進化系シティポップがお好きならば台湾の「ZANI」には置いて行かれないべき

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Photo by Sam Chan

TEXT by Megumi.N 

 

「也許我們都明白,那漂浮的半心,
就在我們最想念、最嚮往的人、事、物那裡。」

 

(もしかしたら、私たちは知ってたのかもしれない。

あの漂っている「心の半分」の中に

いちばん思い焦がれて、

探してる人/事/モノが詰まってるってことを。)

 

ーZANI「半心」Youtubeキャプションよりー

(意訳タピレコ)

 

好きなバンドの良さが知られるのは、これからかも!

 

みなさんこんにちは。タピレコです。

 

先日、台湾のインディーズアーティストを中心に贈られる音楽賞、金音創作獎 Golden Indie Music Awardsの受賞者が発表された。受賞者ならびにノミネートリストを見ると今年大活躍をしたアーティストたちの名がずらり。納得感もそこそこ高い内容となっている。

 

ただ、どうしても気になることが一つだけある。それはZANI 渣泥が…私のZANIの名前がどこにも入っていないのである。

 

私は泣き崩れた。その後ショックで3日間ほど小籠包以外の食べ物が受け付けない体となったほどだ。

 

しかし、ここで「不服だ!!」と怒るのは三流の証。だって海外の賞だし、外国人が頼まれてもいないのに口出しをするのはすごくずうずうしいと思うから。(何事もまるくおさめるのが大事、謙虚は美徳、初心忘るべからず、朝は元気よく挨拶から。)

 

だからね、せめてこの場に訪れていただいたタピレコの読者様だけにでも、ZANIはガッツリ知られてほしい。だって個人的にめっちゃ好きだからね!!

 

 

 

 

推せる女性ボーカル台湾シティポップ、ZANI

 

いま、台湾・タイ・インドネシアなどのアジア各国の音楽好きの間で日本風のシティポップが流行しているようだ。そして、台湾の「若手」「シティポップの要素があるバンド」かつ「センスが頭一つ抜けている女性ボーカル」といえば、Sweet JohnJADE EYESそして今回ご紹介するZANIと捉えている。※個人の感想です。

 

さてうんちくはともかく、2017年に公開されたEP「半心」より、リードタイトルの「半心」を聴いていただきたい。

 

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いかがだろうか!ボーカルのRoxi、Perfumeのあーちゃんに似ているでしょう。

 

せっかくPerfumeの話が出たので補足すると、2018年、ZANIはアジアのスーパーバンドMaydayが主催しPerfumeも出演した大型の音楽フェス「超犀利趴 SUPER SLIPPA [スーパースリッパ] 9」へ出演している。

 

またSUPER SLIPPAのみならず、夏フェスのWake Up Festivalにも出演していましたね。そのWake Up Festivalでのライブ動画がコチラ。

  

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とくとご覧いただきたい!ライブ動画でもやっぱりあーちゃんに似ているだろう。なんなら笑顔だとよりあーちゃんにそっくりだ。

 

そんな話はさておき、このライブ動画を見て貰えたら、Roxiの魅力やタレント性がばっちり伝わってくると思う。一度耳にしたら忘れられない「思春期を迎えた女子の不安定な心」が思い起こされる声質や歌い方が良い。

 

また、楽曲が深いところに行きすぎないところも良い。

 

「深いところに行き過ぎない」というのは、「浅い」という意味ではない。「わかりやすいところまで昇華している」ということだ。

 

たとえば、進化系のシティポップという大きな括りでは、日本のセラニ・ポージは割と玄人好み&世界感も不思議に寄っていて、ついていけない人も多いかもしれない。(私は好きです。)セラニはそういった音楽性が好きなファンへ発信している。(私はめっちゃ好きです。)

 

一方、ZANIはほどよくポップでロックだから、他の人にもおすすめしやすい。

 

言い換えれば、お母さんにおすすめできるというところだ。たとえば、手元にセラニとZANIのCDがあったとして、「お母さんとのドライブに持って行くCDをどちらにしようかな」と悩んだとき、私ならZANIを選ぶ。 聴きやすいからだ。

 

(セラニはネオ渋谷系が好きな幼なじみとのドライブに持っていきます。)

 

シティポップを好む層にとどまらず、個性的な女性ボーカルが好きな女性たちC-POPシンガー好きのおにいさまおねえさま邦楽ロックファンなど幅広い層に刺さる可能性を秘めている良いバンドだと思う。

 

ちなみに、Roxi以外の他のメンバーも負けないくらいのなかなか濃いキャラ揃い。

 

たとえばドラムの誠誠 ChaChaはドラムの演奏のみならず作曲にも長けていて、高校卒業記念ソングを創ってしまうくらいの実力の持ち主。

 

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クオリティが、高すぎる…!!

 

それからタトゥーが入っているベースの卡王 Ka Wang。怖い人なのかな…と思ったところ、ZANGIEFというメタルバンドにて活躍中。一見風貌がカタメのメタラーはいい人と古今東西決まっているのである。

 

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また、ギターの樂冰 RobinはRoxiとともに以前「本能」というバンドでギターと作曲を手掛けていたらしい。こちらから当時の音源が聴けます。洋ロックかつ全編英語詞で、日本人の耳にもなじむと思うから、ぜひチェックしてみて下さいませ!

 

    ↑このあたりにある再生ボタンをクリックしてみて下さいませ。

 

血の通ったシティポップ、ZANIは気付いたら大きな存在となっていそうです。だから、日本の皆さんも定期的に情報をフォローしていこうではありませんか!?というわけでオフィシャル情報はコチラ。

 

ZANI Official 情報

Facebook:渣泥 ZANI - ページ情報 | Facebook

Youtube Channel:ZANI渣泥 - YouTube

 

1st EP「半心」のストリーミングはこちらから。

KKBOX:https://goo.gl/gCFD7X

Spotify:https://goo.gl/qmXZ4t

Apple Music:https://goo.gl/jJz3ku

MOOV:https://goo.gl/89BYBp

SHAZAM:https://goo.gl/wcNuoz

TIDAL:https://goo.gl/QZs2Lv

Indievox: https://goo.gl/6vTRg4

Streetvoice: https://goo.gl/t5wWBh

 

それでは、再見♪

 

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