演を実施
- 2019年、代官山TSUTAYAで行われた「平成台湾100アルバム展」に、台湾音楽の歴史に貢献したアルバムとして『美好時刻 A Beautiful Moment』が選出
- 2020年、「ミュージックマガジン」特集、台湾インディの100枚 ※に『軽快的生活 My Carefree Life』選出 ※台湾音楽の有識者で選出、日本人の方がディスクレビューを書いた企画
というわけで実力はおすみつきです。
台湾アミ族の生活をルーツに、降りてきたインスピレーションを存分に生かして書かれた楽曲は独特のリズム感を持ち、聞き手の心を癒します。
というわけでこのたびリリースされた3rdアルバム『尋找你 Longing』も、そのパッケージや短編小説に、言葉とリズムの魅力が活かされています。
(サンプル盤を頂いてしまいましたッッッ…!!!)
明日は、この短編小説を読んだ感想をお伝えし、イリー・カオルーの世界に一歩踏み込んでみたいと思います。
それではまた!今日も一日がんばりましょ。