【結果発表】1分以内に台湾インディのディグをはじめよう!「台湾インディーズ音楽カオスマップ2020年版」を公開!

台湾インディーズ音楽カオスマップ2020


Tapioca Milk Recordsでは、2020年12月30日に「台湾インディーズ音楽カオスマップ2020年版(英文:Taiwan Indies Music Chaosmap 2020)」を公開したことをお知らせいたします。

 

近年日本でも注目されている台湾のインディーズ音楽について、読者様投稿や、独自取材をもとに、約200アーティストの情報があつまりました。

 

JPG版

台湾インディーズ音楽カオスマップ
JPG版では、ジャンル別の分類から、どのようなアーティストがいるのかを見ることができます。

マップの形状は、台湾地図をイメージしています。

台湾地図

 

 

■JPG版の転載について

当マップの転載と再配布を、大歓迎致します。ただし、二次加工はご遠慮下さい。

・SNSへの転載:Twitter、Facebook、Instagramなどへご自由に転載ください。(クレジットは消さないでね)

・Webサイトへの転載:ご自由に転載下さい。出典元として、「Tapioca Milk Records」の表記と、https://www.tapiocamilkrecords.jp/ へのリンクをお願い致します。

・その他の利用:管理者までE-mailにてお問い合わせください。 tapiocamilkrecords@gmail.com

 

オンラインホワイトボードツール:Miro版

 

オンラインホワイトボードツール:Miro版では、音源への直接遷移やコメント機能など、より高度な遊び方を簡単な操作でできます。

Miroのアカウントをお持ちではない方も、アクセスすることが可能です。

 

Miroとは、オンライン上で1つのボードを共有できる便利なツールです。世界を代表する企業でも多く取り入れられています。

 

↓「See the Board」をクリックしてマップをプレビューできます。

 

【Miro版の遊び方】

(1)「Taiwan Indies Music Chaosmap 2020」にアクセスする。 

URL:https://miro.com/app/board/o9J_lalg4FE=/

台湾インディーズカオスマップの遊び方・1



 

(2)マップを拡大する。

  ※右下の「+」で拡大、「ー」で縮小します。

 

台湾インディーズカオスマップの遊び方・2

 

Point:マウスホイールの操作でも、拡大/縮小ができます。

 

 

(3)アーティスト写真の右上には、音源ページ(Spotify/Bandcamp/YouTubeなど)へのリンクが設置されています。

アイコンをクリックすると、音楽プラットフォームの画面が、別ウインドウで開きます。

 

台湾インディーズカオスマップの遊び方・4

 

Point:アーティスト名の読み方がわからなくても、音源のページに直接遷移できます。

 


(4)マップへあなたの意見を残すことができます。

 

各アーティストへのコメント

(1)アーティスト写真を右クリックして「Add comment」を選択。

(2)コメントを入力する。

 

台湾インディーズカオスマップの遊び方・4

Point:読者様投稿で頂いたコメントを埋め込んでいます。 他の方のコメントを参考にぜひ、あなたの感想も書きこんでみてくださいね!

 

マップへのコメント

マップへのご意見・ご感想は、画面右下の「台湾の郵便ポスト」の画像からコメントをお願いします。

 

たとえば、「〇〇というバンドも取り上げてほしい」などの意見を記入することで、管理者に対応を促すことができます。

 

台湾インディーズカオスマップの遊び方・5

 

 Point:記入したコメントは即時公開・反映されます。

 

Spotify Playlist


マップに掲載したアーティストを纏めてチェックできるプレイリスト

Taiwan Indies Music Map BEST 2020/台湾インディーカオスマップ on Spotify」を作成致しました。

 

Playlist URL:https://open.spotify.com/playlist/6vhhUdgm0PTEGrNuL1OZUm?si=QtH3rDQ2Q1OTptJO7JylLQ

 

180曲以上あります。ぜひフォロー頂き、ゆっくりご視聴いただけますと幸いです!

カオスマップ制作のコンセプトと背景

<コンセプト>

今回、「台湾インディーズ音楽の紹介」にまつわるペインを解消するために当マップを制作しました。

コンセプトは、「バランスの良い情報源から、誰もが1分以内に、自分の好みに基づいて、台湾インディーズ音楽をディグれるようになること」です。

 

<日本における台湾インディーズ音楽紹介の状況>

音楽リスナーの多くは、おすすめ情報を起点に新しい音楽を聴きはじめます。

その情報源は、記事やプラットフォーム、口コミなどさまざまです。

 

海外の音楽情報を得ようとした場合、一般的にリスナーは、日本語にローカライズされた情報を取得することで、アーティストや作品に対する理解を深めます。

 

台湾のインディーズ音楽においては、2010年代以降、音楽関係者、メディア関係者などのアプローチにより、関連情報が日本へ広がりはじめました。

 

台湾発音楽メディア「Taiwan Beats」が日本市場に参入した2019年以降は、情報の量・質・スピードも向上しています。

 

こうした状況のなか、音楽関係者やリスナーから、「日本で紹介される台湾音楽アーティストが偏っている」という感想が生まれています。

 

確かに、現在、日本で紹介される台湾の音楽情報は、その一部にすぎません。

 

とはいえ、音楽業界・出版業界が縮小傾向にある昨今では、台湾のインディーズ音楽情報を、日本のそれと同様かつ平等に充実させることが困難であることは想像に難くありません。

 

<Tapioca Milk Recordsが解消できるペイン> 

 

2018年に開設したTapioca Milk Recordsでは、「台湾の音楽にまつわる一次情報を伝え、読者さまの声に(可能な範囲で)応えること」を提供すべき価値として運営しています。

 

2020年春に実施した「ミュージック・マガジンに載らなかった台湾音楽の(大体)100枚」では、あらゆる意見を歓迎することを前提とした企画を行いました。そして、台湾の音楽情報を、利害/忖度なく紹介することができました。

 

この企画は、国内だけではなく、台湾・中国からも注目を浴びる結果となりました。

 

これまでの経験をベースに、「更に多くのアーティストを扱う」ことを主眼においた企画を展開することで、従来よりもバランスよく、台湾の音楽シーンを可視化できると考えました。

 

そしてそのためには、「カオスマップ」の形式が最適であろうという仮説のもと、当プロジェクトを実施致しました。

見せ方としては、一定レベルにジャンル分けされた集合体で、各アーティストの世界観(ビジュアル)がわかる状態が良いであろうと考えました。

 

読者様投稿について

本企画のTapioca Milk Recordsの読者様へ投稿を募りました(「台湾のインディーズバンドカオスマップ2020年版 掲載バンド/アーティストを大募集!」)

おかげさまで多くのアーティスト情報が集まり、マップ情報が充実しましたこと、心よりお礼申し上げます。

 

投稿時に、お名前の掲載について許可頂いたみなさまを、ご紹介します。

 

ぱんだ隊長さん

らぱそさん

齋藤 友則さん

タイ人になりたいよしださん

小帆さん

渡辺亮介さん

クワタナオノリさん

chidorianさん

HRKさん

shinobu.zhongpingさん

(ご投稿日順)

 

また、匿名希望の方からも多くのご投稿を頂きました。

ご協力を頂きましてありがとうございました。

 

デザインディレクション

制作ツールの選定からデザインの監修まで、エンジニアの深谷泰士さん @tai_fukaya にサポート頂きました。

おかげさまで多くの情報を扱うマップを、時間に余裕のある状態で纏めることができました。

持つべきものはハイスキルの友人です。

お忙しい中のご協力をありがとうございました!

 

取材協力 

マップの品質を高めるフェーズでは、台湾と日本を行き来して音楽活動を行う皆様へ、チャットやオンラインミーティングで取材をさせていただきました。

 

早川徹さん(東京中央線

www.youtube.com

 

笛岡俊哉さん(AKNIT

www.youtube.com

 

劉堅白さん(Dope Purple

www.youtube.com

Grateful End | Dope Purple | WV Sorcerer Productions 巫唱片

 

 

MADZINEさん

www.youtube.com

 

Brien Johnさん(音楽ジャーナリスト)

Brien Johnさんは、「URBAN UNION 節奏藍調在台同鄉會」などで多くの文章を発表し、現在は海外音楽マーケティングプロジェクトの最前線で活躍しています。

 

お忙しい中のご協力を頂きましてありがとうございました!

 

最後になりましたが、このマップがより多くの皆様にとって、新しい台湾ミュージックと出会うきっかけとなりましたら幸いです。

2020年の締めくくりにふさわしい企画となりましたこと、心よりお礼申し上げます。

皆様、本当に、ありがとうございました!

それではまた。良いお年をお迎えください。